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ウィントン・ケリー『ウィントンケリー!』「枯葉」

 ついに機は熟した。もう誰にも遠慮をすることなく、ジャズを語ろうというその機が熟した。僕は一年半ほどジャズエッセイの更新を停止していたのですが、この一年半で、自分としても色々考えがまとまってきたことですし、連載を再開したいと思います。目指すは、以前宣言していた100曲紹介なのですが、あまり急がず、じっくりと書いて行こうと思います。


 それでは今回、ご紹介するのは超有名曲、ウィントン・ケリーの「枯葉」です。いいですね。(ぱちぱち)。ちなみにアルバム名は『ウィントンケリー!』なのですが、邦訳は『枯葉』となっているよう。

 元々、シャンソンの「枯葉」をジャズスタンダード曲として演奏して、特に有名になったのは、マイルス・デイヴィスがキャノンボール・アダレイをリーダーに抜擢したアルバム『サムシンエルス』でのことでした。まあ、そんなことはいいんです。僕からしたらこっちの(ウィントンケリーの)「枯葉」の方がずっと好きです。


 ウィントン・ケリーは、ピアニストです。それもとーってもスウィングするジャズピアニストです。スウィングという感覚はちょっと難しいのですが、簡単に言えばノること。それも弾むようなリズム感、均等でデジタルなものではなく、ずらされて、弾むような、自在で浮遊するようなリズム。そこからの高揚感みたいなものでしょうか。まあ、ジャズにおいては、ノればみんな「スウィングするね!」 という感じになります。

 ちなみにさっきの「とーっても」は、ちょっとウィントンケリー風にスウィングさせてるつもりです。僕は文学の方の人なので、文章でもスウィングさせたいーんです。(こんな馬鹿馬鹿しいエッセイだと思われるのも困るのですが)


 まあらスウィングとは何かということは、ウィントン・ケリーの「枯葉」を聴いて頂ければ分かると思います。


 僕が購入した『枯葉』は二枚組で、ディズニー曲(白雪姫のテーマで、ジャズにおいてはスタンダード曲)の「サムデイ・マイ・プリンス・ウィルカム」なども二枚目に収録されていたのですが、どうもこのアルバムは一枚組のが普通らしい。それでどうしてもウィントンケリーの「サムデイ・マイ・プリンス・ウィルカム」を皆さんに聴いていただきたくて、困っていたのですが、なんと『枯葉Ⅱ』というアルバムに同タイトルが4テイク分も収録されている! みなさん。おめでとうございます!


 とにかく、このアルバムでウィントンケリーを知った方は、もう離れられませんよ。本当に素晴らしい演奏家だと思います。


 ちなみに僕は『ケリー・ブルー』の「朝日のようにさわやかに」も好きです。音数が少なく、ジャズらしい気だるさもあり、とーってもスウィングしているカッコいい演奏です。

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