表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
見た目は一寸《チート》!中身は神《チート》!  作者: 秋華(秋山華道)
魔界編
56/184

ザラタンと秘密基地

魔石を失った魔物は穏やかだ。

ポセイドンやクラーケンは、一旦スマホに憑依させて話をしたが、いずれも俺たちへの敵意は全く感じられなかった。

「私は破れたのだな。ならば敗者は勝者に従うべきだろう」

ポセイドンの言った言葉が、クラーケンたちにも概ね当てはまっていた。

俺はすぐに、前々から考えていたゴーレムに蘇生させる事にした。

正直ポセイドンの魔力は俺に匹敵するし多少危険も感じるが、かろうじて俺の方が魔力は高いから最悪の場合も制御できるはずだ。

それにおそらくそんな事にはならないだろうと、俺は何故か確信していた。

ポセイドンには、俺の影武者をやってもらう事に決めていた。

マスクを外した状態の姿を、そのままゴーレムにした訳ね。

基礎はダイヤモンドミスリルゴーレムで、皮膚などはアダマンタイトを繊維加工したものに水を含ませる。

元は水の神なのだから、当然使える水を持っている方が良いだろうと考えた。

名前は『木花咲耶(コノハナサクヤ)』とし、此花策也が此花家を離れて名前を変えたと言う話を広めておいた。

魔法通信ネットワーク上に、あくまで噂としてね。

音が同じ名前なので、呼ぶときは『海神(カイシン)』とする。

そして俺自身も此花策也の住民カードは今後使用せず、別のを使っで行動する事にした。

名前は『浦野策也(ウラノサクヤ)』に決めた。

クラーケンの三人は全員十五歳くらいのメイドにし、体のつくりは海神と同じものにした。

性別は当然違うけどね。

身長は百四十八センチで、見た目はあのイカの娘のイメージで作成した。

やや穏やかな目をしているのが『海梨(カイリ)』、きつめの目をしているのが『海菜(カイナ)』、可愛い目をしているのが『海穂(カイホ)』に決めた。

他と区別する為に、青いメイド服を着せた。

俺は三人の彼女たちを『青い三連星』と呼ぶ事にした。

海梨と海菜は夜美よりも魔力が大きいし、海穂も依瑠と同じくらいの魔力を持っていて強いからね。

水中以外でどこまで戦えるかは未知数だけれど、これまでの三メイド『夜美、依瑠、津希』並みには働いてくれるだろう。

ドズルにゴーレムの作成を依頼したら一日で四体とも完成した。

それに俺が直接細工をし、海神とはテレパシーで会話ができるようにしておいた。

セバスチャンとやっているような感じね。

アレを参考にして付けたわけだ。

これから俺の影武者として働いてもらうわけで、意思疎通は重要だからね。


さてそれから間もなく、黒死鳥王国の場所が世界会議によって決められた。

何処の勢力も黒死鳥たちを取り込みたいけれど、それは難しいだろうという判断をするしかなく、あまり引き受けたくはないがライバル勢力には渡したくない、そんな思惑が見えていた。

