最終話 未来へ
実はバレンタインネタ書いてないけど普通のカップルのイチャイチャ書いてもなぁって感じです。楽しいのは付き合う前の微妙な感じの男女ですよね。
あれから4年、俺が大学生3年経っていた。あれからのことを少し語ろうと思う。
補習や土曜日の追加授業で無事高校生の課程を全て終わらせた俺たちはそれぞれ志望する大学を受験した。俺と迅は同じ大学に、残念ながら美月とは違ったが今でも交際を続けている。
サークルなんかも楽しんでいるし勉学にも励んでいる。
他にもにぃなさんとは以前やっていたのとは別のネトゲで遊んでいる。ちなみににぃなさんのプレイヤーネームは相変わらず『にぃな』だ。今でもニートなのかと思ったら今はバイトをしているそうだ。ってか今までどうやって暮らしてきたんだよ・・・。
遥は中高一貫校に行っているから受験もなしで中弛みしてたみたいだ。今は必死に勉強しているらしい。志望大学はどうやら美月の大学のようだ。
誠一とは誰も繋がりがなかったため全く関わりはないがきっと元気にやっているんではないかと思う。なんて言ったって勇者なんだし勇ましく生きているだろう。
そして瀬田団長は名前で検索して見たらなんかすごい資産家の一人息子だということでびっくりした。一応知ってたけど資産の規模を知ってかなり驚いた。そして現在は某大企業でそれなりの地位にあるらしい。こちらは俺も知っているような有名な企業だった。確かにあんなでかいビル持ってるんだからそうだよなぁと納得した。
それに人をまとめる才能もあってまさにカリスマという感じだったからなぁと思ったものだ。
それに九郎やクズノハだが当然どうなったのか知っているわけがない。九郎は心配ないけどクズノハはまだ子供だったからなぁ。元気だといいが・・・。いつかまたあのもふもふをまた味わいたいものだ。
神に関しても似たようなものだ。でもたまに覗かれてるような変な感じがすることがある。気のせいかもしれないんだが。
でも一つだけ神の兄に対して感謝してることがある。みんなとの繋がりができたことだ。あれがなければきっと美月と付き合うことどころか喋ることすらなかっただろう。
本当は命の大切さを学べたとか言えるといいんだろうが。あまりにもたくさんのモンスターの命を奪ってきたし好き放題生き返りまくってたからあまり言えない。
それでも大切な人を失う悲しみは知ることができた。
だからどんなことが起ころうとも美月だけは守るし懸命に生きていこうと思う。
ご愛読ありがとうございました。