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まだ続くんだ

作者: 朝焼 悠

何かを感じないと

何かを探さないと


心が

止まったままじゃ

心が死んでしまったままじゃ

世界の色を

また感じ取れなくなってしまう


強迫観念に近いものだとしても

もうあの頃に戻りたくない

それは間違いなく

僕が折れないで

ここまで来られた

大きな理由の一つ


これから

今更の

これからだけど


自分を否定してばかりは

止めにしよう

本当は

持っているはずの絵の具を使うこと

誰かに笑われたり

見下されたりを恐れて

胸の奥に隠しておくのは

もう止めよう


例えば

いつまでも消えてくれない

人が恐い

外が恐いも


恐いと感じられていて

それなのに潰れずに

出向いて

もがいて

あがいて

前へ進もうとしている


何も変われていないわけじゃない

心も

止まったまま

色を失い続けているわけじゃない


僕らは生きてきた


どれだけ過去が暗くても

綺麗な思い出がなくても

生きてきたから

ここにいる


ここで終わりじゃない

まだ続くんだ

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― 新着の感想 ―
[良い点] >持っているはずの絵の具を使うこと 絵の具って混ぜれば、何色にでもなる(三原色があれば)。 だから、大丈夫。 悠さんは、これから、何色でも生み出すことができる。 悠さん独自の色を見つけ…
[一言] 辛さを抱えながらも、懸命に前を向いて生きていこうとする姿勢に胸を打たれました。 過去は変えられないけれど、未来はいくらでも変えられますよね。 主人公がまた世界の色を感じられるようになってほし…
[一言] 朝焼物語 後編の始まり〜♪ きっと楽しいよ(^^)
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