第19話 「魔武器屋 『ガラード』」
期間が空いてしまい申し訳ございませんでした。質屋での交渉を終えた続きからです。
追記:誤字を訂正しました
質屋を出て、二人は魔武器屋を目指し歩き始めた。最初の聞き込みの時に場所を聞いていた二人は迷うことなく魔武器屋『ガラード』に辿りつくことができた。この国一番の魔武器屋らしい。
『ガラード』の前まで来ると、お勧めの魔武器だろうか1メートル程ある両手剣用の大剣が窓のところに飾られていた。二人はウィンドウショッピング感覚で窓の傍まで来てその魔武器を見てみる。お値段なんと50000ユール。
(くっそたけぇ!!)
奏多たちの手持ちは二人合わせて10000ユール、一人5000ユールと考えると倍の値段だった。大剣の値段を見た奏多は自分たちの手持ちに不安を覚えつつ、店の中へと入っていく。
店に入って目に飛び込んできたのは辺り一面が武器、武器、武器、武器。とにかく様々な種類の武器だった。ショーケースの中から壁まで武器で埋め尽くされている。店の中は昼間だと言うのに薄暗く電気のような光源となる物は置いていなかった。店主の姿は見当たらない。
アスカが店中に響く声で挨拶するが、
「こんにちはー!! 誰かいらっしゃいませんかー!!」
――返事はない。
「店やってないのか?」
「それだったらお店なんて開いていないわよ。誰か来るまでここで待たせてもらいましょう」
留守なのかと思ったが、店の外には営業中の札が掛かっていたことから店のどこかにいると思われる。仕方なく店内を物色しながら店主が帰ってくるのを待つことにした二人。
「おぉ~色々置いてあるな!!」
奏多はさっそくカウンター脇にある魔武器が展示されたショーケースまで近づき、目を輝かせている。
「さっき奏多も魔鉱石の原石見たでしょ? 私が買い取ってもらったやつ。あれを加工して魔武器にするのよ」
先ほど質屋で見た淡い青色の微妙に透き通った鉱石の事だ。あれが最終的に魔武器になるらしい。確かに置かれている魔武器をよく見ると微妙に青みがかっているものが多い。
「へぇ~。アスカは作れないのか? 魔武器」
「私は鍛冶の技術を持っていないから魔鉱石からの作業は無理よ。最初から魔武器としてあったものが壊れたなら魔法で軽く修復ぐらいはできるけど」
二人がそんな話をしていると、
「……らっしゃい」
店の奥の陰からのっそりと店主らしき老人が現れた。今まで見てきた店の店主、主人よりも断トツで目つきが悪く、営業スマイルなどというのも一切していないのでかなり無愛想に見える。
白髪の角刈りで身長は二人よりも数センチほど高く、上からの目線というだけでかなり威圧感があった。顔には皺ができており、特に眉間辺りが多い。日に焼けたような小麦色の肌に、堅そうな筋肉質の腕。肌に密着するほどきつそうなの黒いTシャツ、ジーンズ、サンダル姿だった。
(やけに目つきの悪いジジイだな……俺の苦手なタイプ……)
口には出さなかったが、あまりいい印象を持たなかった奏多。顔をしかめて一歩半距離を取る。
アスカの方は嫌な顔一つせず、にこやかに話しかける。
「こんにちは。この店の人ですか?」
「……この店を経営しているガラードだ」
「ガラードさん、魔武器の購入を考えているのですが見学させてもらっても大丈夫ですか?」
「……好きにしな」
「ありがとうございます」
言葉づかいもぶっきらぼうでつくづく愛想が無いように見えたが、それでもアスカは笑顔を崩さずお礼を言う。二人は引き続き魔武器見学を再開した。
店主のガラードは店の椅子に腰を掛けると、その辺にあった魔武器を手に取り手入れをし始める。
魔武器見学を再開した奏多は、これでもかというくらいショーケースに顔をつけながら一つ一つ魔武器を見ていく。
