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第百九十九話 「連絡塔攻防戦『南門』」

「自ら守衛を減らすとは、お前も頭が悪いな。四方向から攻められたらお前一人でどう対処するつもりだ?」

火無沙は燃え尽きた地面を踏みながら宮坂に近づいていく。


火無沙に続いて他の刺客たちも武器を構える。

「射程範囲内だッ!死ねェェェッ!!!!!」


宮坂は瞬時に火無沙の背後に回り、攻撃を繰り出す。

火無沙は頬を薄く斬られ、傷口から出てきた血を指でなぞり、それを燃やした。

「俺だけに構ってる場合か?」


刺客は宮坂を逃がさないように囲んでいた。

「今後のためにもお前はこの場で潰しておく。Sランク一番隊隊長なんざ、いないに越したことはない」

「頬を切られておきながら強気だな。大人しく逃げ果せていればいいものを……」


次の瞬間、宮坂は手当たり次第に刺客に斬りかかり地面に薙ぎ倒し始めた。

「全員集まれ!!バラバラに戦うんじゃない!!」

仲間が冷静に呼びかけるも、目の前で抵抗すらできずに殺されていく仲間たちを見て刺客はかつてない恐怖を植え付けられた。


「フッ!!!」

「あぐっ……」

宮坂が最後の一人を斬る。


火無沙は周囲で倒れている仲間をチラッと見ると、宮坂がこちらに歩いてきていた。

(デザート)は最後のお楽しみか?」

「ああ。美味しく頂いてやる」


二人は接近戦になると、宮坂は必死に距離を詰めて斬りかかり、火無沙は拳から熱線を出して応戦した。

宮坂の剣は熱線に当たると融けてしまうため、防御は捨てて回避と攻撃で戦った。


宮坂の斬撃は空間を切り裂き、その奥にある草木を揺らす。火無沙の炎は周囲を焦土に変え、彼自身の汗さえも蒸発させた。

「ドラァ!!!!」


操作式:『昇天円柱(しょうてんえんちゅう)』___!!!


「⁉」

火無沙が手を振り上げると同時に地面から火柱が昇った。地面が赤く光ったところから次々に火柱が昇っていき、すでに焦げている夜空を入念に焼いていく。

「操作式:『超炎火砲(ちょうえんかほう)』!!!」


火無沙の背後に複数の砲台ができる。

「全弾発射ッ!!!!」

砲台から轟音が鳴り、見境なく宮坂の方へと火炎弾が発射される。外れても流れ弾は連絡塔の塀や建物の外壁を木端微塵にしながら、宮坂を追い詰めていく。


宮坂は距離を取りつつ火炎弾を躱し、地面にも気を配りながら隙を伺っていた。

「まだか……!」

回避すること三十分、ようやく火無沙の攻撃の手が緩くなってきた。しかし宮坂はこの三十分であるものを待っていた。


ポタ___。


「あ……?」

火無沙の手のひらに雨粒が落ちる。

「雨だと……⁉」

火無沙が隙を見せた瞬間、宮坂が温存していた体力を爆発させる。


ブォン___!!!!


「ぐあッ!!」

宮坂の斬撃は火無沙の左腕を斬り飛ばし、胴体に複数の傷を作った。負けじと火無沙も技を繰り出す。

「操作式:『万象融解(ばんしょうゆうかい)』!!!」


魔法陣のようなものが二人を囲むように現れた。

「この程度の雨で俺の炎が消えると思ったか……⁉」

「ッ⁉」

火無沙は宮坂に全力で抱きついた。

「フハハハハ……道連れだ!!!」


ドォォォォォーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!


火無沙の最期の一撃は連絡塔の壁をも融かし、周囲にあったものを全て液体に変えてしまった。

「チッ……任務失敗か……」

火無沙は腹から下が消し飛び、雨に打たれながら絶命した。

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