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見た目は一寸《チート》!中身は神《チート》!  作者: 秋華(秋山華道)
お助け編
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自由過ぎる町エゲツナイの強者

『自由って酷い言葉だよね』

昔そう言った人がいた。

俺にはその意味が分からなかった。

自分のやりたいように自由にできた方が絶対にいいじゃないか。

でも大人になるにつれて分かって来た。

人は人と助け合い、誰かに何かを依存して生きている。

自由だけでは生きられないのだ。

時には不自由を受け入れる事も必要なんだよね。


アイソラシーの町を出た俺たちは国境を超えて、次の日の夜には愛洲領内にある『エゲツナイ』の町に到着していた。

俺が最も共感する自由の国愛洲の町だから、とにかく期待して町に入った。

しかしそこは世紀末な感じのする場所だった。

町中ゴミやら汚物やらが散乱し、路上で寝ている人も多かった。

「なんじゃこりゃ?」

「無法地帯って感じですね」

「ちょっと怖いんだよ」

「荒れた魔界を思い出すような町じゃの。むしろ魔界の方が臭くないだけマシじゃ」

冗談抜きで町を歩く人が魔物かゾンビに見える。

愛洲領内の町なのにこれは一体どういう事なのだろうか。

「おいお前ら?この町は初めてか?だったら金出しな。初めてのヤツは俺に金を出す決まりなんだ」

おかしなヤツがからんできた。

少し目が据わっているから酒に酔っているのだろうか?

「そんな決まりがあるわけないだろ?だいたい此処は愛洲領内だ。自由の国がそんな決まりを作るわけがない」

「ははは!そうだ!此処は自由の国だ。だから俺様が自由に決まりを作れるんだよ」

アホかこいつは。

でもそれもまた自由と言えば自由か。

「いう事聞かない奴はぶっ飛ばしちゃうぞ?俺はこれでも上級冒険者だからな。誤って殺しちゃうかもね~‥‥」

酒の臭いはしないから、もしかして薬でもやっているのだろうか。

おいおい、自由が行き過ぎてるんじゃないのか。

「おいちょっと待てよ。俺にも金くれよぉ~」

別の男も寄って来た。

足がおぼつかない様子で、こちらも酒か薬におぼれているように見えた。

夜の繁華街という事で多少は理解もするけれど、流石にこれは駄目過ぎるだろう。

「なあなあ金だせよ」

男はエルの肩に手を乗せた。

エルはそれを軽く払った。

すると男は手を払われた勢いで少し回転するようにその場に倒れた。

「暴力はいけねぇなお兄さん。この町じゃ暴力は重罪なんだよぉ~」

何をいってるんだこいつは。

エルは肩に手を掛けられてちょっとそれを払ったに過ぎない。

こんなもんで倒れる方がどうかしているだろ。

しかしどうやらこの町ではそれすら許されないようだった。

「暴力は重罪です。身柄を拘束させていただきます」

何処からともなく集まってきたのは、この町の警備隊と思われる者たちだった。

邪眼で確認した所戦闘能力はかなり高そうで、みんなドラゴンクラスの魔力を持っている。

治安が悪そうな印象だったが、一線を越えたらそこから先は許されないといった所か。

「わたくしは肩に手を掛けられたのでそれを払っただけですよ」

「話は警備隊本部で聞く」

「本当なんだよ。エルグランドさんは悪くないんだよ」

「ん?エルグランド?」

金魚の言葉に、警備隊の一人が捕まえようとしている人物が誰なのか気が付いたようだった。

「もしかして、あなたはエルフ王国スバルの元国王、エルグランド様ですか?」

「はい。そうですが」

「これは失礼しましたー!」

相手がエルだと気が付くと、警備隊の対応が百八十度変わった。

愛洲にとって神武国との友好関係は生命線ともいえる。

その神武国の構成国と考えられているエルフ王国との友好は、決して壊す訳にはいかないのだろう。

「これは一体どういう事なのでしょう?ちょっと説明していただいてよろしいでしょうか」

「はい。説明させていただきます」

それにしてもエルはどんな時も大人の対応だよな。

王様の時から誰に対しても敬語だし。

どうして敬語なのか聞いた事もあったが、一々相手によって変えるのが面倒だからだそうな。

俺ならこうはいかないよ。

おかげで俺は楽ができるわけだが。

「策也?ちょっと警備隊本部でお茶でもいただきましょうか?」

でも結局最後は俺に決定権を譲ってくるんだよね。

一応パーティーのリーダーは俺なんだけどさ、こういう時は自己責任で好きにしてくれていいんだよ?