「長剣に短剣、刀、槍、斧、弓、メイス、戦槌、杖、盾……まだ他にもあるのか」
ゲームの知識とはいえ武器には少々詳しい奏多。ここに来るまで役に立ってこなかったファンタジー知識が少しは役に立つ時が来たようだ。
「その中でまた両手剣、片手剣、細剣、大太刀、小太刀、etc.……色んな種類に分かれるわね。人によって戦闘スタイルも違うし、使いやすさもある。ただ、大抵の旅人の場合は持ち運びに便利な短剣やナイフ辺りは持っているわね。身体の何処か見えない場所に工夫してしまっておくのに便利だし」
「アスカも身体のどっかあんのか」
「それは秘密」
アスカは笑いながら右手の人差し指を口に当てる。
「秘密って……おっ、銃まであるじゃん!!」
奏多の視線の先には銃弾が六発装填できるリボルバータイプの銃が置かれていた。店の外から入る微かな日光を浴びながら銀色に光り、何とも重々しい雰囲気である。
「……銃は最初はやめておいた方がいいわよ。扱ったことのない奏多なんか特にね。それはある程度練習して当たるようにしないと」
「そ、そうなのか……奥が深いな魔武器。でも、全部普通の武器に見えるよなぁ」
店の魔武器を見ながら、奏多は自分がいた世界の武器と比べる。と言ってもネットやゲームの知識なのだが、少なくとも見た目はそんなに大差なかった。
「普通の武器としても使えるわよ。魔力を使えば魔武器として魔法が使えるし」
「例えばさ、魔法を使う時にこういう剣とかはどうなるんだ?」
奏多はショーケースに飾られた一本の両手剣を指差す。
「剣の場合、炎や水とかの魔法を剣に纏いながら戦うわね。あとは纏った炎や水を遠距離から放つこともできるし」
「何らかの力が付与されるのか。俺は炎みたいに派手なのとか……雷みたいな電撃とかがいいかな~」
奏多は自分が魔武器を持ちながら魔法を使う姿を想像し、一人興奮する。
一方アスカは、
「――雷、電撃……」
その単語を聞いた途端、表情が曇る。
「ん? どうした? 大丈夫か?」
それに気づいた奏多はすかさずアスカの心配をするが、彼女は奏多の声を聞くとハッとしながらいつもの顔に戻った。
「あぁ……いえ、なんでもない。何の力を付与するかは使用者のイメージによって決まるわね。炎だけ使うスタイルの人もいれば、複数の種類の魔法を組み合わせる人もいるわ。ただ、複数の魔法を組み合わせるのは難しいから、最初は一つに絞った方がいいかも。だから普段からイメージトレーニングは怠らないこと」
腕を組みながら教官のように指導するアスカ。
「アスカのあの鉄扇とかは?」
奏多は前にアスカが化け物を倒す時に使っていた武器を思い出す。以前の質問タイムの時にも魔武器の説明を聞いたがあの時はザックリとした説明だった。
「アレは特注品。風魔法専用の魔武器よ。風を操って相手を切り刻むのとかに使うの。別に所持数とか決まってないから戦闘スタイルに合わせた魔武器をいくつか持ち合わせているわ。幸い、大きい魔武器でも異空間に仕舞っておけるしね」
少々物騒な事を言いつつウエストポーチをポンと叩くアスカ。
「魔法が直接使える上に、魔武器も使えるとかいいよなぁ……」
「ほぉれ、説明はこのくらいにして。奏多はどういう魔武器がいいとかあるの?」
羨ましそうに奏多が見てくるのに対し、アスカは彼にどのような魔武器が良いのか聞いてみる。
「うーん。今の話聞いているとナイフや短剣は必要そうだしな。候補には入れとくか。となると無難に両手剣か片手剣か刀かな。片手剣二本で二刀流とかどうよ? カッコよくない?」
奏多は壁に掛けられた二本セットの短剣を今度は指さす。が、アスカは首を横に振ると、
