表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日からダンジョンマスター  作者: ウメよん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/60

No.917

宜しくお願いします。以前書いていた話ですが、前の作者ページにログイン出来なくなってしまったので、推敲しながら再投稿。話が変わった部分もあります。

宜しくお願いします。

 「気がつきましたか?」


その声に目を開ける。目は半分くらいが開いたのだろうか、視界は狭くボヤッとしている。


「聞こえてる? 聞こえているなら何か反応して」


右手を上げる。


「意識はあるみたいね。そのままで良いから聞いて。今、無理して起きる必要はないわ、君は魔力切れと疲労で倒れていたからね、そのうち自然と起きれる。肩の怪我は治っているから」


 シロウの微睡を妨げない心地の良い声色。何を言っているかというより、その声に不思議と安心し再び眼を閉じた。深い海に揺蕩っている様な感覚。少しずつ海中に落ちていく。


コンコンと額を叩かれた。


『あーあー、聞こえてる? 私の声が聞こえますかー?』


聞こえてるよ。


『良かった、私はNo.917、生まれて直ぐに君に食べられたダンジョンコア、きっと最短記録。私は強いモンスターを生み出して、一緒になるはずだった。そして他のダンジョンを制覇して、あいつに挑むはずだったのに』


食べてないし、あいつってなんだい?


『いや食べたし、あいつってのは君にはまだ早い。私の思い描いた計画通りに進んではいないけど、君と私は他のコアにはない特性がある。私達はダンジョンに縛られない』


ダンジョンに縛られる?


『コアを食べてダンジョンマスターになった君だけど、ダンジョンを創りたくならないでしょ?』


さっきから情報が多すぎるんだよ、俺はダンジョンマスターなの?


『私達は本能でダンジョンを創るの、創らないと安心出来ない。そして他のダンジョンを攻撃しなきゃって思う』


ダンジョンを創る?そんな事を考えた事はない。


『そうだね。でも君は既に11個もコアを壊した、そしてそれを喧伝する事もしない、有名になりたいって思わず、ダンジョンとの関わりを必要以上に隠しているよね』


確かに、何となくスキルの事をいっちゃ駄目だと思っているが隠す事に明確な根拠はない。前は有名になりたいって思っていたのに、今はとにかくダンジョンを制覇して強くなろうと考えている。


『私は生まれたのが遅い割にランキングは低くない。ダンジョンを創る事もないけど、君が他のダンジョンコアを攻撃しているから、それだけでどんどんランキングが上がっている。だから君と上手くやっていこうって、今は思ってる』


ランキング? 上手くやっていく?


『来るべき時にまた話すよ。上手くやる為にも一つアドバイスだ。君がスキルチェンジって言ってるものだけど、確かに君はスキルを選択する事が出来る。でも本当は生み出した魔物に渡すスキルを選択しているんだ』


魔物を生み出すのか?


『私はもう出来ない。君に食べられたから。でも君は誰かにスキルを渡す事が出来ると思うし、取り上げる事もできると思う』


誰かとスキルのやりとりが出来るとして、あげたスキルはなくなるのだろうか、渡す相手に条件とかはあるのだろうか


『あげたら君からスキルはなくなるけど、再取得する事も可能だ。ただ渡せる相手の条件はわからないな、ダンジョンが創れないから召喚も出来ないし。君は人間だから試しに他の人間にあげてみる事だね』


スキルを上げても、相手のスキルスロットに空きが無ければわからいんじゃないかな?スキルスロットの空きなんて解らないからな、試すのは難しい。


『いや、多分だけど、スキルを上げる事が出来るなら、相手のスキルやスロットはわかると思う。もしかしたら君はスキルのやりとりが出来る相手に会っていないのかもしれない。

そろそろ君の意識が覚醒する。時間がないからもう一つ教えておくけど、スキルを強化したり統合させる事も出来るはずだ。色々と試して、、』


最後の方はよく聞き取れない。反対に深い海の底にあった意識が上昇していく、上昇するにつれて思い出す。タケルは助かったのか? スタンピードは抑えられたのか? そうだ、お金もいるんだった。




目を開ける。上半身を起こすと、左肩に鈍い痛みがあるが左腕は普通に動いている。


「起きたのね、シロウ。何か痛いところとかある?」


目の前の白衣を着た人は、大きな垂れ目の美人さんだ。大きな目に見つめられ少し緊張してしまう。患者に安静にして欲しかったら美人さんは大変だ。


「大丈夫です」


「立てる? 外傷はないから、意識さえはっきりしていれば、普通に動けると思うけど」


ベッドの横に立つ、身体は普通に動く。


「ここはどこでしょうか?」


「そういった話は他の人がするわ、ちょっと待ってて、直ぐに来ると思うから」


 ガチャッとドアを開ける音がすると、着たわねと言いながら女医さんがシロウのベットから離れた。ベットの横にはカーテンがあり、入口は見えない。


「何その格好?」


「シロウと話す時はね、この格好なの。少し外して貰っていいかな? 埋め合わせはするから」


シャッとカーテンを盛大に開けられた。予想通り、そこには久しぶりのシカさんがいた。


「3年振りだね、シロウ」



読んで頂きありがとうございます。

誤字や脱字、意味不明な文章に説明不足なところなどがあったら、是非教えて下さい!


また、評価を頂けると励みになります。宜しくお願いします。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