表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最初から最強ライフ  作者: 幽夢
襲撃編
10/113

第十話 神社での遭遇戦

 あれ・・・俺が思ってたより歩いてるな・・・まさか神社ってあのでっかいところか!


「あとちょっとだね~。」


「ん?あぁ、そうだね。なんかここらへんモンスター少なくない?」


むしろ全くいないと言えるだろう。さすがにこれは変じゃないか。


「マップ見たけど神社のとこに人がたくさんとモンスターが一体いるね。」


まぁ敵を表す赤のマーカーは人にも適用されるのだが。


「うーん、強いモンスターがいるのかな。これだけ人がいて消えないなんて普通じゃないよね。」


「あっ、人の反応が1つ消えた。これって・・・。」


「あぁ、死んだんだろうね。急ごうか。」


「小鹿のマーチ」


「うーん、まぁ戦闘で使うから今使ってても問題ないけど。俺に掴まって。急ぐから。」


「うん。急ぐって?」


「こういうことだよ。」


そういって靴の裏からサンダーを発動させる。雷脚と俺が呼ぶ技術だ。


「ひゃぁっ、これすんごい速いですねっ!」


「久しぶりに松本さんの敬語聞いたなぁ。とばして行くよ!」


ちょっと調子に乗りすぎたか。まぁ早く着けてよかった。神社にいたモンスターは緑のドラゴンだった。


小柄ではあるがぎっしりと筋肉が詰まっていそうだと思った。


「松本さんはいつも通り補助をお願い。一気に落とす。」


そう言った瞬間ドラゴンと戦っていた人の1人がドラゴンの爪に切り裂かれそうになっていた。


「暗黒結界」


とりあえずその人を守りレイジサーベルでドラゴンを斬り付ける。10回以上斬ってもあまり効いてないように思える。


ただし注意を向ける効果は効いているようだ。何度も俺を爪で攻撃してくる。小鹿のマーチで強化された移動速度の前では無意味なんだけどなぁ。


「奇跡のアリア」


相変わらず綺麗な声だ。さて・・・ここからが本番だぜ。


「冥府の門・開」


紫色のオーラが俺にまとわりつく。


ドラゴンが頭突きを繰り出してくる。が、ギロチンブレードで弾き返す。あいにく武器の持ち替えは得意なんだ。


そこから攻撃を受けることも気にせずに攻撃を繰り出していく。受けたダメージは奇跡のアリアの効果で相殺される。


hpを3分の1ほど削ったところでドラゴンがブレスを吐いた。


「うわっ、あっつ・・・」


「大丈夫っ?!」


「・・・くないな。」


ブレスは魔法と同じ分類なのだろうか。ノーダメージだ。


「えっ、心配させないでよもうっ。」


今度は噛み付こうとしてくる。


「暗黒結界」


ドラゴンは思いっきり結界を噛んでしまった。結構痛がっている。そりゃドラゴンの攻撃力で噛んだら痛いだろう。


「ハートブレイクショット」


松本さんの弓スキルだ。ドラゴンの心臓の上でガラスが割れるようなエフェクトが現れる。次に受ける攻撃のダメージが増えるようだ。


「覚悟の円舞曲(ワルツ)


これは次の一撃のダメージを増加させるスキルだ。


「さぁ、行っちゃって!」


「闇の衣」


漆黒のオーラが俺の周りの空間を染め上げる。与ダメージが2倍になり被ダメージが5分の1になる効果を持つ。まさに大魔王の能力だ。


武器をレイジサーベルに持ち替え近付いて行き、ギロチンブレードに持ち替えてから・・・


「ホームランスイング」


敵を吹き飛ばす効果を持つ大剣のスキルだ。これを受けてなお死なないようだ。


「トドメはもらうよ。」


「サジタリウススコール」


松本さんが空に向けて矢を放つと空から光の矢が降り注ぐ。六条の光の矢が容赦なくドラゴンの命を削りとる。


どうやら倒すことができたらしい。周りからは拍手と歓声が贈られた。


「あんまり騒がれたくもないし帰ろうか。」


「そうだねっ。帰ったらちょっと豪華なご飯にしよっか。」


あまりのんびりとはできなかったが十分に楽しめたかな、なんて思って学校への道を歩いていく。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