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追放令嬢の【土壌改良】は神スキルでした。不毛の地で楽園作ってたら、今更元婚約者と偽聖女が土下座しに来ましたがもう手遅れです!  作者: 黒崎隼人


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番外編1:銀色のもふもふは見た!

 ワフン! ボクの名前はフェン。とっても強くてカッコいい、大地の聖獣「大地狼」だ! 今は、この国を守る守護聖獣なんて呼ばれてるけど、ボクの一番大事な仕事は、ご主人様――エリアーナを守ること。

 エリアーナは、ボクの最高のパートナーだ。ボクが森で弱っていた時、助けてくれた優しいご主人様。彼女がくれる特製ジャーキーは、世界一のごちそうなんだ! 彼女がスキルを使うと、大地が喜ぶのが分かる。ポカポカして、とっても気持ちいい。


 最近、ボクにはもう一つ、見守る対象ができた。

 クラウスだ。黒い髪の、ちょっとカタブツな騎士。最初は、大事なエリアーナに近づく悪いヤツじゃないかって、すっごく警戒してたんだ。でも、彼は違った。

 エリアーナが作ったスープを、すっごく美味しそうに食べる。エリアーナが笑うと、彼もなんだか嬉しそうな顔をする。エリアーナが危険な目に遭いそうになったら、誰よりも先に体を張って守ろうとする。

(……まぁ、ボクの方が強いけどね!)

 二人は、見ていてちょっとじれったい。

 この間もそうだ。夜、バルコニーで二人きりだったのに、クラウスはエリアーナの髪に止まった葉っぱを取ってあげるだけで、顔を真っ赤にしてるんだ。

(もう! そこで抱きしめないでどうするんだ、カタブツ!)

 ボクは足元で、わざと「くぅーん」って鳴いてやった。そしたら、二人はハッとして、慌てて離れちゃった。うーん、タイミングが悪かったかな?

 でも、プロポーズの日は最高だった。

 丘の上で、クラウスが膝をついた時、ボクはしっぽをぶんぶん振って応援した。エリアーナが泣きながら頷いた時、ボクも嬉しくて、思わず「ワォーン!」って遠吠えしちゃった。

 二人が幸せだと、ボクも幸せ。大地も喜んでる。

 そして最近、エリアーナのお腹から、新しい生命の匂いがするんだ。小さくて、キラキラした、とっても温かい匂い。

 これから、もっともっと、この場所は賑やかで、幸せな場所になるんだろうな。

 ボクは、この幸せな家族を、この楽園を、ずっとずっと守っていく。

 それが、世界最強のもふもふである、ボクの使命なんだから!

 ワフ!

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