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周りが全部クソに見える

作者: 藤本GJ

バイト先に昔おった大学生の発言。


クラブ入った事ない。サークルにも入ってない。バイトした事無かったが母ちゃんに言われここに来たらしい。


「京都の大学やったら友達とどんなとこで遊ぶの?」


「いや、オレ友達いないんで」


「えっ!」


「中学から友達いないですね」


「1人で授業終わりメシ行ったりは?」


「寄り道なんかしないですね。早く帰りたいんで」


「……そうか」



読書家やから色んな本は知ってる。


誰かと話したいとは思わないのか…



「大学に話す人はいますよ」


「おう!そういう子らとは遊ぼうとは思わんの?」


「なりませんね」


「でも、メシ誘われたりせんの?」


「誘われますが断りますね」



「…そうか。好きな女優さんとかおる?綾瀬はるかキレイや思うんやけど?」


「興味ないですね。TV全く観ないんで。綾瀬はるかって誰ですか?」


「えっ!知らんの。今映画出てるやん」


「知らないです」


「大学生やねんから色々やった方が楽しいで」


「自分の人生に期待してないんで」


「良い大学行ってるんやから友達一杯作っといたら助けて貰えるで」


「周りが全部クソに見えるんで」


「……そうか」





周りがクソに見えるって事は君が周りからクソや思われてるよ。


ブーメランでな。

ただ、本やバイトのグチの雑談にはよく笑ってくれる。


もったいない奴やと思う。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 素晴らしい! これがある種の一人でいる俺カッコイーですか。 [一言] だから自分がつまらない人生を送っていることに気づかないのでは?
[良い点] 世には、傑作、名作、大作がある傍ら、 クソ作品も存在する。 彼は、モナリザだ
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