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冥府の光

「冥府の光」は以前「ギリシャ神話異聞」として投稿していたものを加筆修正したものです。

天界を統べし大神ゼウス。

地上に豊饒を与えしデメテル。

偉大なる父に慈しみの母。

どうかこの世界が平らかであるよう、お力をお授けください。








「コレー!」

コレーと呼ばれて振り向いたのは、柔らかな陽の光を集めた髪と若草の瞳をした女だ。

女、というにはまだ若いかも知れない。

その身体は成熟一歩手前、あどけなさと艶が混ざり合ったような、つい手を伸ばしてみたくなるような存在だ。

しかし、コレーはどの男のものになることもない。

彼女は豊饒の神デメテルの娘。

母が処女神にすると決めて大切に大切に慈しんできたことは誰もが知っている。

デメテルを怒らせてしまえば、実りはなくなる。

ゆえにコレーは絶対の庇護を与えられた存在であった。

「コレー、あちらに綺麗な花が咲いていてよ?」

ニンフがそう言うのを聞いて、コレーは踊るような足取りで立ち上がる。

「デメテル様もいらしているわ。行きましょう?」

「お母様が?なら、道すがら花冠を作っていきましょう」

ニンフが花を摘みコレーに渡すと、コレーは器用な手つきでそれらを編み上げていく。

デメテルのもとにつく頃には、即席とは思えない仕上がりになっていた。









「お母様、お疲れではないですか?」

花冠を差し出しながら案ずる娘にデメテルは笑う。

「大丈夫よ、私のコレー。あなたは私がいない間、何か変わったことは無かった?」

ニンフが口々にさすがはデメテル様のコレーだと腕前を褒め称える。

誰にでも温かな微笑を振りまくコレーは、人の悪意を知らない。

よってデメテルが心配し続ける理由もはっきりとは理解していなかった。

「何もないわ。お母様」

「心配なのよ。あなたが汚い男の手に触れられてはいないか。あなたの父のような……野蛮な手に」

デメテルはゼウスの強引な手段によって、コレーを授かった。

愛しい娘。産んだことは全く悔やんでいない。

しかしゼウスを憎く思う気持ちは消えていない。

コレーだけはあんな目にあわせるものかと、成長していく姿を見ながらデメテルは心に決めてきた。

「心配しないで。お母様。私はいつもこの野原にいるわ。こんな綺麗なお母様の恵が行き届いた場所で、誰も悪いことなんて出来やしないわ」

こんな穏やかな時間が、ずっと続くはずだった。

誰もがそう信じていた。










北の地に恵を届けにいくデメテルを見送り、今日もコレーは花と戯れる。

同じように繰り返してきた毎日。

きっともうすぐニンフたちがやってきて、出来上がった花冠をみてさすがはデメテル様のコレーだと誉めそやすだろう。

何かもう一つ花が欲しい。

そう思って立ち上がったコレーの目に、一際美しい花が飛び込んできた。

真っ白な花弁の凛とした風情の花。

駆け寄って手にしようとしたその瞬間、日が翳った。

ぞくりと肌に染み入る冷気。

違う。

日が翳ったとか、そんなものではなく――――。


手から花冠が滑り落ちた。そして突如現れた大地の裂け目へ吸い込まれていく。

それにさえ気が付かず、コレーは目の前の圧倒的な存在を見上げる。

風に揺れる漆黒の長衣。

ぬばたまの黒髪。

ちらりと覗いた何よりも深い絶望の色をした瞳。

「っ…ぁ……」

富める者(プルトン)

名高き人(クリュメノス)

良き忠告者(エルブレウス)

畏怖でもってその名を人間たちはそう呼ぶ。まるで本当の名は禁忌であるかのように、避けるかのように。

恐れる神。

不吉な神。

伸ばされる腕を避けることなんて出来なかった。

ただ恐怖で固まる身体がゆっくりと浮き上がり、四頭立ての馬車に乗せられる。

何が起こっているのかわからない。

何故ここにいるのだろうか。

冥府の王(ハデス)