「策也?仮面の色が違うから分からなかったけど、もしかしてあの勇者パーティーの荷物持ちか?」

はいはいそうですそうです荷物持ちですよ。

ってなんでやねん。

そんな認識されてばかりだな。

全く、目立ちたくはないけれど、そういう風に思われるものなんだかチョッピリ納得いかないな。

「俺がこのパーティーのリーダーである策也だ!話を聞いてやるから案内しろ」

警備隊のおっさん一瞬惚けてたな。

愉快愉快。

「では案内させていただきます」

「うむ」

こうして俺たちは警備隊本部で、エルが逮捕されそうになった理由を聞く事となった。

話はそんなに難しいものではなかった。

愛洲王国が自由の国だというのが皆に知れ渡るにつれ、自由の意味を履き違えてそれを主張する者も多くなってきていた。

そこでこのエゲツナイを一切ルールの無い町にし、そういう者たちにこの町を勧め暮らしてもらう事にしたのだ。

実際に完全なる自由の町で暮らせば、それが間違いであると気づくだろうという思惑だな。

しかし流石に領内の町を無法地帯にするわけにもいかず、政府とは関係がないという体で警備隊を作り、『殺人』『暴力』『窃盗』『強盗』に対してだけは容赦なく取り締まる事にしたらしい。

だから相手に非がありエルのようにちょっと手を払っただけでも、それは暴力とみなし逮捕するしかないのだそうだ。

なるほどルールの無い町だから、勝手に誰かが警備隊を名乗り好きに取り締まるのも自由ってわけか。

それにしてもそういう自由を履き違える馬鹿ってのは、何処の世界にもいるもんだね。

転生前の世界でもそういう奴は大勢いた。

例えば結婚しないのは自由だ、子供を産まないのは自由だ、なんていう人がいたけれど、実際にみんながその自由を行使したら、半世紀もしないうちにその国は亡びるだろう。

つまり国家に所属して生きていく以上、本当はそんな自由なんて存在しないのだ。

むしろ結婚して子供を作るのは国民の義務と言っていい。

しかしどうしても結婚できない人、どうしても子供が作れない人もいるわけで、そういう人に精神的負担をかけない為にそういった自由が謳われる。

それを真に受けるのは無知の馬鹿に他ならないわけだ。

自由の国と謳われても、当然最低限のルールはあるし、ルールに無くてもやってはいけない事だって多々あるのが人間社会だ。

一人で生きているわけじゃないんだから、本当の自由なんてものは存在しなくて当たり前。

とはいえ極端なやり方をするものだ。

「それだと別の問題が出て来やしないか?」

「はい。いくつか問題はあります。一つは今回のようにお客人に迷惑をかけてしまう事になります」

ちゃんとルールが決められていないと、判断も単純になってしまう。

できるだけルールを単純にした方が良いのはその通りなのだが、実際物事はそんなに単純なモノではない。

おそらく転生前の世界の人間なら、『殺人は絶対に駄目だ』というだろう。

でも正当防衛は?戦争の時は?死刑制度は?不可抗力は?事故は?

復讐殺人に情状酌量の余地はないのか?

状況に応じて皆の判断は変わってくるのだ。

「まあでもこのような場合は話を聞いてからすぐに釈放しますので、我々に罪悪感は残りますが問題としては大きくはありません」

「今回の事は気にしないでくださいね。それで他にどんな問題があるのですか?」

「ありがとうございます。他には、商人ギルドと冒険者ギルドにあるルールすら守らないので、特に商人ギルド職員が力づくでルールを強要してくるんですが‥‥そうなると我々は暴力を振るう商人ギルド職員を逮捕するわけで。それが愛洲と有栖川の摩擦へと繋がってくるわけです」

愛洲が何故有栖川に敵視されるのか。

そんな理由もあるんだな。

しかしこんな事で国家間の摩擦を生んでいたら割に合わないだろ。

自由と言ってもやっぱり極端すぎるのは駄目なんだ。

民の幸せの為に自由は大切なものだけれど、自由の為に民の幸せが脅かされては本末転倒だ。

大切なのは自由ではなく民の幸せなのだから。

だからと言って万人を納得させるルールなんてものも存在し得ないんだけどね。

それを理由に自由に逃げるのも、仕方のない所だったりもするんだよな。

「他にまだあるのか?」

警備隊員の表情から、まだ何かがありそうだと感じて聞いてみた。

「はい。最近になっての事なのですが、一番困っているのが我々よりも強い者が現れ好き勝手にしている事です。我々が束になってかかっても勝てません。幸い頭も良くその者は殺人だけはしません。それをすれば本国の騎士団が出てくる可能性があると知っているのでしょうね。でもそれ以外は何でもやります。我々警備隊も多くが怪我をさせられています。でも今のままだとどうする事もできないのです」

