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彼と喜びと絶望との繰り返し  作者: 青木 綾
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楽しい時間と不思議な感覚

序章ですが、次への展開は早いと思います。彼氏との内容を濃く書かず、本題へ入りたいと思っています。まだ本題へは少しずつもっていくつもりです。

私には1つ年下の彼氏がいた。彼は、年下とは思えない程、尽くしてくれてとても優しかった。かっこよかったし、育ちも良かった。彼との始まりは、音楽仲間とのオフ会からであった。

数年前に某サイトの影響で、人々は学生から社会人まで、その交流サイトで日夜仲間を探していた。私もそのうちの1人であり、東京へ来てから仲間が欲しいと思い、音楽仲間を探した。彼は、既に私より先にそのオフ会の参加者であり、他にも数名の音楽好きが居たが、私は飛び込みで1人で参加した。そういう事には、性格的なものか、若さだったのか、特に怖さというのもなかった。

一次会で飲みをして、二次会ではカラオケをした。彼とは別の部屋になってしまったが、私は日頃のストレスもあり、ただただ、その場を楽しんだ。三次会へ行くかどうか、迷っている時に私は流されやすいという事もあり、また、飲み会へ参加した。他の女子は帰り数名の女子と数名の男子とで行きつけの音楽バーへ行った。酒には強くないのだが、それにも増して楽しさの方を味わいたかった。

その中でかかっている音楽にノッて楽しむ人もいれば、個室のようなところで、休む人もいた。行きつけだったから、個室も使用可能なようだった。

私は、新しい世界に飛び込んだようで、これまでにもない興奮と楽しさでいつまでも居たいと思った。しかし、途中から女子も段々減っていき、いつしかそのオフ会の参加者で女子は私一人になっていた。他の女性客もいる事と、酒に強くない私が踊ったりしながら遊んでいた事もあって気付かなかった。個室で休んでいるオフ会の男子とも既に打ち解けて、なんとなく安心感のようなものもあったせいだろうか。私は眠くなって来てしまい、ウトウトしていた。

主人公の年齢や細かな事はまだ書かれていません。どんな人物か想像していただけたらと思いますが、後々わかると思います。

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