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今作の著作権は、同人グループ黒文屋のAyaに有ります。今作は、木文登は、一切関係ございません。
皆さん。
お久しぶり!
谷山高志です。
1・2共に読んでくれた?読んで無い人は読めよ!
今は、高校二年の三学期。ぽかぽか陽気な春です。
突然ですが、ハルはご機嫌ナナメです。
理由?
あー、え〜と、今朝、俺がハルの着替えを見てしまったからです。
え、どうだったか?
いや、胸とか凄かっ…て、そんな事言えるか!
…と、皆さんすいません。今は授業中なのでここいらでおひらきと言う事で…
と、言っても、今から睡眠タイムです。
おやすみなさい―
え〜、おはようございます。
時刻は3時。
あれから、2時間が過ぎました。
科目は、数学から国語へと変貌していました。
「じゃあ、P48から上野さん、お願いします。」
お、ちょうどハルの番だ。
「………」
あれ、返事がない…
「上野さん?」
俺は身を起して、ハルを見る。
寝てます。
先生も異変に気付いたが、スルーした。
「じゃあ、谷山君お願い。」
その言葉が耳に届き、先生がこちらを向く前に俺はタヌキ寝入りをとった。
寝ている姿を見た先生は、軽く無視して、次の生徒を指名した。
ちなみに、居眠りには、エコヒイキがある。
普段全然寝無い人=寝てもスルーされる。
たまに寝る人=けっこう怒られる。
睡眠の常習者=無視。
ちなみに俺は神であり、この場合、誰も起こしてくれない。
ちなみにハルは全然寝無いグループの人、つまり、別次元の人なのだ。
休み時間、俺はハルを起こした。
「何?」
「あ、え〜っと、寝てましたので。」
「あっそ」
一蹴りされた。まだ機嫌が悪い。
その後、ハルの機嫌は一行に直る気配がなかった。
ちなみに今は夕食である。夕食と言っての、時間は9時だ。
何時もなら、会話の弾むハズなのだが─
「ハル、醤油取って」
「…自分で取れば」
と、まぁ不思議な空気である。
今ふと思ったのだが、ハルは基本怒らないので、怒ったのを見たのは今日が初めてだ。なんか、ヤンキーっぽい言葉遣いである。
今までの物語からいえば、なんだか俺が謝って無いみたいだから、一様訂正しておくが、見たあとの朝食の時間にちゃんと土下座して謝った。
見たのは悪かったがここまで怒らんでも…。
俺は夕食を食べ終わると、風呂に入り寝た。
何時もなら
「俺の時代がキター」などと言いながら、朝までハイテンションなのだが、今日は少しばかり気分が悪い。まぁ触らぬハルに祟り無しだな。
でわでわ皆さんおやすみなさい。
翌朝─
昨日は早く寝たので目覚めがいい。
一階へ下りる。
ハルがすでに朝食を食べていた。
「あの〜、ハルさん?」
「何?」
「そろそろ許して貰えないでしょうか?」
「何を?」
「昨日の件」
「ごめん、それ無理」
「…」
「なんてね、もういいよ。」
その言葉を聞いて俺は朝食を食べた。
「ありがとうございます。ハル様」
あれ、物語の設定上ハルは俺のメイドのはず。何だか立場が逆のようだ。
まぁ良いけど。
朝食を食べ終わった俺とハルは学校へと向かった。
学校に着いた。
靴箱を開ける。
「………」
俺は言葉を失った。
そこには、一通の手紙。
通称ラブレター。
俺にも少し遅い春到来です。
とりあえずハルにバレないように、それをポケットに隠し、教室に入った後、真っ先にトイレまで駆け込んだ。
個室の中、一人だけなのたが変な空気が漂っている。
そして、封を開け、中を見た。
『今日、放課後体育館裏に来て下さい。』
差出人不明か。
こりゃ、会って見ない事には分からんな。
トイレを出た後、教室に戻った。
「お兄ちゃん、お腹壊してるの?」
ハルが心配そうに聞いてきた。
「あっ、いや。」
大分緊張していて言葉が出ない。
こんな調子で今日一日を過ごした。
え〜、まちに待った放課後です。
「お兄ちゃん帰ろ!」
何時もならこの我がメイドと一緒に帰るのだが―
「悪い、この後少し用事があるんだ。」
「ふぅ〜ん」
「じゃあ待ってるよ。」
「いや、時間かかるから先に帰っといて。」
「怪しいな〜。何か隠し事して無い?」
我がメイド恐るべし。
「いいや、何も隠してません。」
「まぁいいや、先に帰ってるね。」
よし、何とか場を誤魔化せた。
そのまま体育館へ向かった。
俺が体育館裏に行くと、そこにはすでに人影があった。
俺はその女性を知っている。
いや、この学校に通うものなら、誰でも知っている。
ハルより名前が知れた女性。
大山手高校一可愛いとされている
我がクラスの誇る天才アイドル─
『香咲百合』
さんだ。
よろしければ感想など頂けるとありがたくて、Aya様が驚きます。