表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

僕は二度、君を好きになる。

作者: 七瀬
掲載日:2021/01/27







僕には、愛する彼女がいた。

彼女とは? 3ヶ月後に結婚式を挙げる予定だった。

僕の名前は、小西 允彦 29歳 営業マンだった。

彼女の名前は、三浦 名花 23歳で事務員をしている。

僕と彼女との出会いは? 共通の友達の紹介だった。

初めは、お互いあまりいい印象はない!

彼女は、気が強そうで男勝りといった感じの印象を僕は

受けたからだ。

彼女も、僕の気弱な感じが嫌いだったらしい。

でも? 次に会った時は、趣味や考え方が凄く似ている

事にお互いびっくりした。

彼女と一緒に居るうちに、僕は幸せを感じるようになる。

彼女も、僕と一緒に居るうちに結婚を考えるようになったと

言ってくれた。

僕となら、幸せな結婚生活を送れると、、、。

僕も彼女も、物凄く幸せだった。

いつの間にか、お互いの家族にも会う仲に...。

僕の母は? 彼女の事を実の娘のように接していた。

僕は、2人兄弟の末っ子で女の子がいなかったからだ。

母は? 3人目は、絶対に“女の子が欲しかった”と

僕が幼い時は、髪も長く伸ばして、スカートも履かされていた。

外を歩くと? 必ずと言っていいほど、僕は女の子に間違われた

らしい。



『あら~可愛らしい女の子ですねえ!』

『えぇ! でも、お転婆なんですよ~』




母は、完全に僕を女の子として育てようとしていた。






 *




僕が彼女と結婚式を挙げる3ヶ月前に、僕は交通事故で亡くなる。

突然の事で、僕の家族も彼女も相当、ショックを受けていた。



『名花さん、ごめんなさいね。』

『・・・どうして、お母さんが謝るんですか?』

『だって! やっと私にも義理の娘ができると思っていたのに

こんな事になっちゃって。』

『・・・お母さんのせいじゃありません!』

『・・・あ、ありがとう。』








・・・その頃、僕の魂は何処かのビルの屋上にいた。

僕の目の前で、僕と同じぐらいの歳の男性が飛び降り

自殺をしようとしていた。

僕は、思わず! 彼の背中に手をかけようとすると?

僕の魂が、彼の体に入り込む。

そして、僕は目覚めた!

僕の魂が、彼の体に入ったのだ。

あと少し遅れていれば、彼はこのビルから飛び降りていただろう。

20階以上もある高層ビルだ!

落ちれば、“即死だったに違いない!”

僕は、彼の体を使って生き返ったのだ。

僕は先ず、彼女に会いに行った。




『名花、元気だったか?』

『・・・えぇ!? どなた様ですか?』

『・・・あぁ、ボクは小西 允彦君の同級生です!

だから貴女の事は彼から、小西君は元気ですか?』

『・・・あぁ、それが、事故で亡くなって。』

『えぇ!? そうですか、ボクで良ければ相談に乗りますよ。』

『ありがとうございます。』





取りあえず、ボクは名花とLINE交換をして分かれた。






・・・自殺をしようとした彼がナゼ? 死のうと思ったのかを

まず最初に調べてみた。

彼の財布から、免許証が出てくる。

彼の名前は、『伊東 清次』29歳、サラリーマンだったらしい。

どうも? 会社で彼はリストラにあって、無職になった。

彼女もいたけど? 結婚する前に他の男に寝取られたらしい。

それで、自殺をしようと考えたみたいだ!

彼の部屋に行ってみると? 6畳ほどのワンルームマンションだった。

家賃も、無職になっても支払っていたみたいで! コツコツ貯金をして

貯めていたお金で何とかやりくりしていたらしい。

部屋の中も、物凄く綺麗にしている。

几帳面というか? 真面目なタイプの人間だったのだろう。

僕は、新たに正社員で仕事を探す事にした。

貯金も、十分残っているので焦らずゆっくりと仕事を探す事にしよう。

ボクは、この日から名花と連絡を取ってちょくちょく会うようになった。

ボクはまた、名花に【恋】ができる喜びを嚙みしめていた。

例え? 他の男性ひとの体でも、ボクの彼女への気持ちは何も変わら

ないと今なら言える!

ボクは、今も名花を愛していると誓うよ。



『ごめんね、こんな時間に清次さんを呼び出したりなんかして。』

『別にいいよ。 今日も、小西君の事なんだろう!』

『・・・ううん、ごめん。』

『いいんだ! 何でもボクに言って!』

『ううん。』




名花は、亡くなった僕の事を今でも名花の心の中で生きているよう

に嬉しそうに話すんだ!

ボクは、嬉しい半分寂しさもあった。

目の前に居る、ボクの事を彼女は見てくれてないかと思うと?

なんだか、複雑な気持ちになる!

でも、ボクはやっぱり名花が好きだ!

彼女を、僕の手で幸せにしたい。

その気持ちは、“亡くなった僕も今のボクも”変わらないという事

がはっきりわかる!



【本当に、ボクはどうしようもないぐらい君を愛してるよ名花!】





最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