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9/21 09:55

 文化祭当日。賀光大学にはいくつか体育施設があり、絵画など芸術系の展示はそのひとつにまとめて設けられることになっていた。もちろん、写真コンテストも。

「……こんなふうに見ると、本当に私たちが撮った写真なのかな、って感じがするね」

 ボードに飾られたさまざまな色、大きさ、形の写真たちのなかに、朝焼けのモノクロ写真がある。

 タイトルは「奇跡の朝」。奏歌にいいと言われたので俺が決めた。それ以外思いつかなかったし月並みだけど、しっくりきてると思う。

「本物の、俺たちの写真だよ」

 あらためて作品を眺める。表面はつやがあまりなくてマットな感じ。反射を抑えられたぶん、光源に注目できる。真っ白な太陽が光芒を放ち、雲や街並みの影とのコントラストを目立たせている一方で、諧調は控えめ。

 完璧な写真じゃない。並べてみれば、憧れの写真にはかなわない。でもこの写真は感動的だ。自分たちで撮ったから? カメラが高級だったから? 頑張ったから? どれも違う。

「感動を伝えたいって気持ち、伝わるかな?」

「伝わるさ。俺にだって色が見えたんだ」

 そりゃ、みんながってのは無理だ。でも、きっとそういう力が、この写真にはある。

「じゃあ、合唱の練習行ってくる。聞きに来てね!」

 文化祭は初等部から大学まで合同でやるものの、奏歌がいるのは女子校だ。どんな顔して行けばいいんだよ。

「ん……。勇気が出たらな」

 本番直前の隙を抜け出してきていた奏歌が戻ると、周りのお客さんが気になった。まだ数えるほどしかいない。早くこの写真を見てくれないかな。


 展示の前にはアンケートと投票箱があって、良かったと思う作品の番号とあれば感想も書いて出す仕組みだ。票数に応じて最優秀賞一作、優秀賞数作が決まる。加えて票数とは別枠で特別賞的な扱いの大光賀賞、努力賞がある。大人子供の区別はなく、全部が全賞の対象となる。

 賞品は最高でも大容量記録メディアで、ほかは額縁とかアルバムとかそのくらい。もらえるんなら欲しいし、賞だってとれば嬉しい。でも、今回の目的はそうじゃない。出品した時点で、俺たちの目標は達成しているのだ。

「ふわ~ぁ……」

 というわけであくびも出る。秋めいてまだ低い日ざしを受けながら、ベンチでぼうっとしていた。写真展も含めて展覧会をざっと見渡したものの、そもそも俺には芸術的な感性は奏歌ほどない。口を開けて立ち尽くすわけでもなく、すぐに見終わってしまった。

 印象に残った写真くらいはある。でも、なんかぐっとくるものがないっていうか。カラー写真に慣れてないっていうのもあるかもしれない。現像したのは結局父さんのギブスだけだったし。

「全部、終わったんだな……」

 なんとなく、800SPの画像データを見直す。この二ヵ月、いろんなことがあった。毎朝早起きした。天気で奏歌と一喜一憂した。暗室で試行錯誤した。それだけじゃない。カメラに写らなかったいろんなことが……。だけど、全部終わったんだ。

 ふと、奏歌の歌っていた合唱のメロディーが頭に流れだす。あいつのことだ、学校のこともけっこう頑張ってるんだろう。

「……行くか」

 合唱は昼休みもはさんで行われた。奏歌のクラスは惜しくも優勝を逃した。勝ったクラスに西田さんに似てる人がいたけど、置いてきた修次のことで後ろめたくて意識しすぎただけかもしれない。それより奏歌が歌っていたとき、あの歌詞が聞こえてきてなんか胸が痛くなってしまった。

