第六話 襲撃2
今書いてるとこみて思ったけど3人以上の会話を書くのが苦手です。
「おい、あれの原因多分わかったぞ。」
夜寝る前にこんなチャットが花田から来た。ちなみにフレンド登録をしておくとチャットができる。
「で、それは何なんだ?」
「調教師だ。モンスターを調教することで自分の仲間として使える職業らしいんだが調教したモンスターとの信頼度が上がるとより細かい命令ができるようになるということだ。信頼度を上げる手段は一緒にモンスターを倒すこととかプレゼントをやることだ。モンスターを倒してる間にレベルが上がったんだろう。お前の予想は当たってたぞ。」
「現状ではそれ以外の原因は考えられないんだな?誰かが秘匿している可能性もあるが・・・まぁ今回はその調教師って職業で決まりだろう。目的は何かわからないけどな。」
「予想はできないのか?」
「一応何パターンかはあるがそもそもこの状況で人間に危害を加えることができるって点で普通じゃないから俺の予想なんて無意味かもしれない。まずは金目当てのパターン。食堂とか自販機とかに金があるからなー。こっちの金もポイントに変えられるんだってよ。」
「鍵開けるスキルは持ってないはずなんだよな。アイテムがあるのかもしれないが。それにもっと楽に狙える場所だってある。」
「うん、だからもっと有り得そうなのを考えてみた。人間を調教したいんじゃないか?それなりのレベルのプレイヤーならかなり使えると思う。」
「人間に効くかどうかは知らんがなくはないな。人間に危害を与えることを何とも思わないやつなら人間を操ることも問題だとは思わないだろう。」
「あとは何も理由思いつかないな。ぶっ飛んでる理由かもしれん。」
「んじゃ、おやすみ。」
「また明日。」
ここでチャットは終了。
そして翌日。
「正門の警備が破られたぞ!」
生徒会のメンバーの報告で学校中がパニックになった。学校の警備は生徒会男子と一部の有志によって行われている。
「敵は?!」
これは副会長の佐々木君の声だ。冷静な様で結構じゃないか。
「ゴブリン等のモンスター200以上とプレイヤー16名だ。現在教師が対応してくれている。」
実際は教師より一部の生徒の方が強いんだが。まぁ大人である教師が対応する方が正しいってことかね。200以上を片付けるのは無理があると思う。
「警備してたやつらはどうなってるのかな。」
松本さんが俺に問いかけてきた。
「死んでるっていうことも十分にありえるね。そうだとしたら残念なことだけどいつかは覚悟しなくちゃいけないことでもあるんだ。」
「何で石田君はそんな風に言えるの?人が死んでるかもしれないんだよ。」
「だからと言って落ちこんでたら隙ができて自分も死ぬかもしれないからな。被害を最小で済ませるためにも闘おう。俺たちにはその力がある。」
「確かに後輩たちが頑張ってるのに何もしないなんて嫌だ。私頑張るよ。」
今俺たちがいるのは校舎への入り口付近だ。モンスターの侵入を許すわけにはいかない。入り口は何個かあるから俺たちだけでは無理なんだが。
「五月雨撃ち」
これは松本さんがショップで買ったスキルだ。4本の矢がランダムに敵を攻撃する。
「魔力拡散砲」
敵が密集してると使えるねぇ。ここにいるのは40程の敵だ。絶対にここは遠さない。
「うわぁ、俺の攻撃食らわないために散りやがったよ。厄介だな。」
「だからって首吹っ飛ばしまくるのもえぐいけどね。」
「相変わらず動きにくいわこれ。1対1だと使えねーな。」
「2対多だからいいじゃん。」
「だいぶ口調が馴れ馴れしくなってきたよねー。心開いてくれたのかな?」
「こんなときにいじらなくても・・・。」
「いじったわけでは、ないっ、けどなっ!」
ギロチン重いよ・・・。
「殲滅完了だねー。」
「意外と余裕だったな。じゃあ帰るか。こっちにはもうこなそうだし。」
そんな会話をしている俺たちの耳に地面と靴が当たる音が聞こえてきた。
主人公の無双感がたりなすぎる。普通の人の戦闘が描写されてないからだろう。十分に異常な戦闘してるのに。