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奇妙な冒険者  連載版  作者: 大介丸
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第47話

ものすごい勢いで、西部辺境地域へ赴く準備をハインツ達行っている頃―――

 セレネギル大陸の各『冒険者ギルド」支部から一斉に衝撃な情報が

 掲示板などを通じて、各地へと 飛び交っていた。

 その情報とは、セレネギル大陸に存在する全ての迷宮に関してのものであった。

 内容は、全ての『迷宮』の一層一層が空間の捻じれなどの影響なのか

 初心者が挑む迷宮でさえ一層一層が国が一つ入るほどの広さを誇り、

 中級以上の迷宮ともなれば大陸が一つ二つ入るほどの広さである

 という情報だ


 また、迷宮の一層一層を探索するのは今現在の上級冒険者でも

 全ての階層を調べ上げるのに 年単位の時間を必要とするほどの広さだという

 衝撃的な知らせだった

『冒険者ギルド』総本部は、各ギルド支部の「ギルドマスター」を

 緊急招集を行い、そして 現在、各支部にいる冒険者達に迷宮調査を

 行わせるように指示を出すようにとの要請を通達させた

 ・・・という

 そしてその告知で大狂乱を巻き起こしたのは、調査を行う冒険者のランクは

 全て不問としたのだ

 しかも駆け出しであろうとベテランであろうと、参加さえすれば全てに等しく

 報酬を支払うとの内容であった


 また、迷宮の一層一層が国家が入るほどの広さを誇るという話に、

 冒険者の中には 冗談だと受け取る者もいた

 が、冒険者なら誰しも迷宮の噂ぐらいは耳にしたことはあるのか、今回の件が

 ただの冗談ではないことが知れ渡るまで、そう時間は掛からなかった

 この世界の迷宮は場所によっては未踏破の階層が存在しているが、初心者が

 挑むような初級の迷宮ですらすでに最下層までなら到達しているのがほとんどだ

 しかし、ことの是非はともあれ、冒険者達のやる気は否応なしに上昇していた

 特に駆け出しや中堅どころの者達は、自分たちの実力を試す機会が

 与えられたとばかりに意気揚々と支度を整える行動の速さには

 目をみはるものがあった



 その熱狂の嵐はいっさいの例外をみとめず、セレネギル大陸各「魔境」地域で

 展開している「クラン」や「パーティー」の冒険者1人1人にいたるまで波及し、

 さらには、今までに冒険者としての実績が全くない新参の者までもが、

 その噂を聞いて神速といってもよい速さで我先にと、迷宮への遠征に

 参加する始末となっていた

 その結果、セレネギル大陸の各所では、今までに経験したことのない

 規模の大混乱が引き起こされた

 冒険者という人種の気質がそうさせるのか、または単に冒険心というものが

 冒険者にとって魅力的なのかもしれない

 いずれにしても、セレネギル大陸の各主要都市で発生しているこの現象は、

 冒険者全体の質の低下や ひいては、依頼の失敗率の増加につながる

 恐れすらあるという大問題にまで発展しつつあった




 だが、このような状態を引き起こした原因については、冒険者全体に対する

 非難ではなく、 冒険者個人に対しての非難の感情の方が大きかった

 セレネギル大陸全土を揺るがすような大騒動となったわけだが、特に

 大規模「クラン」が先を争うように移動準備を始めたのは当然といえば

 当然の話である

 セレネギル大陸を拠点としている3つの巨大「クラン」が一刻もはやく

 迷宮調査に参戦すべく、大地を埋め尽くすほどの蜿蜒長蛇の列を作って、移動の

 準備をしていた


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