 紀望を奏歌に会わせてやったり、売店で買い食いをしたり、奏歌の両親を遠目で目撃して足がすくんだり、そんなこんなしているうちに一日が過ぎた。

「明日は、結果発表だね!」

「結果発表か……」

 結果ならもう出てる。なのに、なんだろう。何かが俺のなかでくすぶっている感じがする。もしかしたら、やっぱり賞が気になってるんだろうか。

「惜しかったな、合唱」

 奏歌は、あの意外そうな表情だった。

「ううん、いいのいいの。あっちの方が上手だったもん。それに……」

「それに、頑張ったから?」

「え? うん。そうだね」

 満足そうな笑顔で手を振る奏歌。

「お母さんたちが待ってるから、そろそろ行くね。じゃ、また明日!」

「ああ、また明日」

そうだ、俺たちは頑張った。頑張りたいだけ頑張ったんだ。それでいいじゃないか。


  9/22 09:55


結果、俺たちの写真「奇跡の朝」は、努力賞だった。

「キアキくん……」

 奏歌の呼びかけに、やっと気がついた。つい考えごとをしてしまったのだ。

「あ、ああ。なに?」

「……ううん。なんでもない」

 言いかけて、視線を努力賞の表示に戻す奏歌は、また口を閉ざした。賞をとった作品だけ、昨日の場所から中央に移動させてある。

「なあ、なんで、火事の写真が最優秀賞なんだろうな……」

 黒煙と火炎が対比を描く。オレンジ色の防護服と、蛍光色の反射素材が眩しい。勇ましい消防士は窓から身を乗りだし、はしご車の上へ子供を避難させる。真っ赤な泣き顔がすすと涙で汚れていて、火事の悲惨さを物語っていた。

「……ステキだからじゃないかな」

 そうは言うけどさ。否定はしないけどさ。正直、俺は写真に関しては素人だよ。カメラのことだってほかの人たちみたいに詳しくないし、周辺機材なんてひとつも持ってないよ。だけどなんか……納得いかないっていうか。

「でも、ピンと来ないな……」

 ピントならちゃんと合ってる。奏歌の天然ボケはない。

「みんな感動したんだね。この写真に」

 撮った人の意図ならよくわかる。命の救出劇だ。これ以上のドラマがあるだろうか。それは心揺さぶるものだってことが、ひしひしと伝わってくる。技術的にも優れていて、報道写真としても非常に価値があるだろう。

 でもなんだか、俺たちが求めているものとは違う気がするんだ。どんなふうに違うのか、そこまではよくわからないし、うまく言えない。それが悔しくて、腹立たしい。もっと悔しいのは、この写真と比較して、俺たちの写真は努力賞だってこと。

 なんなんだよ、努力賞って。それだけ? それで終わりかよ? はい、よく頑張りましたね、って、それで終わり? なんかふざけてるよな。そんなの、努力したこと以外にはどこも褒めるところがないみたいな言い方じゃないか。

 やっぱり、俺は気にしてたんだ。最優秀賞が欲しかった。みんな、この写真感動したよって言ってくれて、ふさわしいって思ってくれることを願ってたんだ。だって、そう思うのが自然だろ。あれだけ頑張ったんだから、何かあるって期待するよ。しかも頑張っただけじゃない。俺には色が見えたんだ。白黒の写真に色が見えた。幽霊やプラズマみたいな、うそばっかりの話じゃない。本当に、本物の、あの写真の色が、まるで奇跡みたいに……!

「……残念だな」

 ぼそっと、だれに言うでもなくこぼした。残念だ。残念で終わり。これ以上先はない。

「……あきらめようよ」

「えっ?」

 なんでこんなときに、奏歌は笑ってるんだろう。

「キアキくん、あきらめよう。こういうときは、あきらめるのが一番だよ!」

「あきらめる、って……」

 なんでそんなことが言えるんだよ。正気か。そりゃお前はいいよ。写真の才能があって、いいカメラも持ってる。可愛いし頭もよくて、明るくて素直で……。それに、飛び抜けた素質でどこまでも行ける。でも俺は、俺は違うんだよ。俺には何もないんだ。何をやっても長続きしない、飽きっぽいのアキなんだよ。

