【特別短編】異世界で大晦日 (なお戦闘の方が多いです)
投稿休んでてごめんなさい
今回は特別短編で本編とは別です。
そして、結構ハイスピードで執筆したので若干意味が分からないところがあります
ごめんなさい
「兄さま 起きてください。」
「うん? なんだ海風 まだ起きる時間ではないと思うが」
思い切り体を揺らぶられ何事かと起きた俺は海風に尋ねた。
「何が起きる時間ではないと思うがですか兄さま 今日は大晦日です
大掃除の日ですよ。」
「・・・え?」
俺はこの時二つの意味で驚いた
一つ目は当然 海風のテンションなんだが、
こんな朝日すら出ていない深夜3時ぐらいに起こしてくる海風に驚いた
「いや海風 大晦日で大掃除をするのは分かるのだが
こんな朝日すら出ていない時間に起きる理由を教えてもらえるか?」
「そんなの決まっているではないですか
掃除は朝早くにする方が良いからです」
「・・・・・」
開いた口が塞がらないとはまさしくこのことを言うのではないのだろうか
俺はそう思うのと同時に頭の中のこれまでの海風のイメージが崩れていくのを確認した。
「はぁ~ 分かった起きるよ。 でも今すぐは無いんじゃないか?
ヘルンも寝ているし 大掃除は9時からだ。」
「はい 兄さま」
海風が納得してくれたのは嬉しいのだが、今は午前3時 朝食を取る7時まで時間がある。
とはいえ、部屋の中で何かしたらヘルンが起きてしまうし、もう一度寝るにも眠気が覚めてしまった
(やることがない)そう思っていると・・・
「兄さま もし退屈なのでしたら 外で遊びませんか?」
「・・・え?」
こんな時間に外に行くのか?と思ったがすぐに解決した
「寒さなら私の氷魔法で何とかなりますし
兄さまをこんな時間に起こしてしまったのも私ですから
・・・それに 兄さまと遊びたいですし」
「そうだな 分かった。行こうか海風」
「はい 兄さま」
俺と海風は寝室を出て動きやすい服に着替え、外に出た。
「海風 外に出たのは良いが、何するんだ?」
「ふふっ 兄さま 勝負しましょう
今回は普通の私でバトルです。」
「は?」
「前回は私が暴走してしまい兄さまに多大なご迷惑を掛けました。
なのでまだ兄さまは本当の私でバトルをしていません
ですので」
「・・・分かった分かった でもまた周りが大惨事になるんじゃないか」
「いいえ兄さま 対策済みです」
そう言って海風は手をスッと上に上げた
その瞬間、周りに薄いドーム状の幕が張られた。
「【アイス・バリアー】です
これで前のようになりません。」
「そうか バトルは魔法バトルで良いな?」
「ええ 兄さま」
「それじゃあ行くぞ
【上級氷魔法:アイス・ブースト】
【アイス・フルアーマー】
【アイス・シールド】」
とりあえず最初は自分の能力と防御力を上げる。
そして、
「まずは防御力ですか
では私は攻撃です
【神中級魔法:アイシクル・ランス100連弾】」
海風から放たれた100本の蒼色の槍が一斉に向かってくる
「【アイス・ウォール200枚】」
俺の氷の壁はパリン パリン パリンと作った瞬間壊される
だが、これで勝機は見えた
「兄さま 大丈夫ですか?」
海風は俺だけにだが勝負で自分が優勢な時又は勝つことが確定したときに
俺を煽ることがある そして、こういう時の海風は隙がたくさん出来ている
だから、
「よーし 突っ込むか」
俺は盾を二枚用意し海風に向け 走った
当然海風も攻撃してくるが、まったくもって痛くない
そして、
「【アイス・ミサイル】」
「【神級氷魔法:アイシクル・テクト】」
その瞬間 爆風が吹き荒れ・・・なかった
「【神級闇魔法:ブラック・ホール】」
「「え?」」
「え? じゃないですよ うるさすぎて寝れませんでした
最初はアイシクル様ということで許してましたがもう我慢の限界です
それに最後の魔法 あの魔法このバリアじゃ防げませんよ
ボクを殺すつもりですか?」
「「ごめんなさい」」
「もう!」
その後 急いで海風が朝食を作った
食べている時にヘルンに怒られると思ったが以外にも怒らなかった
それよりも最後のアイス・ミサイルが気になったのかめっちゃ聞いてきた
まぁ 怒られるよりましだよね?
