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3話

まどかちゃんのキャラが迷子です。

さあ!今日こそは彼と腹を割って話そうじゃありませんか!!

いざ決戦の時!!


***************************************


「あのぅ…相田君、ちょっといいかな?」


ふっ、あんなに意気込んだって実際こんなもんですよ。チキンの私にはこれが精一杯です。

でも彼に理由を聞くには直接しかない!勇気を出せ、私!!


今日も弁当を無言で差し出す彼を、どうにか人通りの少ない廊下の隅へ連れ出すことに成功しました。

これだけでも正直自分に拍手喝采です。しませんけど。むしろ大事なのはここからですけど。


もう私も腹を括ります!行け!!

「あのさ、最近お弁当くれるけどなんで?私たち同期だけどそんなに話したこともなかったよね?わけもわからず一週間貰いっぱなしだけど、正当な理由がないならもう頂けないから!ごめんなさい!」

一息に言ってしまいました…。しかしこれで彼も私が困惑しているのをわかってくれたでしょう!なのに!




「迷惑?」


はぃ?今何か聞こえましたね。久しぶりに聞く彼の声だったようですが…。


「まずかった?」


いえいえむしろ逆ですよ!美味しすぎてご飯一粒さえ残したくないくらいですけど!


「もう食べたくない?」


なんでしょう。彼は何をしたいのでしょう。もう私にはわかりません。でもあんなに美味しい弁当を一週間も貰い続けて「まずい」なんて言える立場じゃないのはわかっています。


「いや…すごくおいしかったよ!ほんとに!びっくりするくらい!」


その私の言葉に心なしか満足げな顔をした彼(なにしろ普段から無表情なので表情の変化がわかりにくいんです)は、またしても弁当を渡してきたのです。

だからなぜですかと聞いているんですよこのやろう。私の意見は無視ですか。そうですか。





「西森さん、可愛い」




嗚呼、まだ月曜だというのにもう疲れが溜まっているのでしょうか。幻聴が…。











短くてすみません。

次こそはもっと進展を…

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