 なにより、頑張ることのよさを、お前は俺よりも、いや、だれよりも知ってるだろ。そのお前が、なんでそんなことを言うんだよ。

「お前それ……本気で言ってんの?」

 なんだか、まともに奏歌の顔は見れない。

 ……もう、これで終わりだな。

「君たちが、この写真を撮ったんですか?」

 突然、後ろから年配の男の人が話しかけてきた。びっくりしながら答える。

「は、はい、そうです」

「驚きましたね、君たちみたいな若い子が、こんな写真を……」

 驚いたのはこっちだ、とばかりに奏歌が男性を見上げる。

「な、なんで私たちが撮ったと思ったんですか?」

 しわの多い指が、題名の下を示す。

「田中希晶、花村奏歌、中学三年生。そう書いてありますね」

「あ、そっか」

 わかりきったこと聞くんだもんな、この天然は。中学生だったから、俺たちは努力賞にされたんだよ。

「良い写真ですよ。感動的なね。奇跡の朝、そんな題名がぴったりです」

「え……」

 まさにほしかった言葉を、この人は言ってくれた。

「まだ粗削りな感じがね、また良いんですよ。こう、どうしてもこの写真を見せたかったっていう、そういう気持ちが伝わってきますね」

 なんだよ。ちゃんといるじゃないか。わかってくれる人が。本当にいるんだ、こんな人。

「この写真を見てると、思い出しますよ、昔を……」

 もう十分だ。ここまでで十分。伝わった。わかってくれた。それでもう、満足だよ。

「昔って、どういうことですか? こういう写真を撮ってたんですか?」

 だけど、奏歌は先を尋ねる。

「私ではなくて、古い友人がですね。もうずいぶん前に亡くなりましたが」

「もしかして、こんな写真じゃないですか!?」

 奏歌は例のファイルから、憧れの写真を取り出して見せた。男性の半分つぶれたようなまぶたがぐいっと押し上がる。

「これは……。驚きましたね」


 もっと驚いたことに、男の人は高等部の美術教師で、ものすごくたまに暗室を使っているというその人だった。次に聞かされたことは、もう驚きなんてもんじゃない。

「これが、その雑誌です」

 美術準備室のガラス戸に入っていたにもかかわらず、ページを開くとほこりが舞った。相当古い雑誌のようだ。

「あ……!」

「これって……!」

 奏歌と俺、二人してあんぐり口を開ける。ページに見開きで載っていたのは、あの憧れの写真。

「照見瞳一朗……。これ、私のおじいちゃんだよ……」

 感極まると、むしろ感情がないような声になるらしい。奏歌はそれだけ言った。

 大賞。照見瞳一朗。レイザRD―4。F11。1/125。ISO400。

 載っている写真。書かれていること。俺たちが追い求めていたものが、全部ここにあった。

「よかった……」

 つい口をついて出た言葉。この写真は、本当にすごい写真だった。それが証明された。俺たちの感動は嘘じゃなかった。まぎれもなく、本物だった。

「キアキくん、私、今、すごく嬉しい……」

「だな。だと思ったよ」

 もとがしわだらけの顔を、よりしわを深めて先生は微笑む。

「学生時代、私は油絵、彼は写真。お互い競い合うように、良い作品を作ろうと努力していましたよ」

「ずっと、おじいちゃんと友達だったんですか?」

「ええ。彼は野心家でした。それに、独特の感性を持っている人でしたね。華道の家に生まれながら、あえて反対をおしてカメラに人生をかけていました。カラーが主流になっても、一時面白がったあとは、またモノクロ写真ひとすじになりました。なんでも、白黒でないと伝わらないものがあるとのことで。私も絵を描く人間のはしくれですから、気持ちはわかるつもりだったんですけれどね。彼の写真の真意をくみとれたかどうかは、いまだにわからないままなんです」

 先生は、すっと写真の題名に指を置いた。

「天然色の憧れ。彩度は、明度がうらやましくてたまらない。明暗と諧調は、無限の色を持っているから。どうしてもそれを手に入れたいんだそうです」

 そうか。そうだったんだ。天然色の、無色に対する憧れ。それをこの写真は表しているんだ。

「……見えますか!?」

 問いかける奏歌。

「先生は、この写真の色が見えますか!?」

 答えはなかった。沈黙のあと、先生は口を開く。

「思えば、この写真を見せられてから、私はこの写真そのものだったのかもしれませんね。絵具では描くことのできない、彼の持つ色に憧れたまま……」

 亡くなった人は教えてくれない。先生の目元はそう言っているようにも見えた。

 だれも、何も言わなかった。それを表すのに、言葉は意味をなさないんだろうか。

「あっ……」

 奏歌が写真の何かに気がつく。

「小さくてわからなかったけど、これ、観覧車だったのかな?」

 自分で言い終わらないうち、奏歌は問いを先生に向ける。

「この場所、どこかわかりませんか!?」

「ええ。わかりますよ。なじみの撮影ポイントでしたからね」

 二人、顔を見合わせる。

「キアキくん!」

「ああ、行こう!」

 なんてことだ。こんなこと、本当にあるんだ。


  9/23 05:11


 電車を降りる。憧れの場所は、意外とすぐ近くにあった。といっても電車で七駅あり、日の出に間に合う時間には始発がないので半分まで自転車で行く必要があった。そのために四時前に起きたけど、そんなのは問題にならない。今までやってきたことに比べれば。

