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ジョン・コルトレーン「My Favorite Things」

 はじめにコルトレーンを聞こうと思った時、なかなか取っ付きにくい曲が多かったので、結局、定番の「My(マイ) Favorite(フェイバリット) Things(シングス)」からという順番になりました。

 その前にヴィレッジヴァンガードで演奏しているアルバムを聴いたのですが、これがよく分からなかった。今ではすごく好きですけど、とにかく最初の頃はアドリブというだけで、かなり抵抗がありました。

 それで「My Favorite Things」から、という形になったのですが、それでも、コルトレーンのアドリブを云々するという形にはなりませんでした。そもそも「My Favorite Things」という曲は、京都のCMでよく知っていましたし、その後で「サウンド・オブ・ミュージック」のBGMで聴いて、かなりハマった記憶が既にありました。そのため、テーマ自体が、すでに聴きやすかったということもあると思います。

 それで、おそらく、ジャズに興味のない方も、この曲ならあまり抵抗なく入れるのじゃないかなと思います。テーマが聴き馴染んでいるからでしょう。ただ、かなり奥深い曲なので、テーマだけで分かった気になってしまうのは勿体ないとは思うのですが……。


 これを聴き始めた頃、僕はただぼんやりとジャズに興味があって、親戚に連れられてジャズのフェスティバルに行きましたが、よく分からなくて困ったのでした。その親戚がビックバンドの方がメインなのだと言うので、それがあまり好きではなかった。

 そのちょっと後に、大学の学園祭でジャズ研究会の演奏を聴いたら、これはロックと変わりないじゃないかと拒否反応を起こした記憶があります。その時、僕にはアコースティックなジャズのイメージしかありませんでしたもので……。

 ただ小さい頃に連れられて行ったジャズ喫茶の思い出があっただけで、他には何もなかったのですけどね。とにかくにも、どんなものか知りたかったのでした。


 それで、一年ばかりしてからまた「My Favorite Things」を聴き直して、その時、なんだか非常に胸が熱くなった。特に聴き終わった時、不覚にも涙が出そうになった。その後は、また聴かなくなったりと好きなのか好きでないのかよく分からないながらも、最近はまた聴いています。

 訳のわからないエッセイで大変に恐縮です。順番が逆ですが、コルトレーンの説明をしますと、個人的にはマイルス・デイヴィスと並ぶジャズの巨人だと思っております。テナー・サックスやソプラノサックスを吹いて、非常にドラマチックで熱い演奏をするイメージがあります。これからも聴いていきたいと思います。



[追記]

 この「マイ・フェイバリット・シングス」では物足らなくなった方は、アルバム「セルフレスネス・フィーチャリング・マイ・フェイバリット・シングス」収録の「マイ・フェイバリット・シングス」を是非、お聞き下さい。次元が違います。

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