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最初から最強ライフ  作者: 幽夢
追放編
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第十八話 模擬戦

なぜかここで唐突に戦闘を挟みます

 俺の提案により迅と俺で模擬戦をやることになった。模擬戦というのは人間同士で戦闘を行うシステムで専用のフィールドで行われる。そこでhpが0になっても死ぬことはない。力比べやスキルの試し打ちを目的として作ったシステムだそうだ。観戦も可能でそれを使ってみんなに見てもらっている。


「さて、本気で行くよ。」


「あぁ、俺だってレベル30になったんだ。そう簡単には負けん。」


俺はいきなり距離を詰める。ステータスでいうとすばやさでなく攻撃力を使った直線的な移動だ。


使っている武器は必殺の太刀というもので攻撃力が上がるだけの武器だ。


「早業」


まだ抜刀もしていない・・・だが、スキルの使用により普通に抜刀するより明らかに速く抜刀される。ちなみに早業は高速で2回敵を斬る技だ。


さすがに予測できなかったのか迅は避けることができない。


「うわっ、今の何だよ。まだ抜いてなかっただろ。」


「抜刀せずに手を刀に掛けた状態でスキルを発動しようとすると高速で抜刀するんだよ。言うなればクイックドローってとこかな。」


「こんな感じか?」


「クロススラッシュ」


十字に斬りつける技だ。1回でクイックドローをするなんてさすがは迅だな。


「サンダー」


「強すぎだろ・・・速くて避けきれんくせにhpが5分の1近くもってかれた。」


「早業はあんま効いてなかっただろ。もう魔法だけでいくか。」


龍の鱗(ドラゴンスケイル)


「属性攻撃のダメージを大幅に減少させた。これならお前のhpが尽きるほうが早い。さぁ、いくぜ。」


そう言うと迅は剣を鞘に戻す。そして迅の右手には青白いオーラが集まってくる。


「守護神の鉄槌」


あまりの衝撃に俺は吹っ飛ぶ。


「おいおい。どんだけもってくんだよ。」


これは下手したら負けるなぁ。


「まぁそれだけで倒せると思ったら大間違いだ。それにしても聖騎士(パラディン)にそんな攻撃力があるとはね。」


「タネをあかせば残りhpに依存する攻撃なんだが。」


「そろそろ終わりにしようか。」


「メテオストーム」


9つの隕石が迅を襲う!


すさまじい風圧で俺まで吹っ飛びそうだ。暗黒結界で風をシャットアウトっと。


「ふぅ、危ない危ない。人間に使う技じゃあないだろ。」


なんでこいつはまだ生きてるんだ。


「ダメージキャンセラー。ダメージを全て無効化した。」


確かタイミング良く発動することで攻撃のダメージを消すスキルだ。が、タイミングがかなりシビアに設定されているようで100回に1回成功すればいいとも言われていたはず。それを1回どころか9回成功させただと?


「これじゃあお前の強さを見せつけてるみたいじゃないか。早く倒れてくんねぇか?」


「あー、次は俺まで追い出されそうだなっ。まぁ土産に面白いスキル見せてやるよ。」


「七つの大罪『嫉妬』」


何が起きた?何も起きていないように思える。絶対に何かしらは起きているはずなのに。


「ライトボム」


「ぐあっ!」


俺が魔法によるダメージを受ける?精神値に影響を及ぼすのか?


「お前の精神値を奪った。相手の最も高いステータスを奪うスキルなんだ。戦闘終了で効果は当然消えるけどな。」


「なるほどねぇ。これで俺は魔法による攻撃はできないか。ダメージキャンセラーで物理攻撃も無効化されそうだ。」


「いや、お前ならどうにかするだろ。」


うん、どうにかするよ。まずはスキルを使わずにひたすらに攻撃を繰り出す。当然全て無効化される。


ギロチンブレードに装備を変更しホームランスイングを発動。


「ダメージキャンセラー」


「?!」


ダメージキャンセラーは発動せずに迅のhpは削られる。


「今足場が不安定になったような。」


「あぁ、お前の足元に暗黒結界を発動した。」


俺は暗黒結界を自在に操れるようになっていた。迅がふらつくほどの大きさの結界を迅の足元に作り、キャンセルのタイミングをずらしたことにより迅は攻撃を無効化できなかった。


「うっわ、ひでぇな。タイミングがシビアだっつーに。」


「んじゃ、終われ。」


「メテオストーム」


今度は足元を崩しつつメテオストームを使いキャンセルさせない。自分の周りに暗黒結界を張ることももちろん忘れない。


視界が暗転し体育館に戻ってくる。模擬戦終了だ。もちろん勝者は俺だ。今のでみんな俺の強さはわかっただろう。


ちょっとやりすぎたかな?僅差で俺が追い出されるって展開にしてちょっと驚かせてやりたかったんだけどなぁ・・・。

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