ムルキスからの指名要請
翌日もクランハウスの自室でベッドに寝転がっているとノックもされず、入ってきた人物がいた。
ナディアだった。
「アケーディアさん!!先程、冒険者ギルドからムルキスからの指名依頼が来ました。直ちに発って頂かないと」
「冒険者ギルドぉぅ〜?ムルキスぅ〜?どこらへん〜?」
ベッドに寝転がったままナディアに顔を向けた私。
「砂漠の国がムルキスです。直ちに発って頂かないといけません」
「ムルキスって行ったことある〜?」
「以前赴いていますよ、アケーディアさん」
「そう〜!私以外に向かえる人居ない〜?」
「居ません。アケーディアさんにとのことです。《星火燎原》のアケーディアさんにですよ!ほらっ!早く起き上がってください!!」
「煩わしい〜嫌だ〜行きたくない〜!ほんとに誰か代わりの人居ない〜?」
子供のように駄々をこねる私だった。
「絶対行ってください!!国税を納められるくらいに大きい依頼ですよ!」
「国税の話はしないでよ〜!!転移扉はあるんだっけ?」
「ムルキスにはなかったかと」
「面倒だなぁ〜……はぁー」
私はベッドから離れ、迷宮から持ち帰った売り払っていないお宝を収納している部屋の扉に視線を移した。
「転移杖が無いや〜……あれ、誰かに貸したっけ?」
「さぁ。私には……」
ナディアが左右に首を振って、返した。
「あっそう……あれが無いと飛べないよ〜」
コレクター室を荒らしていた。
ナディアが自室の扉を閉めて、出て行った。
数時間後に転移杖の代わりになるお宝を持って、転移した。
普通なら一ヶ月以上はかかるのに、一瞬で着いた。
「あっ《星火燎原》のアケーディアさんだ!!握手してください!!」
ワンピースを着た少女が片手を差し出してきた。
私は少女の片手を握って握手をした。
横から「《星火燎原》のアケーディアさん!!数時間前に依頼を出したんですよ。早いですね」と声を掛けられた。
冒険者ギルドの制服を着た男性だった。
冒険者ギルドの男性に促され、冒険者ギルドに行った。
「詳しいこと、聞いてないんですか?鳥類の魔獣で10メートルはあって、手がつけられないんです」