捕えられたことがわかっても、声をあげる術を忘れてしまった。

喉は簡単に凍りついた。










風を切って、というよりは風と風の合間を縫って四頭立ての馬車は走り抜ける。

あるいは風さえこの冥府の王を恐れて道を空けるのだろうか。

決して押さえつけられているわけではないのに、揺ぎ無い腕に抱えられてコレーはそんなことをぼんやりと考えた。

大きく深く口を開ける洞窟の中へ、長く続く階段が続いているのにちっとも振動は感じられない。

そうか。冥界に近づけば近づくほど、ハデスの力は増すのだろう。ならば馬車とて重さなど感じずに飛ぶことさえ出来るに違いない。

母でさえ地上でそんなことは出来なかった。

コレーは自分が余りに強大な存在に捕まったことを感じずには要られなかった。


完全に陽の光が届かなくなったとき、ポツリとハデスが言う。

「疲れたか」

話しかけるというよりは独白に近いような声の調子だ。

低くかすれた声は不思議に耳に届いた。

「疲れたなら、休むがよい」

何かを口にする前に、大きな手のひらがかざされる。

それから先、コレーは記憶を失った。










地上に帰してと泣き喚き慣れない恨み言を口にしながら数日を過ごしてコレーは状況を理解した。

ハデスはコレーが目を覚ました後、一度だけ顔を見せにきたがそれ以来コレーの部屋にやってくることはない。

しかし冥府の女神であるヘカテはコレーに優しかった。

ヘカテが説明するところによると、コレーはハデスの妻として冥府に連れてこられたらしい。その婚姻自体はまだ成立していないが、ハデスの許しがなければ地上に戻ることは出来ない。

コレーは何故、と問い続けた。

何故自分が選ばれてしまったのか。

何故このような強引な手段に出たのか。

そしてどうしても聞くことが出来なかった問がある。

何故、ハデスは顔を見せにこないのか。

会いたいのかといわれれば、それは違う。

しかし連れてくるだけでそのまま放って置かれている状況にも納得できない。


納得がいかないといえば、ハデスの行動も妙だ。

一度だけ顔を見せたハデスだが、そのときコレーが地上に帰してと頼んだことには一切触れず、一方的に冥界の理を説明していった。

それは地上と冥界、属する場所を決めるための取り決めだ。

冥界の食べ物を口にすれば、その者は冥界に属することになる。

だから食べるならその前によくよく考えろと言い残していった。

卑怯者、略奪者と罵るコレーの声は耳に届いていないのだろう。

そんなことを言われなければ、コレーはいつか警戒心が空腹に負けて何か口にしていただろう。そうすればコレーは冥界に属することになり、ハデスにとっては万々歳ではないのか。

無理やり攫っておきながら、それ以降は何をするわけでもなくいてもいなくても良いような扱いだ。


「コレー様、何をお考えですか?」

眉根を寄せていたのだろう。ヘカテが心配そうに声を掛けてきた。

コレーもヘカテには心を許すようになっていたので、あまり考えることなく思ったことを口にした。

「ハデス…様というお方は、どうして私を選んだのかしら」

「分かりませんか?」

「分からないわ。あれほど力のあるお方なら、もっと冥府の女王に相応しい女神を娶ることも出来るでしょう。私なんて、ただお母様に守られていただけの子どもだわ。花を摘んでそれを編んで…それしかしてこなかったのよ」

