表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/13

流星に詠う

 もしジェノサイドが、ガービウ・セトロイがいなければ────




 父に道具としか認識されず、埃まみれの部屋で過ごす事は無かっただろう。



 唯一の親友の心は陵辱されず、妹と3人で幸せ溢れる日々を送れただろう。



 父が殺される事無く、母も玩具にされることも無く、細やかでも温もりのある日常が実現しただろう。



 幼なじみに裏切られる事無く愛する者を待ち続け、初々しいときめきを忘れない生涯であっただろう。



 家族も仲間も死ぬこと無く、強さを求め茨の道を進むことは無かっただろう。



 祖父も支えてくれる人々との永遠の離別など無く、孤独である事など無かっただろう。



 父が堕ちて母を殺すことなど無く、何よりも大切な人々のために生きることが出来ただろう。



 血縁ではないという理由から家から追い出され、常に命を狙われる日々を送ることは無かっただろう。



 禁断の歴史に触れ、家族を目の前で嬲り殺されることも無かっただろう。




 ──全ては過去、これらは願っても2度とやって来ない。



 しかしその道から得られた幸せはある、愛する者が出来、信じ合える者が出来、本物の繋がりと温もりも得られた。



 それがいつかは壊れると分かっていても、信じていたかった。






 それでも、ジェノサイドが……ガービウ・セトロイがいなければ────

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