結局最終的には皇国の持つ島を黒死鳥王国にする事になった。

場所は九頭竜の領地と皇国の間の海の真ん中で、仲の悪いこの二国の緩衝国となる事を期待されているようにも感じた。

それにしても、皇国に行くのはずっと先だと思っていたけれど、案外早くに行く事になったな。

尤も行くのは大聖だし、そこは既に皇国ではないのだけれどね。

移動は此花の領地から船で行く事になる。

行くのは大聖と海神、当然国士と可奈も連れ、後は海梨、海菜、海穂も連れて行く。

強国に挟まれた場所だし、それなりの戦力は欲しいからね。

手薄になるオーガ王国旭には、教育を終えた夜美と、忍者部隊の半分、クノイチ部隊を夜美の指揮下にして送り出した。

その関係で津希預かりのメイド世話係を三人ほどセバスチャンの元へと送った。

これで何処かで何があってもある程度対応は可能だろう。

こういった配置換えなどを済ませてから、俺たちは再び魔界の海を進み始めた。


魔界の海は今日も変わらない。

深海のようで、しかしそれでも水圧は浅瀬にいるようだ。

頻繁に海の落とし穴も見られ、大きさももう測れないくらいに大きい。

おそらくこの辺りが最も海が深い、いや高い場所なのだろう。

ポセイドンほどの海獣が何体もいるとは思えないが、あんなのが複数出てきたらとりあえず逃げるしかないな。

変化を覚えた俺だけなら戦えるだろうが、守るのは難しい。

金魚と洋裁は大丈夫だけれど、エルは一応生身のエルフだからな。

しかし環奈と陽菜が抜けてパーティーは寂しくなった。

バカ話ができるヤツがいないのは問題だよな。

「アレはなんでしょうか?」

前方に何か暗い影のようなものが見えた。

かなりの魔力も感じるから魔物のようだけど、だとすると少し大きすぎる。

目の良い環奈も、周りに気を配る陽菜もいないから、再び千里眼と邪眼は発動しておくべきかもしれないが、正直怠いんだよね。

まあ裸眼でもそれなりに注意はできるから、状況に応じてって事でいいかな。

とにかく俺は対象を確認した。

「魔獣だと?名前はザラタン‥‥島のような巨大海亀か。俺が幼い頃に乗った記憶のある‥‥」

「やりますか?!」

エルが戦闘態勢に入ろうとした。

「いや、アレは多分人間に襲い掛かっては来ない。戦わなくていいだろう。それにあんなバカでかいの、倒す方法すら思いつかない」

体長だけでどれくらいあるのか見当がつかない。

読んだ本の中には、一キロから大きいモノで十キロになると書かれてあった。

「大きいですね‥‥」

「それ以外の感想が出てこないんだよ」

「アレは人間世界にもいるんだよな。俺も乗った事あるし。一見島にしか見えないから動く島と勘違いするとか」

「だとしたら、テイムできるんでしょうかね?」

なるほど、確かにエルの言う通りだ。

人間界にいるのはおそらく誰かに使役されているに違いない。

「ちょっと話をしてみるか。襲ってくるようなら逃げればいいだろう。とりあえずここで待っていてくれ」

ザラタンは目の前を右から左へとゆっくりと移動していた。

俺は顔がある左側へ向かった。

それにしても本当に大きい。

近づくとそれが魔物だなんて思えない。

ただの大きな岩山の壁だ。

俺は一気に顔の近くまで移動した。

近くと言っても百メートルは離れているが。

「やあやあこんにちは!あんた大きいな。少し話をしたいんだが、人間の言葉は分かるか?」

チートの俺でも、ザラタン語なんてものは知らない。

だったらきっと人間の言葉が喋れるに違いないのだ。

と、決めつけてみた。

しかしそれはハズレてはいなかった。

「人間、か‥‥それもただの人間ではなさそうだ。魔力の大きさも俺以上か‥‥」

「話せるみたいだな。あんたか?今から十三年前に俺を乗せてくれたのは。だったら礼を言っておこうと思ってな」

あの時俺はザラタンに乗って海を渡ったんだ。

そして不老不死の力を手に入れた。

それはなんとなく思い出せる。

尤も、転生した俺にとっては後から取ってつけたような記憶なんだけどな。

「ほう。それは俺ではないが‥‥人間界で暮らしているはずの友が一人いたな」

「だったらそいつに乗せてもらったんだな。ところでその友とやらは人間に使役されているって事になるのか?」

「ははは!使役だと?確かに俺よりお前の方が魔力は大きいが、どんな事があっても我らは使役なんぞされんわ」

まあテイムできるとは思っていなかったけどな。

本当だよ?

でもだったらどうしてその友とやらは人間に従っているのかね。

「そっか。使役できるなら人間界に来てもらおうかと思っていたんだけど、無理なら仕方がない。話せて良かったよ。じゃあまたな!」

「ちょっと待て?人間界に来てもらおうだと?人間は我らを見たら恐れるし、ちょっと海の上に出たら騒ぎになると聞いているぞ?なのに来てもらおうとはどういう事だ?」

「いや、俺、人間界の色々な所を飛び回る生活をしているんだが、まだ海の上はほとんど手付かずなんだよ。だからいつか乗せてもらって海に出たいと思ったんだ」

「俺が海に出ても大丈夫なのか?」

「そうだな。出る所を考えていれば問題ないんじゃないか?見られてもちゃんと誰かの管理下なら、それを伝えれば問題ない。現にその友とやらはいるわけだしな。尤も、特定の場所にいるようだから、見られる人はほとんどいないと思うけどな」

おそらくその友とやらは、亀浦の島から比丘尼の島を結ぶ所にいるのだろう。

あの辺りは船だと渡るのが大変な場所だし、人はまず行かないだろうからな。

前世で言えば太平洋横断みたいな感じになる。

この世界の船だと、渡るのには大きな危険が伴う海だ。

「そうなのか。我らが食らうのは魔力結晶気体なのだが、魔界の海では食すのに適さないし、最近は陸に出れば濃すぎて味がクドいんだ。人間界のは美味いと聞く」

「ほう、そうなんだ。今人間界のも上空では濃くなりつつあってな。食べに来てくれるのなら人間も助かると思うぞ。ちなみに人間界では魔力結晶気体の事を魔素って云うんだ」

俺たちはその濃くなっている魔素の原因を突き止め、それをなんとかしようとしてるんだけどな。

それに食ってくれてもたかが知れているわけだが、此処はその方向で話を続けてみよう。

「ふむ。俺は人間界に行って人間界の魔素を一度食べてみたい。しかし人間に見つかって無暗に攻撃されるのもたまらん。なんとかしてくれるのなら海を行く時は俺が手伝ってやってもいいぞ」