「剣はいいとして、カッコよさで選ぶのはやめなさい。それに二刀流は初心者には無理。力負けしかねないわ。奏多はせっかく動きが素早いんだから、それを活かすために持つなら一本で十分」
厳しめの評価をする。
以前『ラパーシ』の西の区域で奏多の戦い方を遠くから見ていたアスカ。彼の普通の人ながら回避に長けた運動能力だけはそこそこ評価していた。
「夢の二刀流が……無念。じゃあ、ここはいっちょ魔法使いらしく杖は?」
今度は壁に立てかけてあった杖を手に取る奏多。軽くヒョイッと振ってみる。
「杖ならまぁ……でも大抵は召喚士向けよ、それ」
「召喚士? ってことは何かを呼びだすのか」
奏多は杖の先から自分の身の丈以上もあるゴーレムや、全身が水でできた妖精のようなものが出てくるのを思い浮かべる。
「そう、よく知っているわね。杖を媒介にして精霊とか、魔獣とか召喚するの。ただ、それらは自分の意思を持っているから扱いが難しいし中には言うことを聞かない奴もいる。強い奴だと特にね。最初から召喚士を目指す人は小さい頃から勉強しているし……普通の魔法も使えるけど、それなら杖を使わずに直接攻撃した方が早いわ。それに魔力のない世界じゃ荷物、ただの役に立たない棒切れに成り果てるわよ」
考えれば考えるほど魔武器の選択範囲が狭まってくる。おまけに旅人初心者の奏多は自分の戦闘スタイルがよく分かっていないため、自分に合う魔武器すら分からない。
「うーん……やっぱり一般人の俺にはハンデがありすぎるぞ。扱える魔武器が制限されちまう」
「あとは、ここの魔武器屋じゃなくて他の異界の魔武器屋をあたって自分に合うやつを探すしかないわね」
「ううーん……」
奏多は唸りながら両手を組み、考え込んでしまった。すると、後ろのカウンターから
「……お前さんら、旅人かい?」
今まで二人の会話を黙ってみてきたガラードが声をかける。
「えっ、えぇ。そうですけど……?」
突然話に入ってきたガラードに戸惑いながらも答えるアスカ。
「んで、見ていた限りそこのあんちゃんは旅人初心者か……」
「あぁ。俺、ついこの間旅人になったばかりなんだ」
「なるほど……あんちゃん、こっち来てみぃ」
納得したガラードは手招きして奏多を自分のもとへと引き寄せようとする。
奏多は嫌々ながらもガラードが座っているカウンターの椅子の前まで行くと、ガラードは奏多の服の上から二の腕や脇腹、胸筋、太ももを触り始めた。
(????)
自分が何をされているのか理解が追い付いていない奏多は頭の上に疑問符を並べている。
アスカはそれを離れた場所から見守っていた。
「ほーう……身体つきは悪くないな。特に足はそこそこ鍛えられている」
「足……あぁ、スケボーとかサーフィンとかのせいかな……あとはダンスサークルとか入っていたから身軽に動ける方だと思うけど……」
足が鍛えられていると聞き、それに関連することを思い出す奏多。近所の公園で高校生がスケートボードの練習しているのを見ていた奏多は、小学生の頃から友達とスケートボードの練習をしていた。大人になるにつれて周りの友達はやめていってしまったが、奏多だけはやめることなく技を磨き続けていた結果、高校性の時に地元で開催された大会で準優勝と好成績を残したこともある。
サーフィンは奏多の兄、要の趣味というのもあって奏多が中学生になってから電車で一時間かけて兄弟仲良く海へと練習しに行っていた時期もあった。
それら全部、自分がいた世界の懐かしい思い出の一部になりつつある奏多。思い出しているうちに、またスケボーがしたいな、という欲求が少しだけ強まる。
思い出に浸っていた奏多だったが、ガラードの言葉により現実へと引き戻された。