「だからですわ」

「え?」

予想外の答えにコレーはヘカテを見上げる。

ヘカテは微笑むと、コレーを窓へ導き重い窓を開ける。

「ご覧ください」


広がっているのは荒涼とした景色だ。

春の野原しか知らないコレーは思わず眉を顰めた。

「寂しい、ところね」

「ええ。そしてハデス様はずっとここにお一人」

ヘカテはどこか寂しげにそう言った。

「私などは暇を見つけて地上へ顔を出すこともございます。とはいっても、私はそもそも地下の住人ですので、ここでの生活は苦にはなりません。むしろ地上の華やかさが痛い。

 ですがハデス様はどうでしょう」

「あのお方には、一番似合いの場所だと思うけれど」

僅かに皮肉のこもった言い方にコレー自身が驚いた。

こんな嫌味な物言いをしたことがない。

コレーはこの冥府での生活で、今まで欠落していた喜怒哀楽を覚えていた。

「そう思われますか?ハデス様はあの派手好きのゼウス様や陽気なポセイドン様のご兄弟。本当にこの生活で満ち足りていらっしゃるとは思えないのです」

そう言ったヘカテの顔が複雑な色をしていたことに、コレーは気が付いていた。

しかし何と言えばいいのか皆目見当がつかない。

今までコレーの周りにいた者は、皆笑っていた。

たまに心配を覗かせるデメテルだって、コレーが笑えば笑ってくれた。

人の気持ちを推し量るのはとても難しい。

結局口を閉ざして拳を握り締めたコレーの頭をヘカテは優しく撫でた。

「コレー様」

「……ごめんなさい」

「それで良いのですよ。そうやって悩んでください。ハデス様もそれをお望みです」










ハデスの望み。

それは何だろう。

同じ問いを繰り返しながら、コレーは何度目になるか分からない寝返りをうった。

常に薄暗い冥界の夜は際立って尚暗い。

初めて経験する眠れない夜にコレーは時間を持て余し部屋を出た。誰かに会って話をして。そうすればいくらか気がまぎれるかもしれない。


靴音が響く廊下は一定の間隔で明かりが灯されていて、歩くのには困らない。

そして気付く。

誰か、とは誰だろう。

誰と話をすれば気が紛れると考えたのだろうか。

誰もいない。

母も。

ニンフたちも。

自分の周りを彩っていた者は、誰もいない。

「……っ!」

本能的な恐怖からコレーは走り出した。

長い廊下をがむしゃらに曲がって、自分がどこにいるのかはまるで分からなくなったけれど、それでも「ここ」にいる自分が一人だと思うよりはずっと良かった。

地上では感じなかった重みに足がもつれて息が上がる。

自分の足音だけが耳に響き、こめかみが酷く脈打った。

喉がひび割れるように痛み、心臓が限界を訴えた頃、廊下の奥に人影を認めた。

夜の暗さとは一線を画する、漆黒。

絶望と安寧の色。

コレーの足音には気が付いていただろうに、一向に視線を窓の外から動かさない。

その瞳が何を映しているのか、それが知りたくてコレーは息が整うのを待った。

「……逃げないのか」

静かな声が染み入るように響く。

誰の耳にでも届くようなものではなく、聞かせる者にだけ届けるのだと言いたげな。

「逃げる?」

また荒い息の下で、コレーは言葉の意味を問い質した。

何から逃げろというのだろう。

今この場所には二人しかいないのに。

「何から逃げろ、とおっしゃるのですか」

「私から、だ」

一体何を言っているのか。

無理やり連れてきておいて、次は逃げろとその口で言う。

勝手が過ぎる。

「最近泣かなくなった、とヘカテが言っていた。怒りは覚えたか」

「……」

「何も口にしていないらしいな。身体は大丈夫なのか」

「……」

「賢明だ。この世界に留まりたくはないだろうからな」

くつくつとハデスが笑う。

すべてを諦めきったような、乾いた笑い。

耳障りで、そのくせ心が掻き毟られるような。

「お聞きしても、よろしいですか」

ハデスは何も答えないが、それでも良かった。

コレーの疑問に答えられるのは、ここに居るハデス以外に誰もいない。

「何故、私を」


その言葉にハデスが纏う空気が僅かに動いた。

そしてゆっくりと顔を向ける。

二人の視線は初めて正面からぶつかった。

一歩、ハデスが近づく。

思わずその分後ろに身体を引いたコレーに、ハデスは何を言うでもなく苦笑した。

「欲しいと思った。それだけだ」

「……え?」

「お前が欲しいと、そう思った。それだけだ」

「……わかりません。私には、わからない」

欲しいと思ったといわれても、そう感じられる態度ではなかった。

最初の強引さが続くなら、あとは運命と諦めらめ流されることが出来たのに、与えられたのは賓客のもてなしと無関心だったではないか。

「そうだろうな。だから私は愚かだとヘカテは言うのだろう。しかしそれも終いだ。

 ……明日、お前を地上に帰そう」

言葉を咀嚼するまでに、若干の時間がかかった。

あの春に帰ることが出来る。

それは間違いなく嬉しくはあるけれど。

「長い間、すまなかったな。お前には不本意だろうが…私にとっては……」

私にとっては、何だったというのだろう。

しかしその先はいくら待っても出てこなかった。

立ち尽くすコレーを振り返ることもなく、ハデスは背中を向けて去っていった。

そして迎えがくるまでずっと、コレーはその場に立ち続けていた。

まるで、答えを探すように。










翌朝、どこか寂しげなヘカテが迎えにくるまでコレーは寝台の上で膝を抱えていた。

地上に帰れるというのにまったく心が晴れない。

それには間違いなく、昨晩の邂逅が関係していた。

部屋を飛び出さなければ良かった。

会わなければ良かった。

