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【特別短編】 異世界でお正月 中編③ 海風・ヘルン可愛い

「うーん おはよう海風・・・・・・ヘルン?」


俺は周りを見渡し挨拶をする

だが、そこには海風もヘルンもいなかったのだ

海風はまぁ 朝起きるの得意だし今頃キッチンで朝食を作っていても不思議ではないのだが

ヘルンがこんなに早く起きれるわけがない


とりあえず俺もリビングに行き ヘルンが起きてくるのを待とうと

立ち上がる・・・・・・その時


「・・・むにゃむにゃ 兄さまぁ だいすきですにゃん むにゃむにゃ」


「・・・にゃむにゃむ ワタリュ 好き だいしゅき  にゃむにゃむ」


「!!!」


え やばい 二人ともここで寝てたのか?

ここって俺の部屋だよな 昨日間違って入ってそのまま寝たとかじゃないよな

もしそうだったら ガチで殺される。


ってかそれよりも海風とヘルン 二人の寝言可愛すぎるだろ

二人そろって寝言が語尾がネコ語ってもう可愛すぎて 俺の自制心が壊れそうだ


しかも寝顔が二人とも可愛すぎる

海風は黒髪ロングで大和撫子のような感じだし

ヘルンは金髪慧眼 イギリスかフランスの少女っていう感じだ


ああ ってか本当にこれ以上ここにいると自制心が壊れて二人に何するか分からない

このまま壊れたら 速攻で二人に殺されるだろう


自制心が壊れて襲ったらそのまま殺されましたじゃシャレにならん

早く ここから離れないと


「ってか二人とも 早く起きろよ

 このままじゃ出れないじゃないか。」


二人ががっちり俺を挟んでいて 天然の牢獄になっている

無理にどかすために二人の体を触ったらその瞬間起きられて殺されるし

何もしなかったら俺の自制心が持たず襲いかけて殺される


あれっ 俺詰んだ?


このままじゃ絶対に出れないし

これって 二人の内どちらかが起きるまで俺の自制心が耐えられるか 耐えられなくて殺されるかの

ゲームなんじゃね 絶対クリアできない系の


「海風 ヘルン 朝だぞ 早く起きてくれ」


俺は小さな声で叫ぶ

そして、心の中で祈る 二人以外の女神、神に向かって


それから三十二分後


「なぁ こいつらわざと寝たふりをしているのか?

 あきらか起きるの遅いよな 特に海風」


ヘルンはまだしも海風いたってはいつも起きる時間はとっくに過ぎている

いくら昨日神社建設に魔力を消費したからって女神様なんだからすぐに回復する。


「はぁ 少しゆすってみるか」


最後の手段を使う

これで起きなければ強硬突破でここを抜け リビングに向かう

これ以上は俺の自制心が持たない


「おい 起きろ ヘルン 海風 おい」


「むにゃむにゃ なんですにゃ? 兄さま」


あぁ 海風可愛い

でも、仕方ないよな?


「なんですにゃ? じゃ ないだろ

 早く起きろよ 昨日たくさん魔力を使って疲れているのは分かるけど

 俺の部屋の俺の足の上で寝ているから

 ベットから出るに出れないし

 足はマヒして感覚無いし 

 自制心だってもう持たないし

 とりあえず早く どいてくれ あ ついでにヘルンも起こしてくれると助かる。」


「むにゃむにゃ !!! に、にに兄さま

 ど、どうしてここにいるのですか?」


「どうしても こうしても無いだろう

 というかここは俺の部屋だ。

 俺が寝ている間に何があったのか知らんが 勝手にこの部屋に入ってきて

 人の膝の上で寝て その上寝坊して

 起きたら起きたでいきなり騒ぐなよ。」


「も申し訳ございません。 兄さま

 それに~ その~ ・・・・・・」


海風 さっきまでの寝言覚えているのか段々と顔が赤くなっていく


俺は少しからかってみることにした。

昨日の仕返しというか なんというか まぁ良いや

とりあえず寝言&寝顔の事を海風に言ってみよう


「そういや海風。

 もう一回 言ってくれないかな? あの言葉」


「ふぇ? なななんの事でしょうか? 兄さま。

 私には兄さまのおっしゃっていることが分かりません。」


ほう 海風はとぼけてシラを切るつもりか

では こちらももう少し攻めるか


「海風 兄さまには嘘はつかないのが信念って言ってなかったっけ?」


「うっ わ私は別に普通に寝ていただけですし

 別に何もしていません

 に兄さまの勘違いです

 それより私は朝食の準備をしてきます。」


段々海風の言っていることが矛盾してくる

よし もう少しだ

もう少しで落ちる。


「そうか そうか まだ言わないか

 でもさ 嘘はいけないと思うんだよね。

 知っているのに 知らないっていうのは

 そもそもさ 俺は別に海風が寝ている時になんて言って無いよね

 もしかしたら昨日のことかもしれないし

 それなのに海風は寝ている時のことを言っている

 それって俺が寝ている時に何かあったんだよね?

