夏休み 6 〜メニュー決め〜
ほぅ…。満足げな息を吐いて楽しい食事の余韻を楽しむ。結局クレープ作りの後帰ってきたエルムさんも交えて夕飯をご馳走になってしまった。
(カシア、料理上手だったな)
素直に思ってからふと気づく。上手になった背景に。なんとなく照れくさくて直接言えなかったけど、かえってよかったのかもしれない。あの場でそう伝えていたら、おそらく火事の話につながってしまっただろうから。
リィン…
耳元で響く音に顔をあげる。鈴の音のような声のような。時折聞こえる声。今日も、この声に導かれるように森に行ったらカシアに会えて、楽しい夕飯まで過ごせた。
「誰かはわからないけど、ありがとう、君たちのおかげだよ」
声に出して伝えると、鈴の音が喜ぶように重なり合って響いた。
♢♦︎♢♦︎♢
「カシア、わかっていらっしゃるの?それを、デートというのですわ」
ズバリと指摘されて顔が熱くなるのを感じた。
試作したクレープを食べてもらおうとヨリに連絡したらまた遊びにおいでというのでお邪魔した途端これだ。
「で、でも森で会ったのもたまたまだし…」
「なにも、約束して待ち合わせしてからでなくても殿方と2人で楽しく過ごせばデートになりますのよ」
なんと!物語のデートというものはまず男性から噴水とか目印になる場所に何時と約束してから始まるからそこからがデートかと思っていた。
「…まぁ、いいですわ。楽しかったんでしょう?よかったですわね」
少し呆れたような優しい笑みを浮かべたヨリの濃い茶色の瞳がカシアを映す。なんだか途端にまた心臓がドキドキ言い始めた。
「…う、うん。ありがと」
「さぁ、じゃぁそのセラン先輩にもお召し上がりいただけるようにメニューを決めましょうか」
また今回もヨリの力で2人の意見がクラスチャットに載る。自由回答欄も作ってもらって、クラスのみんなの意見も入れてメニュー決めの投票をした。
投票結果はこんな感じ。
ベリーのクレープ 5
りんごとカスタードクレープ 5
ハムチーズクレープ 3
チョコバナナ 22
薬膳クレープ 10
自由回答:アイスクレープ 15
自由回答:チェリーパイのクレープ 8
自由回答:コーヒーゼリーのクレープ 5
自由回答:ツナサラダのクレープ 12
自由回答:マヨコーンのクレープ 1
自由回答:シュガーバタークレープ 3
自由回答:パチパチキャンディ入り 1
アイスの天ぷら屋さんも人気あったからアイスもランクイン。クレープにも合うよね。この中から人気順にリストアップしていって、実際作ってできそうなのを選んでいく予定。
投稿遅くなりましたが、いつも読んでいただきありがとうございます!
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