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奇妙な冒険者  連載版  作者: 大介丸
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第114話

 討伐依頼の他にも輸送・配達、護衛、採取などの依頼も掲示されていた

「――これは少なくとも銅等級は引き受けるべきではないと思うけど・・・」

 金糸のような細く足首まである長い金髪の女性冒険者が、掲示板に

 張り出されている一枚の輸送依頼票を見ながら呟いた

「そうでなくては困るぞ? その輸送依頼」

 獣人種族の冒険者が掲示板の前で腕を組みつつ、輸送依頼票を

 睨みつつ呟く

 輸送依頼票には『飛竜の卵の採取』と書かれていた。

 それは飛竜の生態などの情報を詳しく調べる必要があるため、他の

『冒険者ギルド』支部でもごくまれに張り出されている

 ロージアに張り出されている内容は料理材料としての食材だ

 辺境では『飛竜の卵』は料理としての需要が高いためなのか、報酬額が

 金貨100枚と高額だ

   だが、『飛竜の卵』採取と運搬は相場で金貨100枚でも安いくらいだ

 なぜなら、危険度が非常に高いからだ



 子育て中の飛竜ほど凶暴で危険な存在はいない。

 まして、産卵期を迎えた雌の個体はさらに狂暴性が増すと言われている。

 討伐対象としても基本命を落とす危険性が極めて高く、さらに

『飛竜の卵』を盗み出す事は白金等級の

 冒険者ですら困難な依頼とされている

 張り出されてもまず、銀等級以下の冒険者では請け負う事はまずできない

 だが、張り出されている内容には『冒険者階級不問』と

 明記されている

 つまり、銅等級冒険者のパーティーであっても請け負えるのだ

 ――張り出されている依頼票の全てに『冒険者階級不問』の文言が

 書かれているため、依頼票を吟味している大多数の冒険者達は

 若干戸惑いを見せてもいた。


「さあ、どれがいいかしら」

 ハインツ中心メンバーの1人、ヴァレーアは戸惑いつつ吟味している

 冒険者を他所に楽しげな口調で言いながら依頼書を見比べていた

「どれも良さそうだけど、簡単そうな薬草でもいいんじゃないかな?」

 タルコットがそう言って依頼票を手に取った

 報酬額は銀貨10枚だ

「ええー! どうせなら討伐とか選ぼうよー

 ローザや、カモサワ オオシマ、ウルリーカ、アトリーサは、

 討伐依頼書を見ているよ」

 カルローラが少し拗ねた様な声で抗議の声を上げた

 その声に幾人かの冒険者達が振り返り、カルローラの

 視線の先にある 掲示板を見る

 そこには討伐依頼の紙が多数貼られており、ローザ、カモサワ 

 オオシマ、ウルリーカが吟味している姿があった

 その様子に注目した冒険者達は小さく息を吐いてから、身の

 丈に合う 依頼票の吟味に戻った


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