死神大戦 2 ~兄さま死神と会う~
昨日は投稿しなくてごめんなさい
今日から毎日投稿がんばります!
「海風 頑張るぞ!」
「はい! 兄さま(兄さまとの共同作業 すごく楽しみ!)
魔物達には申し訳ございませんが私の見せ場のために死んでもらいます!」
「そうか・・・(何か一部おかしかったがまあ良いか)」
そうして、俺と海風はイグルーを出て
前面に広がる元ダンジョンの森を見つめた
「なあ海風
魔物の音とか気配が全くしないけど・・・いるんだよな」
「ええ 兄さま
おそらく魔物軍の指揮官が相当優秀なのでしょう
それにしっかりに統率が取れている
私が戦ってきた魔物軍の中でダントツで一位ですね」
「・・・そうなのか」
俺は、正直海風の戦ってきた魔物軍について詳しく聞きたかったが
今はその気持ちをぐっと心の隅へ追いやった。
「兄さま 2時と9時の方向 敵複数確認 接近してきます!」
「了解! 海風は9時の方向を頼む」
「分かりました兄さま おそらく今からは乱戦になります
おそらくこの魔物の数だと私が援護に入れません
無理そうだったらイグルーに避難してください」
「分かった だが ここは兄として意地を張らせてもらう」
「はあ~ 分かりました ご武運を兄さま」
「海風も ご武運を」
そうして俺と海風は開始と同時に分断され
仕方なく各自で魔物を討伐していった。
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「それじゃあ やるか」
前方に5体のゴブリン
横から3体の毒蜘蛛
正直海風に魔法を習う前であれば腰を抜かすか
戦っても速攻で殺されてたであろう
だが、
「負ける気がしないな
【中級氷魔法:アイス・ランス3連射】」
グヒ グヒ グヒ
俺が放った瞬間
横からゆっくりと進んでいた3体の毒蜘蛛が
顔面から氷の槍で貫かれ 汚い音を出しながら死んで行った
「よし! まず3キル」
俺の長所は足の速さと賢さ? 発想力 魔法のリロード時間の速さ 攻撃力 だ
逆に短所は魔力量 防御力の二つ
魔力量は元よりかは圧倒的に増えたが 持久戦になると先に無くなるのは目に見えているし
大量に来られても負ける
なら得意の足の速さとリロード時間で簡単で魔力消費量の少ない魔法を使って、
敵を分散させてから各個撃破しないといけない
「まあ さっきの毒蜘蛛みたいに動き回られると厄介な奴は先に倒して
ゴブリンのような動きの遅い奴を後から弱い魔法で倒す
それが一番良いか」
と俺が思ったその時
ギャヒ ギャアア
俺が一人で考え込んでいるのを挑発と見たのか
止まっていたゴブリン5体全員が一斉に動きだしてきたのであった。
「ちっ もう少し止まっていてくれても良いのに
・・・まあ良いか
【初級魔法:アイスアロー 5連射】」
俺は作戦どうり魔法で一番弱く 一番魔力消費量の少ないアイス・アローを放った
しかし、
「なっ」
ゴブリン達は危なげもなくヒョイと横によけたのだ
そうして、一気に俺の所まで走ってきた
俺も後ろに走った
(くそ ゴブリンって冒険者ランクの一番低いのでも倒せるような
弱いモンスターじゃなかったのか?)
完全に俺はよけられないと思っていたため次の魔法も構成しておらず
しかも、軽く動揺していた。
その間もゴブリンは俺との間を詰めてくる
そして、ゴブリンは足が速い
なので追いつかれるのも時間の問題だった
(完全に俺の予想と外れた
こうなったら大量に魔力を使ってでも倒す方がよいか?)
俺は、走りながら頭の中で悩んでいた
すると
(兄さま 大丈夫ですか?)
女神様からの通信がきた。
「あ ああ 大丈夫だ」
俺は若干焦っていた もしこの場を海風に見られたらどうしようか
おそらく幻滅されるか 怒られるか その二つだろう
先ほども言ったがゴブリンは低ランクでも倒せる魔物だ
そんなゴブリンを倒せない あわや追いかけられているなんてありえないことだ
そんな俺の心を読んだのか海風が聞いてきた
(兄さま 本当の事を言ってください
おそらくですが何かに追いかけられているのでしょう?)
「うっ いや 別に だ大丈夫 大丈夫」
(兄さま 焦らずに一度心を落ち着かせてください。
それに兄さま 魔物に負けたり 追いかけられたりすることは恥ずかしいこと
ではありません。
だって兄さまは今日が初めての魔物戦闘です。
私も初めての時は緊張したし 全然倒せませんでした。
なので兄さまも焦らず 緊張せず 一度心を落ち着かせてから対処してください。)
「ありがとう 海風
海風のおかげで楽になったよ でも海風も最初は出来なかったんだな」
「ちょ兄さまぁ そうですよ私も最初は全然でしたよぉ」
「あー ごめんごめん でもありがとう海風」
「いえいえ ではこれからも頑張ってください
私もこちらが終わり次第兄さまの方へ向かいます」
「ああ 分かった 」
俺は一度深呼吸をして心を落ち着かせ
もう一度考えた
「おそらくさっきは魔法の威力の問題じゃなくて
速さの問題だろう ・・・だが」
「俺の使える魔法にアイス・アローより速い魔法はない
となれば ・・・遅くても確実に当てられる魔法
つまり【アイス・チャージ】を使えば良い!」
俺は速さよりも確実性を狙い
仮に魔法がゴブリンに当てられなくても 爆風や破片で倒すか負傷させる
それが海風の話を聞いて考えた作戦だ
「それじゃあするか
【創造氷魔法:アイス・フルアーマー】
【創造氷魔法:アイス・シールド】」
これで準備は終わった
もう何もない
「海風 ありがとう
【創造氷魔法:アイス・チャージ】」
詠唱した瞬間
目の前まで来ていたゴブリン5体が爆音と共に吹き飛んだ
そして、煙の消えた時に見えたゴブリンの亡骸は無残なものだった
最初、牢屋から逃げ出しこのダンジョンに入った時に戦った魔物もグロかったが、
これはそれ以上
まず至近距離での爆発により、吹き飛び その衝撃で四肢がバラバラになり、
その後の氷の刃でゴブリンの体はズタズタに切り裂かれ
ミンチ状態(少し言いすぎかも)になっていた。
「ふう~ やっとたおせt ・・・ええー!!」
喜んだのもつかの間 先ほどの爆発のせいか分からないが、
地面が音を立てて崩れ始めた
俺はとっさに自分の立ってる場所にアイス・ウォールを張ったが
周りと一緒に落ちて行った
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「いててて ふう~なんとか耐えられたかぁ」
俺は穴に落ちて 気が付いた時 上から大きな岩が落ちてきた
俺は一瞬死を覚悟したが 対爆発用に装備していたアイス・フルアーマーにより
何の痛みもなく耐えた(なおぶつかった岩は粉々になった)
「さて これからはどうするか ここからだと
まだ魔力は十分にあるし アイス・ウォールを使って上に登るか」
そう思い魔力を発動したその時
「キミ 大丈夫?」
そこには満面の笑みでこちらを見ている
俺と同じぐらいの背の少女がいた
はい!こんにちは!死神ヘルンです! 今回も読んでくれてありがとうございます。
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