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観測者と転移者編1

物語はフィクションであり、実在する、団体や個人とは一切関係ありません。

アニメやゲームに憧れている者ならば、誰でも一度は思うことがある。


ーあの人達の世界に行きたいー


と。


だが、このような願望もいつしか記憶の奥底に封じ込め、大抵の人間は大人になって行く。


そう、大抵の人間は…


だが、このような願望をもつ一部、ほんの一部の人間は毎年、神隠しのように行方不明者がでているらしい…


これから貴方が知るのは、とある名もなき一般人が巻き込まれた神隠し事件の物語。


この謎の神隠しの先にあるのは…行った者にしかわからない。


ーでは、物語を始めようー




…「ジッ」


「ジリリリリリリリリリリリリ!!!!!」


バンッ


朝だ。


眠い。


身体が重い。


目覚ましがうるさい。


と、毎朝脳内に勝手に浮かんでくる思考に意識を任せながら、俺は瞼を開けた。外はもう日が高く、気温も絶賛上昇中のようだ。


「ふあぁあ……あー…あっつ〜…そりゃそうか…夏休

みだもんな…」


そうなのである。今は2017年8月なのである。ここんとこ熱帯夜が続き、寝不足の目を擦りながら俺は布団を片付け始めた。


「たくっ…エアコンぶっ壊れるわ、扇風機は使えない

わでろくなことがない…誰の行いが悪いんだか…」


と、自己中な愚痴をこぼしたその時、


足が滑った。


「へ?」


そしてそのまま俺は、サッカーのオーバーヘッドキックを撃つように、頭を床に撃った。もし、外の通行人に透視能力があり、俺の部屋が見えていたのなら、その通行人は迷わず拍手を送っただろう。


ズドンッ!!


「てぇ〜…行い悪いのは俺ってか…それもそうか…何

しろ、ここんとこ、ゲーム、アニメ漬けだもんなー

…もっと真面目になれってことか…」


そうこうしてる内に1階から声がしてきた。


「メシだー!降りてこい!!」


妹だった。どうやら飯を早く食っちまえということらしい。俺は深いため息をつきながら、台所に降りて行った。


今日のメニューは納豆らしい。まぁ、365日朝は納豆だが…流石にこの味は飽きるが、7年間朝昼晩キャットフードという家の飼い猫よりはマシだろう。


朝食の納豆を食べながら、俺は考えていた。

長谷崇史(ながやたかし)、成績は中の中、運動ダメダメ、趣味はゲーム、アニメ…


「なんちゅーステータスだ…」


平々凡々なオタクステータスだった。もう少し、俺だけの何か、があったら良いのに…


「あー………異世界に行きたい……」


異世界に行けば、剣や魔法でドカンドカンして俺TUEEEEしたり、選ばれし冒険者!とか俺だけの特技に目覚めちゃったり…


「出来たらいいなー…そんなの…。」


と、妄想が過剰になってきたところで俺は我に返った。


「いっけね。飯冷めちまった。…ま、いいかこんなに

あついんだから。」


冷めた飯を食い終わったあとは2階の自室でゲームをした。ゲームの名前は「ギルネシアオンライン」通称GO。ジャンルはmmorpgでリリース半年後から始めて、2周年になる、お気に入りであり、なんだかんだで長い付き合いでもある。


所属ギルドはまったりではあるが、会話も弾むし、ギルドメンバーとも一緒にいて楽しい。今日は特に仲良しのシラネコさんとエルバ大火山でサラマンダー狩りだ。


範囲魔法でサラマンダーを一掃していると、シラネコさんが、興味深い話をしてくれた。その話はというと…


「私のフレにトラネコってプレイヤーがいるのにゃ。

十日前にそのトラネコさんが、ネットで[異世界チケ

ット]ってサイトに登録したらしいのにゃ。けど、そ

れ以来連絡途絶しちゃって…」


だ、そうだ。

これを聞いた俺はすぐにログアウト、このサイトにもしかしたら…もしかしたら!!みたいなノリで登録した、が…すぐには何も起こらなかった…そう、すぐには…。




ー十日後ー


それは暑い夏の日だった。自転車で近所のデパートに遊びに行っている時、それは起きた。


「頭痛か…熱中症かな…」


最初はそう思った。だが、次の瞬間には足に力が入らず、地面に倒れてしまった。


「や、やべ…なんなんだ…とにかくき、救急車…し、

死ぬー…」


そこで


意識が途切れた。


どうも、これから「唯の一般人のオレのとある異世界騒動記」を書いていきますt2ですm(_ _)m

1話目はエピソード0みたいな感じなのでこれから学園ハーレム、超能力バトルみたいな感じにしたいと思います(*^^*)2話目は新しい登場人物も出るのでどうぞ、読んでくださいね( ´ ▽ ` )ノ

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