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花の歌声と精霊の祈り  作者: 衣緒
青年編
24/74

理由

 -私の勘よりもっと強力な、魔族とも張り合えるだろう力に心当たりがあった。今にして思えば、森での一件の後また森で危ない目にあわないように、と王都に引っ越したのはもちろんあったと思うけれど、きっとそれ以外にも、お父さんは気づいていたんだと思う。自分を狙う存在に。お父さんのホウセンカの魔法は、多分土属性でも風属性でも、その組み合わせでもないと思う。詳しくはわからないけど、土や風だけだと再現できないだろう魔法。魔族からしたら、均衡を崩すために欲しい新しい種類のものなのかもしれない。私たちが王都に引っ越したときは、火事は事故だと思ってた。でも、9年経った今になって、やっとわかった。あの時に既にお父さんが危険を感じていたこと。


 「…ちょっと、やだ、そんなに深刻に受け止めないでよ。大丈夫、カシア?」


 黙り込む私を心配そうにヨリが覗き込む。


 「ちょっと探し物が上手い勘くらいで魔族と戦えなんてならないから大丈夫よ」


 苦笑しながら言われたセリフに凍りつく。

 違う。それだけじゃ、ない。確かに小さい頃から勘が良かった。いい隠れ場所を見つけたりマシュたけを見つけたり…さっきも子猫を見つけたり。でも、見つける以外にもあった、他の子がわからないこと。天気がわかったり、花の咲く時期がわかったり。それに、あの森で魔物に会って困った時に()()()魔物が足を取られたりした。()()()()()()


 ママ…。小さい頃火事で亡くなってしまったから、パパが悲しむから聞くこともしにくくて。私は、ママのことをよく知らなかったのかもしれない。


 「あ…。ね、ねぇ、ヨリ、魔族ってさ、逆に属性魔法使えるのかな?」

 「え?うーん、どうかしら、それぞれの特異な力が十分強力そうだから発達はしてなさそうだけどね」


 こそこそ話していたつもりの私たちの声が思いの外響いていたのか、先生がこちらを向く。やばば。


 「魔族についてはわからない部分が多いので断言はできませんが…属性魔法が不得手だとは考えられています。おそらく固有魔法と魔力操作が異なることで相性が悪いのでしょう」


 ペコリと会釈で回答してくれたことに感謝を伝える。

 そっか、属性魔法使えるなら魔族じゃないのか。じゃぁ、初等部で散々練習した私はもちろん、煮炊きに火魔法使ってたママも()()()()なんだ、びっくりした…。

入力が終わらず、、投稿遅くなりました。

いつも読んでいただきありがとうございます!

下の⭐︎で応援してもらえるととっても励みになって嬉しいです♪


※年数間違えてたので修正

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