本当の自由の世界ってのは弱肉強食だ。

強い者が勝ち、弱い者は従うのみ。

もしかしたらその強い者ってのは、誰かに雇われて此処にきたんじゃないだろうか。

町で好き勝手にしたいヤツが、或いは有栖川の手の者の可能性だってある。

国ってのは民を守ってなんぼだ。

その強者を民が支持し、町を守るにふさわしい人物だと認めれば、この町はもう別の国になったようなもの。

「領主はどうしてるんだ?」

「領主は町にはいません。危険ですからね」

危険だからと真っ先に町から出る領主か。

それもまた自由か。

この警備隊員たちも自由に職務を放棄したら、この町はもう完全に別の国だな。

その強き者の王国誕生だ。

しかしこの警備隊員たちが束になっても勝てない相手か。

どんな奴か気になるな。

「別に助けてやる義理はないけど、その強い奴ってのがどんな奴なのか気になるな。ちょっと確認してみようぜ」

「そうなると思いました」

「結局策也さんは助けてあげるんだよ」

「ほう。助けてやるのか。わらわも力で何でも解決する奴は好かんのじゃ。どんな奴なのか見てみるのじゃ」

別に助けてやるつもりで言ったんじゃないんだけどな。

みんな俺の事をいいように勘違いしやがる。

俺は面倒ごとはゴメンなんだからな。

でも結局面倒ごとに首を突っ込んでいく俺だった。


次の日俺たちは、警備隊員の案内でこの町で強者がよくあらわれる場所へとやってきた。

夜はかなりひどかった町も、朝にはある程度綺麗になっていた。

「思ったよりも町が綺麗になってるな」

「一応最低限は維持しょうと、警備隊以外にも政府がらみの組織がいくつかあるのですよ。表向きは自主的に集まった組織という事になっていますけれどね」

自由の国を維持するのも大変そうだな。

一応若い女性もこの町で暮らしているようだし、完全な無法地帯になるのは避けられているか。

「いました!あの白い道士服を着て頭にターバンを巻いている老人がそうです」

見るとその老人は笑顔で歩きながら、町行く女性のお尻を触ったり、店に置いてある果物を勝手に取って食べたりしていた。

店の主人もいい体格をした強そうな男だけれど、その道士服の老人の事を理解しているようで苦笑いするだけだった。

「窃盗の現場を確認しました。本来ならすぐに取り押さえたい所なのですが、我々では返り討ちにあってしまうのです」

「そうだろうな」

おいおい、なんでこんな所に仙人がいるんだよ。

最近傭兵隊の仕事も無いし、資幣もずっとみゆきの所にいるから放置していたけれど、まさかこんな所でこんな事をしているとは。

一応無暗に殺人ができないように体に細工はしてあるから最悪な騒ぎにはならないはずだが、ルールの無い町は仙人にとっては天国だったか。

「策也?どうしたんですか?何処かで見た事のある老人のようですが‥‥」

「とりあえず捕まえるんだよ」

「オナゴの尻を触っておったぞ?やっつけてやるんじゃ」

「まてまて。俺がちょっと話をしてくる」

俺はそう言って皆をその場に留めた。

そして足早に仙人に近づく。

仙人の目がこちらを捕らえた。

俺は口の前で人差し指を立てた。

それでも仙人は俺に笑顔を向け声を上げようとしていたので、俺は全速で仙人を掴むと路地裏へと連れていった。

「仙人お前、こんな所で何をしてるんだ?」

「策也殿お久しぶりじゃの。いやぁ、この町は何でも自由で素晴らしい町じゃぞ?」

「確かにお前にとってはそうだろうけど、なんでこの町にいるんだ?」

「最近傭兵の仕事もないからの。セカラシカの町をブラブラしておったら親切なおっさんが何でもやりたい放題の町があるからと勧めてくれたんじゃ。おっさんの言う通りじゃったわ」

おいおい誰だよ。

仙人にそんな情報吹き込んだのは。

まさか有栖川の関係者じゃないだろうな。

しかしこの町で好き勝手にやってるのが仙人だったとはな。

お目付け役の副隊長であるゆかりをアイソラシーに行かせたのが失敗だったか。

仙人は悪い奴じゃないし結構できるヤツではあるんだけど、ちょっとボケた所があるからな。

つか愛洲の警備隊員なら仙人の顔くらい知ってるだろ?