場所を選べば、海の上で人間に見つかるなんて事はほとんどないんだけどな。

どうやらザラタンはでかくて耐久力はあっても、戦闘行為は得意ではない魔獣のようだ。

その割に俺に会っても問題ないのな。

しかも水中で普通に会話してきたよ。

こっちは会話魔法を使っているけれど、それに合わせてくる辺り、かなり上位の魔獣のはずだ。

おそらくは、別に人間なんてどうでもいいがあまり姿をさらしたくない、或いは恐怖を与えるのも本意ではないって事か。

なんにしても人間界に行きたいようだし、だったら手伝ってやろう。

俺は人間界の地図を魔法で大きく映し出し示した。

「この辺りの海の落とし穴から人間界に行けば、だいたいこの辺りに出る。俺はこの辺りにお前が隠れられる島を作ってやるから、そこに行けるか?そうだな。一応明日以降で」

「この距離なら大体二日はかかる。今から四十四時間後くらいか」

やはり空を行くよりも結構時間がかかるな。

海ならこれでも結構速いか。

今から海神に大聖の分割した魂を宿した小鳥を連れてこの場所まで行かせ、そこで体長八キロはあるこのザラタンが隠れられるような島を作ってもらう。

そこを根城にする。

この辺りなら好きにしていても人に見られる心配はない。

人が全く来ない海だからな。

大聖の魂に見ておいてもらえば、後で大聖が行って転移ゲートも作れるだろう。

これで海のど真ん中に俺の島ができる事になるな。

ならばここに拠点を置けば、超安全な秘密基地の完成じゃないか。

転移ゲートは主要な場所全てと繋げておけばいい。

おおっ!

なんか異世界で秘密基地とかテンション上がってきたぜ!

「じゃあ今からこの場所に行ってくれ。先に俺と同じ姿のヤツが行って、お前の隠れられる場所と俺の秘密基地を作っておく。おっと、所で俺の名前は策也だ。お前の名前は?」

「策也か。俺には名前が無い。適当に付けてくれ」

やっぱり名前が無いのね。

「じゃあ『大和(ヤマト)』だ。俺の世界じゃ最強の戦艦だな」

最強かどうかは知らないが、知らない者はいないだろう。

「ふむ。最強か。いいだろう」

「じゃあ大和、よろしくな。その場所辺りは人が全くいないから、この範囲くらいなら好きに動いていても大丈夫だぞ」

俺はそう言いながら、地図にある東の大海の南の辺りに指で円を描いた。

「この辺りは人がいないのか。そんな場所があったとはな。所で後ろにいるのは策也の仲間か?」

大和の言葉に振り返ると、心配そうな表情で恐る恐る近づいてきたであろう金魚とエルの姿があった。

「ああ。お前ら来いよ。こいつ、大和とは友達になった。それで人間界に来てもらう事になったから、今その相談をしてたんだ」

俺が声をかけると金魚とエルが近づいてきた。

「あ、初めましてなんだよ。金魚っていいます。よろしくなんだよ」

「わたくしはエルフのエルグランドと申します。大和と名付けられたのですね。よろしくお願いします」

「ああ。策也も普通じゃない人間だと思ったが‥‥金魚とやらは幽霊なのか?」

金魚は幽霊に変化していた。

流石に怖いだろうからね。

大和の顔だけでいったいどれだけの大きさがあるのか。

少し離れていないと顔だと認識する事ができないくらい大きなわけで、今も百メートル近く離れている。

水中会話魔法のおかげで普通に話せているが、これが陸上なら声を張って話す必要があるくらいだ。

「金魚は幽霊なんだよ。大和は大きな亀さんなんだよ」

「亀か。ははは!その通りだ。では策也。俺は人間界へゆく。あちらでの事は頼んだぞ」

「了解だ!」

大和はゆっくりと闇の中へと消えていった。

「結局どうなったんですか?」

「大和は人間界に行きたかったみたいだな。でも人間に見つかると色々と大変な事になりそうだから遠慮していたみたいなんだ。だからその辺り俺がなんとかするから、かわりに海の旅をする時は船代わりをしてもらう事になった」

「そうなんですね。まさか普通に話せるとは思っていませんでしたよ」

「一応大和の友達が俺の乗ったザラタンみたいでな。その辺りの関係も良かったのかもな」

ザラタン自体魔物の中では珍しく気性が穏やかな種族のようで、だから話せたのだろう。

「それでな。人間界の東の海の南の真ん中に島を作る事にした。そこを住まいにしてもらうと同時に、俺の秘密基地を作ろうと思っている。大聖であまり動くと国を左右する問題になるだろ?だから裏で色々とできる組織を作る」

