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奇妙な冒険者  連載版  作者: 大介丸
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第113話

「説明も終わった事だし、さっそく・・・って、見に行っているか」

 ベイセルによる一通りの説明が終わると、それぞれの冒険者達は会議室を出て

 掲示板へと向かっていた

「積極的な新人だな」

 カーリンが苦笑した笑みを浮べてハインツを見遣ると、肩をすくめて

 ハインツは同意した

 タルコット  ヴァレーア ローザ カルローラの4人は特に賑やかに

 話しながら掲示板へと向かって行っていた

 アトリーサ、テレンス、カモサワ オオシマ ウルリーカは

 逆に静かに歩を進めているのだが、まったく対照的な雰囲気にも

 関わらず不思議と息のあった感じになっている

 掲示板に向かうと、すでに募集に応じた冒険者達が

 それぞれ気の合った相手と話し合いつつ、依頼票を吟味していた

 なんせ300人の冒険者達がいるため、数は決して少なくはない

 大まかに見れば二種類に分けられる

 一つ目はハインツ中心メンバーの様にパーティーを組んだ集団だ

 こちらは既に仲間内での話し合いを終え、各々が依頼を探しているところだ


 二つ目は討伐依頼を単独で受けるソロの冒険者達である。

 こちらも既に話が纏まっているようで、すぐにでも出発できそうな

 様子だった

 説明会前には掲示板に『依頼』の張り紙は張り出されてもいなかったが、

 それが今では膨大にある。

 冒険者階級の低級な依頼から上級向けの高難度な依頼まで、幅広い

 内容の物が掲示されている。

 これが一般の『冒険者ギルド』支部では低級と上級の冒険者階級で

 請け負えられる制限がある。



 だが、共通しているのはどの階級の冒険者でも受注可能となっていた

 そのためか若干戸惑っている冒険者達の姿も見受けられるが、それでも

 興味のある依頼があれば積極的に受けているようだ

 また、説明でもあった様にゴブリン討伐に関しての依頼はどれ一つ張り

 出されていなかった。

 その代わりにあるのは『賞金首討伐』の張り紙であった。

 それは他地域の『冒険者ギルド』支部でも、稀に張り出される事がある依頼で、

 主に上位種の魔獣や魔物に対して与えられる懸賞金

 額は一律金貨100枚となっている


 その報酬額の高さもあり、懸賞金の魔獣や魔物は狂猛でサイズも

 一回り以上大きい

 討伐は難しく出来たとしても被害は甚大なものとなる

「 この『賞金首』依頼・・・

 俺の眼がおかしいのか、討伐対象は魔獣種の『ホワイトキメラ』って

 書いてあるんだけど?」

 茶髪短髪のやや筋肉質な体格で、革製の軽装鎧に身を包んだ冒険者の1人が、

『賞金首』欄に張り出されている依頼書の1つを見ながら声を出す

「その横を見てみろよ・・・

 魔獣種の『ブラックグリフィン』だぜ?

 しかもそいつは2体もいるみたいだし、これはパーティーじゃなくて

『クラン』で挑むべきじゃないのか?」

 そう言って隣にいる同じく冒険者に話しかける

 その2つの依頼に共通している事は、やはり『冒険者階級不問』と

 記されている事だ



 冒険者階級は下から順に銅等級、鉄等級、銀等級、金等級、白金等級、

 金剛等級、蒼玉等級と分けられている

 そして『クラン』にも『クラン』階級というものがあり、これは4段に

 分けられている

 まずは下から『銅』、次に『青銅』、『鋼鉄』、最後に『蒼玉』である

『ホワイトキメラ』も『ブラックグリフィン』も、従来であれば

 金等級以上の冒険者、『クラン』なら最低でも『鋼鉄』級でしか請け

 負う事ができない高難易度の討伐依頼である

 しかし、そこに書かれている討伐対象はどちらも最低ランクの

 銅等級冒険者でも受ける事が可能になっている

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