魔法通信で顔も出してたし。

でもどうやらまだバレてはいないようだし何とかせねば。

「あれ?もしかして仙人ですか?」

「そういえば見た事あるんだよ。傭兵隊の隊長さんなんだよ」

「なんじゃ知り合いじゃったのか?」

「ああ。そういえば愛洲を守る盾の傭兵隊隊長がこんな方でした」

バレてるし。

「お主らは、自由の町なのに一々五月蠅い警備隊とやらじゃの」

「とりあえず、みんな冷静に話をしような」

俺の言葉に、皆はとりあえず警備隊の本部へと戻た。


「というわけで、仙人は誰かにそそのかされてこの町へ来たようだ」

「そういう話を聞くと、問題はやはりこの町にあるといえますね」

「何にもルールが無い町なんて成り立たないんだよ」

「そうじゃの。そそのかしたヤツにも責任はありそうじゃ。話を聞くにわらわには悪意があったようにも感じる」

なんとか仙人の行いは許されそうだな。

とはいえルールが無くてもやって良い事と悪い事があるのは確か。

仙人にはちゃんと言っておかないとな。

本当はそういう知識を学園で教育してもらうんだけれど、ずっと魔王軍の兵隊でしかも甦って半年くらい。

人間界の常識を知っておけというのも少し酷だ。

「結局おいらは悪くなかったのじゃな?ほっほっほ!良かった良かった」

「まあルール上はそうだが、人間としてやっては駄目な事もある。とりあえず仙人はセカラシカに戻るように。そして大聖にみっちりと常識を教えてもらえ」

「人間やるもの難しいの」

悪い奴じゃないんだ。

ただ非常識な所はこれからなんとかしないとな。

「そうそう警備隊諸君。このことは内密にな」

「は、はい。それにしても策也さんって、傭兵隊のトップよりも上の立場のようですし、神武国の元天王を大聖と呼び捨てにするくらい凄い人だったんですね」

全く、今回も何故か俺の名声が上がってしまうのか。

どちらかというと迷惑をかけた側のはずなんだけどな。

「策也はあまり上の立場に見られるのが好きではないのですね。凄い人だとか偉い人だとかそういう扱いはしない方が良さそうです」

侮られない程度には上でもいいんだが、目立ちたくないだけなんだよ。

「そうなんだよ。金魚にも策也さんは普通に話してくれるんだよ」

「あれ?あなたどっかで見た事のあるような‥‥もしかして何処かで領主してませんでしたか?」

「き、気のせいなんだよ。こんな青い髪の領主なんていないんだよ。金魚は産まれた時から金魚なんだよ」

そりゃまあ産まれた時にオタマジャクシだったらビックリだよな。

「そうですか‥‥」

「とりあえず一件落着じゃの」

一応エゲツナイの町での強者問題は解決した。

後は根本的な問題を解決するべきだとは思うが、それは愛洲の問題なのでこれ以上は口出ししない。

でもこれがきっかけで有栖川と愛洲で戦争になったりしたら困るのは俺でもあるわけで。

結局俺は言いたい言葉を飲み込んで、何も言わずに町を去る事になった。

「策也なら普通の町にするまで口出しすると思っていましたよ」

「我ながらよく我慢できたと思うよ。今のままじゃいずれ致命的な事態になりかねないからな」

「ならどうして今回は言わなかったんですか?」

「なんでだろうな」

俺にもよく分からないけれど、多分俺の思う解決方法も、決して正しいとは自分自身思っていないからかもしれない。

国の形なんて色々あって、結果的にどちらが正しかったかなんてわからない。

この世界に民主主義を持ち込んでも上手く行かないだろう。

色々と世界の町を巡ってきたが、国民意識ってのがあまりない。

民主主義は住民がそこを『自分の国だ』と思っていなければ成立しないのだ。

かといって王制が一番いいのかどうかも分からない。

神武国では試しに古き日本の体制を取り入れてみたが、町の事は任せても外交となれば出しゃばってしまう。

でも王制よりはいいかな。

住民に国民意識が芽生え仲間意識を持つようになるし、外国の工作によって国民が扇動され振り回される事も少ないわけだからね。

「とにかく次の町だ!次はもっと楽しい事が出来たらいいな」

「金魚は怖くなければなんでもいいんだよ」

「わらわは美味い物が食いたいのじゃ。最低でもミノ以上に美味しいものじゃぞ」

「わたくしは色々な町が見たいので、エゲツナイのように変わった町は大歓迎ですよ」

「自分はみんなとマッタリできたら‥‥最高っす」

「うぉっ!」

相変わらず洋裁は突然だよな。

でもこの面子での旅も楽しいし、次がどんな町でも正直構わないな。

「次に目指すはザマクナの町だ。マッタリ行くぞ!」

「おー!‥‥アレ?金魚だけなんだよ」

「マッタリだから力を抜いて行くんですよ」

次の日俺たちは、のんびりとザマクナの町へと向けて歩き出した。

2024年10月5日 言葉を一部修正

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