表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奇妙な冒険者  連載版  作者: 大介丸
15/168

第15話

「 『ギルドマスター』から聞かされたんだが・・・

 タルコットが『冒険者ギルド』訓練教官より推薦状付きで魔法学院への入学を

 進められているらしい」

 カーリンは驚きのあまり手に持っていたグラスを再び落としそうになるが、

 何とかギリギリで掴む

 危うく割れるところであった

 ハインツは自分の報告に驚いているカーリンを見て、予想通りの

 反応が返ってきたとニヤリと笑う

 驚きを隠せないタルコットは一瞬だけ無言になっていた




「推薦入学って、お前、それがどんだけ凄い事なのかわかってるのか!?」

 やっと落ち着いたカーリンが、声を上げて問いかける

 魔法学院は迷宮や迷宮都市には必ず存在する冒険者にとって最も重要な教育施設だ

 主に魔法使いを目指す子供や戦闘職や生産職に就くための

 基礎知識や技術を習得する場所だ

 学べる分野も各魔法学に加え、魔法論理、薬学、召喚術など幅広くある

 更に、魔法だけではなく冒険者としての心構えやマナー、常識など

 冒険者の心構えも叩き込まれるという

 魔法学院を卒業した魔術師は、迷宮探索を行う冒険者の貴重な戦力となる



 その卒業者には、迷宮で採取できる魔素を含む薬草類を

 精製し錬金術師に調合させ、さらに魔力回復薬として売る事で生計を

 立てる者や、 魔物素材を使った武器防具の製造・販売をする職人、魔導具

 作成などの商売を始める者も多い

 また、優秀な人材の確保と育成のために各国の王侯貴族が莫大な資金を

 投じて運営されているため、優秀な冒険者は

 魔法学院卒業後そのままスカウトされる事もあり、そういった冒険者は

 上級冒険者になっていく者も少なくない



 だが、当然のように厳しい入学試験が存在し、その合格率は数%にも

 満たない狭き門でもある

 そして、教師もそれぞれの分野でのスペシャリストであり、現役のプロである

 冒険者が教鞭を取る事もある

 そんな冒険者達の学び舎から、一介の冒険者であるタルコットが

 推薦を受けるというのはまさに快挙だと言えよう

「しかも、その推薦した訓練教官が熱心に進めているのがここの迷宮の魔法学院ではなく

 ―――三大魔法学院のどれかってんだからな」

 ハインツは呆れたように呟く

 この世界には魔法学院は大きく分けて3つある

 王立学院、商業学院、工業学院だ

 三大魔法学院と呼ばれるそれらの学校は、各分野における

 トップクラスの能力を持ち、毎年多くの生徒を受け入れている

 その為、三大魔法学院に入るためには、それぞれの分野で最高成績を

 残さなければならない

   しかし、これらの学校に入れるのはあくまでも優秀な人材のみなので、そこに

 辿り着くまでの過程がかなり過酷だと言われている

「嘘だろ・・? 推薦を取るにも凄い事なのに、三大魔法学院にだって?」

 カーリンは開いた口が塞がらないといった様子だ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