「……この小学校で合ってるみたいだな」

 目印の学校のそばに、尾根を登る長い階段がある。

「この階段をのぼったら、ちょうど朝日が見えるんだね」

 今日は秋分の日。日の出の時刻と方角くらい、もう調べるまでもなかった。空は明るくなってきているものの、陰の部分はいまだ夜。

「……行こう」

「うん!」

 一段ずつ階段をのぼる。てっぺんまではかなり長い。

「なんか、わくわくするね」

「ああ」

 だんだんと荒くなる息を弾ませながら、近づいていく。あの、憧れの場所に。

「ついにたどり着けるんだ……」

 さっきからずっと手に持っていた800SP。本当はRD―4で撮りたかった。でもさすがにレンズなんて買えない。

「きっと、ステキな写真になるよ!」

 憧れの写真を思い浮かべる。あの風景を、もしカラーで撮ったら。どんな色に写るだろう。奏歌のおじいさんのテーマとは違ってしまうけど、きっと良い写真が撮れるに違いない。

「もちろん。さ、もうすぐだ!」

 駆けるように上がる。

 空に向かう段が途切れる。

 新しい光を浴びて、見たものは――

「なんだ、これ……」

 信じられなかった。いや、信じたくなかった。

「なあ、奏歌、なんだよ、これ……」

 金網の先、急斜面の谷を越えたところ。高層マンションがずらりと並んでいる。

 奏歌は声も出さなかった。ただ、それを見つめるだけ。

「ちょっと、待ってくれよ……」

 吸いつけられるように、金網にへばりつく。ガシャン、と無機質な音。

「どうなってんだよ……。ここが、本当に、あの場所なのか……?」

 たしかに、観覧車はない。古い遊園地だったそうだから、もうなくなってるだろうと先生も言っていた。だからって、目印も同じだったのに、違うって証拠にはなってくれない。

 というより、そういうレベルじゃない。俺はもう悟っているんだ。いやってほど見てきた憧れの写真だから。ここがその場所だって、明らかにわかってしまう。

「……そうだね。ここみたい」

 でも、そう奏歌に言われると、やっぱり認めたくなくなった。

「うそだ!」

 叫ぶ。朝日に向かって。地平線と空をつなぎとめるように、無数に打たれた杭に。

「だめなんだよ、こんなとこにこんなもん造っちゃ……。こんな景色のいいところを、こんなにしちゃ……」

 愕然する。呆然とする。どこにも、自然がない。

「見る目がないんだよ。こういう景色を美しいって思う心も。感性が鈍いんだよな。だからこんなことができるんだよ。バカなんじゃねーのか……。ふざけてんじゃねーのか……。どうかしてんだろ!」

 怒りに声が震える。こんなふうに感じるのは、もうずいぶんなかった。感情が暴走して、胸がはりさけそうだ。

「キアキくん……」

「奏歌! お前も、おかしいって思うよな……!?」

 奏歌の顔は、意外だった。俺が意外に思ったって意味。意外と普通の顔なんだ。

「キアキくん、あきらめよう」

「は……!?」

「どうしようもないよ。どうにもならないことは、あきらめるしかないよ……」

 いや、だからさ。なんでそういうこと言うんだろうな。お前にそう言われたら、俺だってもう頑張れなくなるじゃないか。

「なんだよ……なんなんだよ!」

 金網で体を支えるしかない。わかったよ。認めるよ。いや違う。全部初めからわかってたことなんだ。見て見ぬふりをしていただけ。本物の俺のことを。

「あきらめるなんて、あきらめるなんてさ、できるわけねえよ……!」

 全然、得意なんてうそだ。あきらめるしかなかったんだ。あきらめるしかなかったから、適当な言葉でごまかしてたんだ。俺は、自分の限界がすぐに見えてしまうから。無理だって思ったら、もう興味がなくなっちゃうんだ。

 いつだってそう。うまくいってると思ってても、実はそうじゃない。今みたいに、必ずどっかから邪魔が入って、俺をその先へ行かせようとしない。ちょうどこんな金網がさ。

 頑張ったらきっと報われるって、そう信じていたいよ。でも、頑張るだけじゃどうにもならないことがある。才能がなかったり、都合がつかなかったり、だれかに嫌なこと言われたり、勘違いされたり、純粋な感動が伝わらなかったりする。先に行けないなら、あきらめるのが一番賢明だ。そうだろ。

 いろんなことを、いろんな理由であきらめてきた。届かない理想も、くだらない幻滅も。全部、本当はあきらめたくなんてなかった。あきらめたら、それまでが意味なくなると思って。だけど、いつからだろう。心がそれに耐えられなくなったのは。

 レンズが曇っていって、フィルムの感度が鈍くなって、ほこりだらけになって、自分はあきらめるのが得意だなんて、うそをついても平気になったのは。

「あきらめるなんて、もう、いやだ……!」

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