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この連載作品は未完結のまま約2ヶ月以上の間、更新されていません。

この檻が、やさしかった

作者:ポシェの助
夜の公園で出会ったのは、名前も知らない男だった。

誰も私を見つけてくれないのに、
彼だけは、なぜかまっすぐに、私を見ていた。
何も聞かず、何も求めず、ただそこにいてくれた。

気づけば、私は彼の部屋にいた。
小さなアパートの一室。色のない暮らし。
それでも、そこだけはあたたかかった。

「逃げてもいいよ。全部忘れて、ここにいれば」
彼の声は、檻みたいだった。優しくて、やわらかくて、抜け出せなくなる。

苦しくない。でも自由じゃない。
一緒にいるほど、苦しみが“いらなく”なっていく。

──壊れることすら、ふたりなら優しかった。

共依存を描いた、静かでひどく甘い、ふたりだけの逃避行。
優しさに溺れた先で、あなたは“本当の幸せ”を問いかけたくなる。
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