「ふんっ、腕の方は鍛えればもう少し筋肉がついて重い武器も持てるだろ。それか筋力を高める魔法を自分にかけるかして……」
「彼は、とある事情で魔力が無いから魔法が使えないんです」
「何?」
奏多が魔法を使えないことを正直に伝えるアスカ。ガラードは瞳を大きく見開き、驚きの表情をする。
「魔力が無いのに旅人になれるわけが」
「でも、事実なんです。そこで試しに魔武器を使って魔法が使えるかどうか実験しようと……。もし使えなくても、護身用に持っておいて損は無いはずですし」
アスカの話を聞き終えてガラードは奏多をまじまじと見る。元から悪い目つきがさらに悪く、今度は目を細るようにして疑い深く奏多を見る。ガラードの鋭い視線を一身に浴びているせいか、落ち着かない奏多。
次にガラードが口を開くと、
「そうか……ちょっと待っとれぇ……」
魔武器の手入れをしていた手を止め、椅子から立ち上がると店の奥へと消えていく。
「なんなんだ?」
「さぁ?」
いったい何をしに行ったんだと奏多はアスカに訴えたが、彼女にも分からないようだった。
――五分後、再び店の中に姿を現したガラードは右手に何かを持っていた。
「……ほれ、コイツなんかどうだ」
ガラードは右手の持っていたものを奏多に向かって放り投げる。
空中で弧を描きながら奏多の元へと投げられたそれを、彼は床に落とさないように両手を使って受け止めた。
「おっと……なんだこれ?」
ガラードに渡されたものを不思議そうに見つめる奏多。
「形状からしてダガーじゃない? しかもそれ、純度の高い魔鉱石から作られてるわね」
その様子を隣で窺っていたアスカは、奏多に渡されたものが何なのかをすかさず言い当てる。
奏多の両手に収まっているそれは全長およそ30cmで見た目の割にはズッシリとした重みがある。鞘と鍔が接触する部分は金の細かい装飾が施されており、それ以外は黒く精悍な感じを思わせる。
ならば、と奏多は左右の手で鞘と柄を持ちゆっくりと鞘から引き抜いた。キンッと金属同士がぶつかり合った時の甲高い音が静かな店内に響く。
現れた刀身は青みがかった銀色で刃こぼれ一つしていない。左右対称の両刃は美しく、刃を傾けるとうっすらと奏多自身が写り込んでいる。そしてそれは、長年使い込まれたかのように彼の手にしっくりと馴染んでいた。
「あんちゃんにはこれくらいで充分だろ」
ガラードは再び椅子に腰を下ろすと腕組みをし、どっしりと構える。
奏多は受け取ったダガーをひとしきり眺めて感触を確かめた後、刀身を鞘に納める。
「こんなしょぼいのどうすんだよ」
手に馴染むとはいえ、思っていたより小さいせいで本当にこれが役に立つのか不安になる奏多。ダガー片手にガラードを睨み付けた。
「初心者なら小物から慣れろ。仮に魔法が使えなくても役に立つ。それに……」
ガラードは奏多とアスカの顔を交互に見ると、目を伏せがちに言う。
「人を殺す為に買うんじゃないしな」
「――!!」
「――? おっさんそれどういう意味だ?」
ガラードの一言にアスカは驚愕し、奏多は言葉の真意を理解できずに頭を捻る。
二人の反応の違いからガラードは自分が発した言葉の意味を二人がどの程度理解できているか悟ったようで、
「あんちゃんにはまだ早い、か……そっちの嬢ちゃんは分かっているな」
アスカの方を向くガラード。
アスカは何かを推し量るような目つきでガラードを見つめると、重い口を開いた。
「――はい。でも、自分の身を守る覚悟がなければ旅なんてできませんから」
アスカの一言にどれだけの意味が含まれているか悟ったガラード。同情のような視線を彼女に送る。
「嬢ちゃんは相当険しい道を歩んできたらしいな……そこの平和ボケと違って」
