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奇妙な冒険者  連載版  作者: 大介丸
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第61話

廃屋の中には、寄生された状態元人間が無数に存在しているのが

 確認された

 その数は、およそ百人前後といったところだ

 また悪臭も凄まじく、何人かは思わず嘔吐してしまった

 幸いにして、まだ活動時間ではないためなのか巣から出てくる

 様子はない

 だが、感知されたら一斉に出てくる事は明白だった

「巣ごと焼き尽くすしかないな・・・」

 ハインツはそう口にした

「生存者の反応も残念ながら無いから、それが賢明だよ」

 カルローラが「迷宮道士」道具の鐘を使用して、周囲の状況を

 確認しながら言った

「よし、じゃあやるぞ!!

 このグループで魔法を習得している冒険者はここに残り焼き払う準備を!

 残り何人かは、 オオシマ、アトリーサに付いて周辺の生存者の確認と

 殲滅を行ってほしい」

 ハインツの指示を受けた冒険者達は、行動を開始した

 その場に残った魔法を習得している冒険者達数十名

 一目しただけでも、歴戦の冒険者といった感じだ




 魔法は、この世界では基本となるものだけでも十種類以上存在し、それらを

 組み合わせて独自の呪文を作り出したり、アレンジしたりして

 使用したりするのが普通だ

 そのため、『魔導士」同士の戦いにおいては相手の使用する魔法の

 パターンを読む事こそが重要だと言える

 また、十種類以上存在の魔法系統で有名なのは2つある

 それは「古代魔法」と「近代魔法」だ

 それぞれは、使用者によって習得方法や原理が違うため、全くの

 別物といってもいいだろう

 まずは、古代から受け継がれてきた いわゆる伝統的な魔術体系が、古代魔法と

 呼ばれている

 例えば、火系統の魔法にはいくつかあるが、 発火、爆発、燃焼、爆裂、炎熱、

 火炎、焔、炎獄、炎魔、業火、爆炎、炎神 劫火

 という風に呼び名が変わる

 これらは、いずれも高火力の魔法だ



 次に、近代魔法は別名で 召喚系とも呼ばれる

 代表的なところでは、 炎精霊、水精霊、雷獣、土塊人形、氷雪龍、闇黒猫、

 死霊王、不死王、吸血女王、邪神、吸血鬼、妖狐、悪魔、鬼神、冥府女神、

 地母神、天使、 戦乙女、死神、巨人族、妖精、精霊使い、魔王、魔神など、

 あらゆるものをこの世界に呼び寄せて使役するというものだ

 これらの他にも、空間操作系の魔法や結界構築、付与や錬成などもある

 それらは、主に錬金術師の一部の職業が使う事が多い



 ハインツはまだ知らないが残った数十名の魔術の腕は実践を積んでおり、

 そこらの新人冒険者などより遥かに優れていた

 また彼ら彼女の所持している武器や防具、アクセサリーなども素人でも

 一目で一級品だとわかる

 そんな冒険者達が、一斉にそれぞれの得意とする火系統魔法を放った

 まるで巨大な火山が噴火したかのような勢いで、凄まじい量の魔力が

 解き放たれた廃屋が倒壊し、その度に大量の煙が上がっていった

 そして、十数分後ようやく鎮火し終わった頃には、廃屋が建っていた場所は

 焦げ跡しか残っていなかった

「・・・・」

 ハインツは何が起きたのか理解が追い付かなかった

 瞬きする間もなく、一瞬で巣が業火に染まり、廃屋の周辺は灰塵に帰したのだ

(一流「魔導士」級じゃないかっ!? 何でこんなところに?)

 ハインツは心の中で呟いた

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