私小悪魔、好きだけど嫌い。
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ダンジョンに投げ捨てられ、偶然にも落下した所にゼリー状の魔物がいたおかげで、それがクッションの代わりになり即死にならずに済んだ。
更に偶然が偶然を呼び、クッションになったゼリー状の魔物に教われていた女の子を助け、大ケガをした俺を助けた女の子に救われると言う幸運に見舞われた。
だが、この自称小悪魔は、頭がちょっと残念だった。
隙あらば、豆を食べさせようとしてくる。
「ちょっ! もう、良いからその豆を近付けるな!」
「えっ? なんでですか? もう一粒だけでも食べてた方が良いすよ! あなたの曲がった性格も治るかも知れませんし。」
「いらねぇよ! 性格については、余計なお世話だ。」
近い近い、もういろんな所が遠慮なしに当たってる。
なんで、そんなに顔を近づける必要がある。
怖い怖い、目が怖いよぉ。
小一時間の格闘(絡み合い)の末、ようやくこの小悪魔は、豆を食べさせようとするのを諦めてくれた。
(理性とかいろんなものに勝った気がする。)
ようやく落ち着いた所で色々聞く事にした。
「なぜ、あんなに豆を食べさせようとしたんだよ。」
「だって寂しかったし、三年ぶりに誰かとお話出来たから、ついつい舞い上がっちゃって。 それに、逃がしたくなくて……。」
最後の方は、小声で聞き取れなかったが舞い上がった勢いでパーにされたらたまったもんじゃない。
「どうして、こんな所に一人で三年間もいるんだ? 寂しいなら帰れば良いじゃないか。」
「私、家出中なんです。 そんな簡単に帰ったりしたくないんです。 あんな酷いことする親には、いっぱい心配させてやるんです。」
女の子がダンジョンの奥一人で三年も帰らず過ごしているんだから、親もかなり心配してるだろう。
それには、三年も帰らないような酷い事とは、何をされたか気になってしまう。
「そんなに酷いことをされたのか?」
「はいそうなんです! 私が大切にそれは、大切に取って置いたプリンを勝手に捨てたんですよ? あんな親、信じられません!」
下らねぇ。
「ん? 勝手に食べたじゃなくて、捨てたのか?」
「そうでなんです。 酷いですよね? 私が食べるの持ったいなくて毎日毎日お話して、外に遊びに行く時もお風呂も一緒に入って大切にしていたのに捨てるなんて……。」
ヤバいヤバい、ヤバい奴を助けてしまった様だ。
あのまま見捨てていた方が良かったかも知れない。
可愛くなくなかったら、完全に放置して逃げても良さそうな危険度だ。
「まぁ、あれだ。 お前もずっとここにいるのも寂しいだろうから、家まで送って行ってやるよ。 何なら間に入って仲裁役にでもなってやるよ。 それに、俺も早くここから出たいしな。」
「本当ですか? ありがとうございます! でも……。私は、水無月さんが居ればずっとここにいても良いんですけど……。」
またも、後半小声になっていたから聞き取れなかった。
ここは安全地帯なのか、今のところ魔物が襲って来ると言う事がない。
どうやって地上に戻るか考えなくては、ならない。
それに、ただ戻ったとしても力で押さえ付けられたら今度こそ確実に息の根を止められ簡単に終わってしまうだろう。
そうならないように、このダンジョンでレベルを上げて前よりも強くなって帰らなければならない。
それも、出来るだけ早く。
「所でカリンは、帰り道を教えてくれ。 俺も出来るだけ早く地上へ帰りたいんだ。」
「ん? 地上へ行きたいんですか? それなら、最下層に行く方が近いと思います。 私の実家と同じ方向なので丁度良かったですね!」
「は? お前最下層の近くに住んでるのか?!!」
「あれ? 言ってなかったで……。」
カリンが最後まで答えようとした時、怒号と共に魔物が現れた。
全身に死のオーラを纏いヨダレを垂らし、こちらを睨み付ける3つの頭を持つ地獄の門番「ケロベロス」だ。
どうする。 こちらは、レベルを初期された雑魚の俺とゼリー状の魔物に襲われていた女の子の二人しかいない。
あまり、気は乗らないが俺が囮になってカリンを逃がすしかない。
「俺が囮になる! その間に逃げろ!」
「えっ? でも………。」
「良いから行けっ!」
カリンの言葉を遮り早く逃げるように促す。
しかし、3つの頭が俺達二人をしっかりマークし、逃がしてくれそうにない。
絶対絶命だ。
こうなったら最終手段で豆を食わせて頭をパーにするしかないか……。
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