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一期一会  作者: 雪奈
第2章 偽のつながり、真の絆
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プロローグ

慣れてしまった無関心な目。態度。

今更傷つきようもない。


いつからだろうか。

世界がこんなにもつまらなくなったのは。


初めから?

初めからずっとなのだろうか?

いや…どうだろうか。

覚えていない。

覚えていないのだ。

いつからだなんて。

気がついたら世界は色がなく、つまらなくなっていた。


愛も絆も何もない。

ただのつながり。

虚しいだけで、悲しいだけで……

でもそれにも慣れてしまった。

怒りすらももうない。



願わくば、

少しでも世界に色が付けば。

少しでも明かりが見えれば。



静かに私達はそう願う。


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