アスカと比較するように、今度は奏多の方へ見下すような視線を送る。
「――!! っんだとジジイ!!」
アスカとガラードの二人で意味深な会話をしていて何のことか分からない。だが、意味は分からずとも、雰囲気で自分が馬鹿にされていると気づいた奏多はガラードに対して喧嘩腰の態度をとるがアスカに制止された。
ガラードは奏多の態度など気にも留めず、話を続ける。
「あんちゃん……魔力の無いあんちゃんが、なんで旅人になったかは知らないし詮索もしない。だけど、あんたは皆と同じ旅人だ。魔力が無いってだけで皆が優しくしてくれると思ったら大間違いだ。だからな……」
ガラードは一呼吸置き、奏多を見つめると、
「――強くなれ」
今の奏多に必要な事を、単純に、分かりやすく一言にまとめる。
「自分を守るために強くなれ。自分の為に強くなれ。自分の為に生きろ。それが旅人だ」
そう訴えるガラードの瞳はかつてアスカが奏多に向けたものと同じ――強くてまっすぐな瞳。そしてその中にある暗い影。
(まさか……)
直感的にアスカと同じものをガラードから感じた奏多は、自分の中に思い浮かんだことを言葉にしようと口を開く。
「おい、ジジイ――ッ!!」
が、ガラードはそれ以上踏み込むなと言わんばかりの圧力を奏多にかけ、それ以上先を言わせなかった。
「――そうかよ……わかった。これ以上は聞かねぇ」
何かを察した奏多。それ以上は踏み込むことはしなかった。
アスカとガラードは黙ったままだ。
「そんじゃこれ、いくらだ?」
気を取り直して、さっそくもらった魔武器の値段交渉をしようとするが、
「やる」
「は?」
ガラードの言葉の意味が分からずに一瞬戸惑う奏多。ガラードはわしゃわしゃと頭をかきながらぶっきらぼうに話を進める。
「そんなオンボロなんぞくれてやる」
「つまりタダ?」
「客に中古をやって金を取るのは俺の主義に反する」
「ほんとにいいのか? 返せって言われても返さないぞ!?」
「これ以上聞くと金をぶんどるぞ」
奏多は満面の笑みを浮かべると譲り受けたダガーを抱きしめながら、大事そうに抱える。
「おお!! ジジイ、いいのか!? ありがとな!! やったぜ!! 俺の初魔武器!! 喜べ!! 今俺の中ではジジイの好感度が少しだけ上がったぞ!!」
旅を始めてから一番の笑顔を見せる奏多。彼の中の好感度メーターが大きく変動したのか、ガラードに対する好感度がみるみる上昇していく。だからと言って恋愛イベントなど発生しない。
「野郎になんざに好かれても嬉しかねぇな」
と言いつつも心なしか先ほどより柔らかい顔つきのガラード。しかし無愛想なのは相変わらずである。
「アスカより上だぞ!!」
「ちょっと!! なんで私の方が好感度下なのよ!!」
奏多の中の好感度メーターはどうなっているんだ、と抗議するアスカ。それに対して彼は言ってはいけない一言を言ってしまうこととなる。
「胸が無い」
言い終えた瞬間、迷いのない右ストレート。防御する暇さえ与えられずにモロに喰らった奏多。相手は勿論アスカである。
この後、左頬を赤くパンパンに腫らした奏多と鬼のような形相のアスカの30分の口論が続き、
「やかましい!! 痴話喧嘩なら余所でやれ!!」
ガラードが喝を入れたことによって二人の口論は一旦幕を閉じることとなった。
ここまで読んでくださっている方々、ありがとうございます。
ようやく魔武器を手に入れた奏多。今まで活躍できなかった分これから活躍できるといいのですが果たして……。
今度から土日に1話と、できたら平日に1話の週1~2話を目安に投稿していきたいとおもいます。何曜日になるかは進行しだいということご理解いただけるとありがたいです。
次の話も早く投稿できるように頑張ります。