「なんだか面白そうなんだよ」

「裏の組織。面白そうですね」

「だろ?」

メール暗号化システムなんかを神武国でやっているとなれば、やはりこの前のように襲撃される。

実は受付だけしていましたって体にして、闇の組織で運用した方がいいだろう。

それに‥‥。


今この時、ヌッカの店で受付をしていた資幣の元に、商人ギルドマスターの兎束豊来がやってきていた。

「メール暗号化サービスとやらを売っているようだな」

「売っている訳じゃなく、受付代行業務ですけれどね。そういえば先日、豊来様も登録してくださってありがとうございます」

この感じだととうとう来たかな。

神武国では力で妨害に来たが、流石に伊集院領内ではそうもいかない。

そこで商人ギルドを使って受付を辞めさせるつもりだろう。

「商人ギルドには許可を得ていないな?」

「はい。お金の受け渡しはありませんから、特に必要ないかと思っていましたが」

「先日の商人ギルド七星会議で、これは許可が必要と決まった。許可をとってもらいたい」

「そうですか。どうすればよろしいのでしょうか?」

「登録申請と、登録後は一件の契約につき三千円を支払ってもらう事になる」

こりゃまたあからさまに、完全に潰しにきましたなぁ。

「こっちは無料でやってるんですよ。やればそっくりそれが赤字じゃないですか」

「神武の方に金が入るんだろ?」

「いえ、あちらも集金業務をしているだけですから、利益はほとんどないものと思われます。それにこのサービス自体一月五百円のサービスですから、仕事になりませんよ」

「だったら辞めるんだな」

別に此処で受付ができなくても、商人ギルドの力が及ばない町はいくつもある。

そちらに移動すればいいだけだけれど、ちょっと辛そうにしておいた方がいいかな。

「そんな殺生な‥‥とりあえず一旦業務を停止して大聖天王に相談してみます。今後続けるなら商人ギルドに登録に行きますよ‥‥とほほ」

有栖川としては、伊集院領内が活気づくようなサービスを一つ潰せて良かったのだろうし、おそらく九頭竜から頼まれたわけで、それも果たせて万々歳だろう。

俺たちにもリベンジできたと思ってもらえれば、ギスギスした関係にもならないはずだ。

「じゃあとりあえず業務を停止するんだな。やる場合は登録に来いよ」

「はい‥‥もちろんです。御足労かけました」

してやったりの豊来は気分上々に帰っていった。

さてどうするかね。

秘密基地を作る事になったし、暗号化システムの拠点はそっちに移すか。

ついでに諜報機関もそっちに移して、神武国が他から敵視されないように気を配って行こう。

でないとおそらく今後も九頭竜なり他の勢力も含め、神武国は敵視されかねない。

それに色々考えていたんだけれど、この業務は妖精王国ジャミルに移動して、ちゃんと妖精大王を置く事にしよう。

妖精霧島がずっと留守では問題だからな。

そんなわけで早速以前から計画していた、新妖精大王の誕生を実行する事にした。

まず資幣の魂を半分に分割し、その一つを取り出して妖精界で蘇生させる。

魔力的には霧島よりも少し大きめだ。

確実に大王を誕生させる為にね。

そしてその妖精大王を『妖精大帝』と名付けて、新たな大王にさせる。

妖精霧島よりも魔力が大きいし、引き継ぐと言えば継承に問題は無いだろう。

そして資幣に空いた魂一つ分の隙間には、優秀な妖精を一人選抜してそいつに入ってもらう。

名前は『妖精資幣』と名付ける。

魔力が半分になった資幣だけれど、妖精魔術が使えるならその分は補えるだろう。

そしてヌッカの店は、もう完全に三人の従業員に任せていいな。

ボディーガードも必要なくなる。

悪魔のベルトによって体をドラゴンクラス悪魔に貸す事で、みんな体の魔力が解放され、更にそこに自分の魂が戻る事で魂の魔力も解放された。

それによって従業員全員、マスタークラス程度には能力を発揮できるから、平和な町なら身を守る事はできるだろう。

最悪悪魔のベルトが助けてくれるし。

となると依瑠たちのボディーガードが不要になるから、こいつらを家族の家に引き上げさせて、セバスチャンに秘密基地を任せる事にする。

また忙しくなるが、仲間も増えているわけでなんとかなるだろう。


俺はとにかく魔界の魔素が増えている原因を突き止め、それをなんとかする事に集中する。

でも秘密基地は気になるなぁ。

本体である俺は、ワクワクしながら魔界の海をゆくのだった。

2024年10月5日 言葉を一部修正

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