話なんかしなければ。

そしたらコレーのままでいられたのに。

「コレー様?お仕度が……」

「お願い、ヘカテ」

縋るようにヘカテの服を掴む。

「ハデス様に、お会いしたいの」




「最後に恨み言くらい、聞いてやろう」

「ハデス様!」

ヘカテが叫ぶより早く、ハデスはコレーに宛がった部屋へ入ってきた。

「ヘルメスが早く連れて来いと急かすのでな」

その顔に昨晩窺えたような色はない。

最初のときのように傲慢で強引な冥府の王。

「あの……」

「外せ、ヘカテ」

その一言でもの言いたげであったヘカテは消えた。


「どんな恨み言も受け入れよう。それだけのことをした自覚はある」

それだけのこと、とは何だろう。

丁重にもてなされた。苦痛を与えられたわけではない。

「違います。そんなことは、関係ない」

僅かに揺れた瞳が向けられる。

ああ、やっぱり。

この人は悲しくて、何て愚かで。

傲慢で、強引な。

気が付いたときには身体が動いていた。

高い場所にある頭を引き寄せ、冷たい唇に唇を重ねる。

驚きに目を見張るハデスに、コレーは至近距離で問いかけた。

「何故、私を?」

それは昨晩と同じ問い。

しかし逃がすものかという強さが加えられていた。


「……。欲しいと思った。

 デメテルの野原で花を摘むお前を見て、この暗い冥界にお前がいたらどれほど慰められるだろうかと。この…乾いた心が潤うだろうか、と」

絶対に口には出さないが、この冥界に飽き飽きしていた。

それでも死者はやってくる。

裁きを下す仕事はなくならない。

そんなときにゼウスに呼ばれ仕方なく地上にでた先で、見つけてしまった。

「届かない存在だと思おうとした。どうせ不幸にするだけだ、と。だが……」

そこでハデスは言葉を切った。

情けない真情を隠せるものなら隠しておきたい。

しかしコレーの若草色の瞳は、無言で続きを促していた。

「攫ってしまえば、デメテルが強硬手段にでることは分かっていた。だからそれまでの間に…少しでもお前が心を許してくれるなら、と」

地上ではデメテルが豊饒の仕事を放棄し、あちこちで飢饉が続いている。

そうなれば大神ゼウスいえど無視は出来まい。最初から時限付きだと分かっていた。

「だから…私に、食べ物の説明を?」

口にしてしまえば冥界に属することになる。

本当は何も言わずにいようかとも思った。

しかし。

「浅はかだな、私は。お前に。自ら選んで欲しいなどと」


それだけ聞けばもう十分だった。

次は、コレーが言わなければならない。

「私…ずっとお母様デメテルコレーと、呼ばれていました。ハデス様に攫われて初めてお母様の庇護から外れて、自分の物差しでものを見て……とても難しかった。私には何も出来なかった」

ハデスは何も言わない。ただ、黙って話の終着点を見定めている。

「悩みました。一晩中悩んで、それでも分からないんです。だから……」

コレーはハデスの腕から抜け出すと、籠の中の石榴を手に取った。

中には12粒。その中から4粒を手のひらに取り出す。

「一年のうち、この間だけ。そう…3分の1だけ、冥界で過ごします。そこで答えを見つけたい」

「…待て!」

ハデスが止める隙もなく、コレーはそれを飲み込んだ。

喉を石榴が落ちていくと同時に、身体の中でそれを拒否する動きと受け入れる動きがぶつかり合う。

温かく幸せだった地上の光。

柔らかく心地よかった母の庇護。

でも。ごめんなさい、お母様。

私はここに来るまで、それが幸せだということさえ知らなかったの。

焼け付くような痛みが引くと、呆然とするハデスにコレーは出来る限り優しく微笑んだ。

「名前を下さい」

「何をしたのか分かっているのか!?デメテルの下に帰れなくなる!」

「いいえ。ハデス様さえ認めてくだされば、帰れます」

「何をしたのか、わかっているのか?」

落ち着いた様子のコレーをハデスは信じられないといった目で検分する。

「はい」

「私は、口にした石榴の分はお前を手放すことはしない。分かっているのか?」

コレーの視線に耐え切れず、ハデスは目を逸らして手のひらで額を押さえた。

「ええ」

「私の妻になり冥府の女王となることだと、分かっているのか!?」

「…はい。あなた」

混乱し続けるハデスの頬に触れて、ゆっくりとコレーは繰り返す。

優しい力に促されて、二人の視線が再び絡み合う。

「分かっています。ですから、冥府の女王に…あなたの妻に相応しい名前を下さい。コレーではなく、あなたの横にあるための名前を」

ハデスはゆっくりと目を閉じると、コレーをきつく抱きしめた。

痛みさえ感じる強さだったが、それを不快には思わなかった。

「…ペルセポネ」

ペルセポネ(光を奪う女・破壊者)?」

「そうだ。冥府の女王に、相応しい」

「ペルセポネ……」

新しい名前を噛み締めるように繰り返す。

「ゼウスとデメテルの娘コレーは、あなたの妻にして冥府の女王ペルセポネとなりましょう。

 地下から地上へあなたの安らぎをもたらしましょう。そして地上からあなたに春の華やぎを届けます」

「ペルセポネ……!愛している。この思いだけは、裏切ることはないと信じてくれ」

「はい」

頬に添えられた大きな手に歯向かうことなく上を向く。

漆黒の瞳を冷たい色だと思うことはもうないだろう。

これまでに暮らした環境が違うなら、理解できないこともあるだろう。

しかしそれでも。

「愛しています。これからは」


再び重なった唇は、痺れを切らしたヘルメスが迎えにくるまで離れることはなかった。




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