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奇妙な冒険者  連載版  作者: 大介丸
57/168

第57話

カルローラの高度すぎる「マッピング」技術で制作されたリンガラム山脈

 周辺地図に沿って、予定通り目的地に向かう事にした

 地図のおかけで、危険な箇所はほとんど避け効率の良い行程ができた

 途中、何度か休憩を挟み野営を繰り返した

 ロージアンへ進む程、獣道に毛が生えた程度の

 粗末な道になっていく

 さらに日が暮れ始めると、気温が一気に下がりだし寒さに

 震え始めた

 まだ雪こそ降っていないが、夜ともなれば凍え死ぬ危険性もあるくらいだ

 幸いにも冒険者達は全員マントなどを羽織っているため、凍死

 の危険性はそれほどでもないが それでも寒いものは寒い

 一行は、焚き火を囲んで夕食を取りながら作戦会議をしていた

 といっても、明日の予定の確認程度だ

 朝一番で、目的であるロージアンの手前にある宿場町を

 目指すことになっている



「カルローラの制作してくれた地図によって、ここまで安全にはこれた

 問題は、この通行途中にある怪物の巣だ」

「サブ・ギルドマスター」アルヴィンが地図を広げながら言った

 地図によると、怪物の棲息区域はこの先20キロ地点のようだ

 怪物は全部で2種類いる

 1つは『浸食魔』に感染して怪物化した人間や他種族達だ

 怪物達の生息域には『浸食魔』に感染して狂暴化した魔物や

 魔獣の存在もある

 それがロージアンまでの経路を半分過ぎた辺りまで続いているのだ

 この棲息区域を抜け、広がる森の中を通ればロージアン領だ

 その境界線付近が一番危険だった

「2種類の怪物がそれぞれ棲処にしている場所が、そこですか」

 ハインツは、アルヴィンが指し示している箇所に目を向けた

 カルローラの制作地図の箇所には一般的な場所である森であることが

 示されているが、幾つかの洞穴らしきものが描かれていた

 その周辺には、何か大きな生き物の足跡のようなものが描かれている

 もう1つは廃墟化とした集落らしきものが記されており、そこには

 人の様な形が描かれてあった



「具体的な棲処は何処なのかまではこちら側は把握はしてなかったが・・・

 いやはや」

「サブ・ギルドマスター」のアルヴィンは、目を丸くして驚きの表情を見せていた

 見れば見る程、今まで見てきた地図と比べて段違いな精度の高さであった

 おそらく、通常の測量などは行なっていないはずだ

 だが、正確なのである

 それに加えて、この詳細な地図を短時間で「マッピング」で作成したという事が

 信じられない様子だった

「それでここを突っ切って行くんですか?」

 ハインツが訊いた



「ここは最短ルートなんだが、その先は道が荒れている上に深い森林地帯なんだ」

 ロージアンへ続く街道は、馬車は通れるが整備もされていない獣道に毛が

 生えた程度の粗末なものなのだ

 そして、その森林はロージアンへ向かうには避けては通れない

 難所でもある

 その森の木々は高く生い茂り太陽の光さえ遮ってしまう程で、

 そのせいで昼でも薄暗い

 さらに距離も長く、日が暮れてしまえば真っ暗になるのは当然の事だ

 しかも、そこに生息する魔物や魔獣は危険なものが多い


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