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ジョン・コルトレーン『ブルートレイン』「ロコモーション」

 久しぶりにジャズの名演を紹介したいと思います。さて、どうしたものでしょうか。以前のエッセイを読んだところ、これは直した方がいいだろう、という点も沢山ありました。ジャズファン歴も少しずつ長くなってきて、新たに分かってきた点もあり、そういう目で読むと、これまでのエッセイにある種の恥ずかしさを抱きますね。

 今、僕はジャズファン歴五年目程度の若造ですが、十年目ぐらいに連載を再開しようかな、と思っていたところ、それでは、一向にエッセイが出来上がらないので、ぼちぼち再開しようと考えました。


 今回、僕の好きな一曲ということで、コルトレーンのアルバム『ブルートレイン』から「ロコモーション」を紹介したいと思います。

 ところが、僕がこの「ロコモーション」で好きなのは、コルトレーンのソロというより、トランペッター、リー・モーガンのファンキーでスウィンギーなアドリブソロなのですね。

 それにしても、こういう「ファンキーでスウィンギーな」とかいう表現は、文学者としてはよくないのかもしれませんね。ある種の固定的な常套表現で、実際の感覚を呼び起こすのには弱いものかもしれません。


 僕が、リー・モーガンの存在を知ったのは、ジャズメッセンジャーズの『モーニン』で華麗にトランペットを吹きまくっているところからですね。その後、有名どころのジャズロック『サイドワインダー』の存在を知って、とにかく、それを必死に聴きました。


 この『ブルートレイン』というアルバムは、コルトレーンがリーダーの名盤で「シーツオブサウンド」と呼ばれる隙間なく高速で吹き続けるようなコルトレーンの奏法が楽しめる1957年録音の作品になっております。

 しかし、僕は主にリー・モーガンの華やかで潤いのあるトランペットのソロが好きで「これこそトランペットだ!」という気持ちで聴いております。

 ちなみに3分半を過ぎた頃から始まるのが、リー・モーガンのソロですね。

 ジャズに聴きなれていない方は、楽器の音色の違いが分からないという方もいらっしゃるかと思うので、ここらへんは詳しく書いた方がいいと思いました。


 何はともあれ、この名盤、なにか人を惹きつけてやまないものがあります。大部分は、三つのホーン楽器が交代で、高速で吹きまくる、非常に盛り上がる演奏なのですが、バラードの名演も入っています。「アイム・オールド・ファッションド」です。おすすめです。


 以前、ジャズに興味があると言っていた友人に、好きなCDを買ってあげるから選んでいいよ、と言ったら、この「ブルートレイン」を選んでいました。僕にとっては、その友人の顔が浮かんでくるアルバムでもあります。


 コルトレーンについても、いずれ詳しく説明していきたいですね。その機会がいつ来るかは不明ですが、楽しみにしていてくださいまし。

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