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奇妙な冒険者  連載版  作者: 大介丸
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第107話

 


「ここの首都や集落で、同年代達や大人に何処かの街で冒険者としても

 薬草採取だけでも食っていけるぐらいに採取と知識について教えて

 きたよ」

 ベイセルが子供らしからぬ、凄みのある笑顔を

 浮かべつつ応える

「案内料は、一回白金貨よね?」

『サブ・ギルドマスター』アルヴィンの代わりに、今度は

 クロエが茶化す様に言う

「そんなに高くねぇよ!?

 そんな料金を払えば大人も子供も腰抜かすわ!

 子供は銅貨、大人は銀貨だよ!!」

 クロエの言葉に突っ込みを入れつつもベイセルは正確な金額を教える

   白金貨と聞いて半数の冒険者は貌を引きつらせたが、正確な

 料金を聞いて何処かほっとした様な面持ちになる

 冒険者稼業は命賭けの仕事で稼ぎが良い時もあれば悪い時もある

 そのため、いつ何があるかわからないのであまり高額な出費は

 避けたいところなのだ



「そこからちびっこ先生が紹介料を上納金として、接収する仕組みなんだろ?」

『サブ・ギルドマスター』アルヴィンが軽口を叩く

「そんなあくどい事なんかするわきゃ無いだろ!?

 ・・・さて、もう一つの怪物は凶悪さに関しては『浸食魔』と同じだ

 その怪物の事を爺さんが残してくれた蔵書には『ゼノモーブ』と書かれていた

 何でも古い言葉で『人外生命物』って言う意味らしいんだけど。

 姿形は初めて見た冒険者のおっちゃんや兄ちゃんに姉ちゃんも、全身は

 骨だけで構成されたような異形の姿で度肝かれたと思う

 貌と判るような形状の鼻や耳は存在すらせず特徴は口の中に

 もうひとつ小さな口という独特な構造だ

 背中には 管状の突起物が5本、身長は2mほどで長い手足に尾という

 形状で全身は骨だけで構成されている

『ゼノモーブ』は知能が高く学習能力があって、幼体・成体を問わず

 黄色い体液は金属類だけでなく布類をも腐食させる性質があるため、

 アルヴィンの兄ちゃんが説明したと思うけど、うかつに接近戦すれば

 自分の剣や鎧まで駄目にしちまうから注意してくれ」

 ベイセルがアルヴィンの説明した『ゼノモーブ』の特徴を、皆が

 わかりやすいようにまとめてくれたおかげで、アルヴィンの話し方よりも

 ずっとわかりやすく、また印象に残るものであった




「ちびっこ先生、つまりその『ゼノモーブ』とやらは間抜けじゃないという事か?

 その怪物討伐組も、かなりヤバいと口を揃えて言ってるんだが」

 竜人種族のの冒険者が、挙手をしつつ質問を投げかける

「馬鹿だが間抜けではないゴブリンと同じだ。

 糞ゴブリンも何度も同じ手法で討伐されては学習してくるだろ?

   それと同じだ

『ゼノモーブ』討伐の時は、各々手を変え品を変える事だ

 この『ゼノモーブ』は、例え拘束しても自らの出血を利用して脱したり、

 武器として使う

 忌々しい事に、自身の外殻は溶けることはない」

『ギルドマスター』エンゲルベルトが、口を挟む様に説明する

「なんちゅう嫌な怪物なんだよ……」

 猫獣人種族の冒険者が、苦虫を噛み潰したようにぼそっと呟く

「至近距離で斬撃を放ってもかわすなど反射にも優れて、感知魔法ですら

 感知されないほどの隠密性も持っているんだ

 討伐する時は、くれぐれも油断しないように。

 後々、ここのギルドの一階にゴブリン、ゼノモーブ、浸食魔の

 剥製も展示するよ」

『サブ・ギルドマスター』アルヴィンが口を挟んで説明した

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