 もしかしたら寝言が可愛すぎたとか?」


そこまで言うと海風の顔に段々 涙が浮かんできた。


(まずいな 少しやりすぎたか

 海風なら知らないを突き通すと思っていたんだが。)

 

「ご ごめん海風 やりすぎたな。」


「いえ 私の方こそ隠し通そうとしてしまいました。

 そのお詫びに兄さまの願い聞いてもいですよ?」


おお! 海風からの涙の浮かんだ上目遣い

可愛いさもありつつ悲しいさもある表情 これだけでも満足なんだが

なんでも願いを聞いてくれると言っている。


これは男として確定でおお願いしときたい事が一つあるんだが・・・・・・多分いったら

速攻で殺されるだろう。

ならアレにしよう!


「それじゃあ海風、寝言で言ってたネコ語で話して

 もちろんとても本気でね。」


「なっ わ分かりましたよ。

 (でも、兄さまに聞かれていたなんて・・・・・・

 兄さまの私のイメージが崩れてします)・・・・・・」


「それじゃ よろしく海風」


「・・・・・・はい

 兄さみゃ~ こんなことするのはぁ 今回だけなんですからにゃあ」


「なんでなんだ? いつでもして良いじゃないか」


「そんなことしたにゃ~() 兄さまの私のイメージが~ 崩れてしまいますからにゃあ。」


「はぁ 海風は別に良いんじゃないか? イメージにこだわらなくても。」


お! 思ったより海風もネコ語でやってくれてる。

もしかしたらやりたかったのかなぁ こういうの

でも、意外と海風も自分のイメージ気にするんだな


「まぁ 確かに あの真面目キャラの海風がネコ語で話すなんて思わないもんな」


「ほらぁ 兄さまも私のイメージと違うって言ってるじゃあないですかにゃ」


「まぁまぁそこは ギャップがあっていいんじゃないか?

 いつも真面目で怖くて 賢くて クラスでは近寄りがたい存在だった海風が

 ネコ語で話すって」


「に 兄さま それでいつまでこれを続ければよろしいのでしょうかなのにゃ?

 もう恥ずかしくて今にでも死にたいのですのにゃ。」


「うーん ずっと?」


「兄さま~ もう本当にやめてくださいにゃ

 昨日 怒ってしまって本当にごめんですのにゃ

 だから・・・・・・」


もう海風 完全に泣いている

昔 俺が意地悪してからかったときみたいに

・・・もうそろそろ 終わりにするか さすがにかわいそうだ


「はぁ 分かった 分かった

 もうおわ・・・・・・」


「あの~ ワタル アイシクル様

 何をやっているのでしょうか?

 これも新年の行事の一つですか?」


「「あ」」


「にゃ~ 兄さま どうしてくれるのですか

 もう私 本当に終わってしまったではありませんか

 女神の年数でも負けて

 女神の事やこの世界の事の知識でも負け

 近接戦闘なんか圧倒的敗北

 唯一 魔力量では僅差で勝っていますが

 魔力戦闘では負け

 そして、今回 威厳も失った

 もう私にヘルンに何も優位ないではありませんか

 もう もう・・・・・・・・・

 終わりにしましょう 兄さま

 そうです 兄さまが悪いのです

 すべて・・・・・・・・・

 

【神級氷魔法 アイシクル・ワールド(氷神の作りし世界)

ふふっ これで終わりです 兄さま。」


「お おい」


「何か ヤバそうですね

 アイシクル様がなんか闇落ちしている気がします。


【神級闇魔法 ブラック・ホール(全てを無に成すモノ)】」


その瞬間 海風が手に溜めていた魔力が吸い取られた


本当にヘルンには助かった

やっぱり女神には女神ってことか

でも本当に海風には謝っておこう 今回はやりすぎた。


【応援よろしくお願いします!】


こんにちは ヘルンです

今回はあまり出番なかったけど 次回はたくさんあるよね?

それに ワタルに寝顔を見られて 寝言も聞かれて 恥ずかしい

でもワタルとアイシクル様は何をしていたのでしょうか?


 「面白かった!」


 「続きが気になる、読みたい!」


 「海風とヘルン 怖いけど可愛い」


 と思ったら


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 面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


 ブックマークもいただけると本当にうれしいです。


そして、出来れば【いいね】もくれると嬉しいです。

コメントも登録しなくても書けるのでドシドシ書いてください

 

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