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数分後なんとか朝食を食べ終え 30分遅れで大掃除が始まった
「ヘルン 大掃除って分かる?」
「オオソウジ? 何それ美味しいの?」
一部(最後の方)おかしかったが分からないということは分かった
「ちなみに どんなのだと思う?」
「掃除することでしょう?」
「ああ そうだが したことあるのか?」
「ううん したことないよ
基本的に身の回りの事は下がやっていたし
しようと思ってもダメって言われるから ・・・なんかごめんね」
「いや 良いよ
とりあえず今から教えるから一緒にやろうか」
「ええ ワタル」
大掃除で掃除するところは 寝室、リビング、廊下、玄関、階段、キッチン
風呂場、窓、ドア、庭の計10個 これを三人で分けていく
内訳は
海風が寝室、キッチン、風呂場の三つ
ヘルンがリビング、廊下、庭の三つ
俺は残った所の玄関、階段、窓、ドアの四つ
時間は前半3時間(9時半~12時)後半3時間(1時~4時)3時に5分休憩でやっていく
「では兄さま ヘルン準備は良いですね?」
「ああ」
「はい アイシクル様」
「では スタート!」
海風の掛け声とともに三人とも各々の掃除場所に歩いて行った
俺はまず最初に玄関の砂掃きをして、その後窓、ドア、階段の順番にしていった
途中ヘルンに雑巾掛けの仕方を教えたり、3時におやつを食べたりして結構楽しかった
まぁ途中何度か海風に怒られたが。
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ヘルンSIDE:
ボクはリビング、廊下、庭の掃除をしました。
まず最初にしたことのある庭掃除をしてリビング、廊下の順番でやっていったのですが、
ゾウキンと言う布を使ったことが無くワタルに教えてもらいながらしました。
でもこのゾウキンと言う布は本当に良いですね
こんな布切れが廊下をきれいにするなんて・・・
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海風SIDE:
私は寝室、キッチン、風呂場を掃除しました。
まず最初に風呂場をしてキッチン、寝室の順番にしました
まぁ地球にいる頃から兄さまの部屋や両親の部屋も掃除していたので
簡単でした。
ですが、ヘルンや兄さまが途中騒いでいたりして少しだけ怒りましたけどね。
べ、別にヘルンが兄さまと親しく話しているのを見て嫉妬したからじゃありませんからね。
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兄さまSIDE:
「ふう~ 終わったな」
「ええ 終わりましたね」
「疲れました ワタル血飲ませて」
「はあ?」
「ウソですよ さすがにこの状況では飲めないですよ。」
「はぁ でも疲れたな 海風 少し寝るか?」
「そうですね 私も少し遅めの昼寝でもしましょうか」
「賛成! ワタル一緒に寝よ」
「だめですよ 兄さまは私とです」
そんなこんなで俺たち3人は昼寝をしたのだが・・・
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2時間後
「やばい やばい やばい
兄さま 本当にやばいです!」
「どうしたんだ 海風」
「年越しそば 作っていません」
「トシコシソバ?」
「ああ ヘルン 年越しそばっていうのは
まぁ普通のそばなんだが 一年の締めくくりに食べるそば料理かな」
「ボク そもそもソバっていうのを食べた事ないから楽しみですわ」
「海風 正直思うんだが そんなにそば作るのに時間かからないと思うぞ
魔法とかも使えるし」
「そうですね。すみません兄さま 冷静ではありませんでした。」
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30分後
「兄さま ヘルン 出来ました」
「「おお !」」
「っていうか 食材ってどこからm」
「それは秘密です兄さま
まぁとりあえず 食べましょう」
正直 海風がどこからか食材を持ってきたのか気になるが
まぁ女神だしね 独自ルートがあるのだろう
「ヘルン 味はどうだ?」
毎年食べている俺からすればとても美味しいが
異世界人+女神のヘルンは味覚が違うかもしれないと思い聞いてみた。
「美味しいい!」
「そう 良かった」
「海風は本当に料理上手いな」
「いえいえ でも兄さまにも喜んでもらえて嬉しいです。」
楽しい食事の後 寝室に入り 寝る準備をした
そして、布団を掛けて
「俺と海風がいた日本には一年の最期に言う言葉があるんだ」
「へぇー なんていうの?」
「良いお年をといいます。」
「そうなんだ じゃあみんなで言おうよ」
「そうだな」
「ええ」
「「「良いお年を!」」」
はい! どうもこんにちは! 死神ヘルンです。
アイシクル様の料理うますぎる
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「海風の料理食べてみたい!
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