春の匂い
詰め込みすぎました!!
お見苦しいかもしれませんがお願いします(・ω・)
春に眠るのが好きだ。だからといって、他の季節に眠るのが嫌いなわけじゃない。眠るのは好きだ。
だけど春は特別寝心地がよい。
学校でも寝るし、家でも寝てばかりいる。眠るのは好きだ。なによりも、好きだ。
だけどそんな僕に何よりも、誰よりも、好きな子ができた。
僕が小学生のときに転校生が来た。名前は香織。
香織、という名前を聞いたとき僕は大人しそうという印象を受けた。
無理もない、同じクラスに同じ名前で大人しい子がいるからだ。
しかし香織はとても明るく、活発的だった。
学校行事にも積極的に関わったり、友達も続々増やしていった。だから僕はそんな彼女と友達になれたのを奇跡に思う。
香織とは色々なことをした。
お花見をしたり…夏祭りに行ったり……焼き芋を焼いたり………雪合戦をしたり…………。
僕は香織との日々を過ごしていくにつれて恋にだんだんと、落ちていった。
そんな香織との日々もまもなく一年になる。
また、春がやって来る。
春が来て僕達には卒業の日が来た。
春はとても心地がよい。こんな季節に卒業ができてとても幸せだ。
卒業生代表の香織が答辞を読んでいる。
みんなは感動して涙が止まらなくなっている。
その内に僕も含まれているのだが。
感動の渦に巻き込まれている中でだからこそ気づけなかった。香織の変化に。
香織が答辞を読み終え拍手が沸き起こる中、
香織は壇上から降りてくる時に倒れてしまった。
元々身体が弱くて今まで無理していたらしい。
そのまま香織は救急車に運ばれていった。
だけど運ばれる寸前、香織は僕に何かを訴えるような視線をよこしてきた。あれはなんだったのだろう……。
それが香織との最後の時間だった。
香織と死別して10年。
僕は未だに彼女の視線の意味をわからずにいる。
10年考えてもわからなかったんだ。たぶんこれからの人生もわからないであろう。
だから僕は彼女に会いたいという願いをこめて
春に眠る。
とうでしょうか!
作品名の春の匂いと香織をすこしかけたのですが
伝わったでしょうか?
至らぬ点など指摘していただけたら幸いです!