て、ティーバッグだと?!
祝! ブックマーク1人して頂きました!
昨夜は、美味しいご飯が食べられました!
ありがとうございます!
ここから、第2章に入ります。
引き続き楽しんで読んでもらえると嬉しいです。
「うわー! ブックマーク!」
俺と娘は、異世界への転移を成功させる事ができた。
転移する。 ここまでは、良かったのだが、転移する場所が悪かった。
どこに転移したかと言うと、異世界の上空約1000メートル程の位置にいる。
居る、と言うか落ちている。
傘の効果なのか、下降する速度はゆっくりでこのまま安心して地上に降りられそうだ。
娘が傘を持っていた為、転移後、俺が少し先に落ち娘の足を掴んでいる状態だ。
娘を心配し、上を見上げた俺は、驚愕する。
「て、ティーバッグだと?! ここは、天国か!」
「いやー。 み、見ないでー。」
マンガや空想上のものだと思っていたが、まさかこんな所にあるとは……。 Jk恐るべし。
そんな事を考えいると、娘の蹴りが俺の顔面に当たり、思わず手を離してしまった。
俺は、大の字になりどんどん小さくなる娘のティーバッグを見ながら地面へと落ちた。
「情熱の赤か……。」
目を開けると娘が心配そうに見ている。
回りが真っ赤に染まっていて驚いたが、ただ、頭から血を流していて視界が赤くなっていただけだ。
「良かった、生きてる。」
娘が安堵する。
レベルアップして超人的に強化された肉体でも流石に上空1000メートルから落ちれば、怪我をするらしい。
肉体の強度も何となくわかった事だし、結果オーライとしよう。
何より、良いものが見れたからそれだけで落ちた甲斐があるというものだ。
「……。」
俺が思い出し頬を緩ませていると、娘がジト目で見てくる。
「ここが異世界か。」
どうやら、ここは、大宮のある街の近くの草原らしい。
俺は、話をそらそうとする。
娘は、ジト目を止めない。
ほんわかした空気の中、物々しい足音が近付いて来る。
周りを見渡すと、360度から大勢の騎士が俺達を取り囲もうと迫って来ている。 逃げ場がない。あたふたしている内に囲まれ剣を向けられている。
軍勢の中から一人偉そうな小太りの男が現れた。
「お嬢さん、良い物を見せてもらったでござる。 礼を言うでござる。」
小太りがそう言うと、娘は危険を察知したのか、俺の後ろへ無言で隠れた。
「我は、ガーター! 帝国2代目の長男でござる。 上空で光り輝く怪しい物体が気になったから、パパからもらった軍隊を引き連れ確認に来たのでござる。」
ん? どっかで似たような事を言ってたやつがいたような。
「せっかくここまで来たから、捕まえるでござる。 二人を檻に入れるでござる。」
横暴だ。
そんなバカな理由で捕まえるか普通。 だが、ここで暴れても状況を悪化させるだけだ。
この「ござる」は、バカそうだが、権力が有りそうだから今は、大人しく捕まって様子を見た方が良さそうだ。
手首を拘束され、荷車に入れらた。
どうやら、何処かへ運ばれるらしい。
移動中、娘に話を聞く。
「異世界まで来たんだ。 そろそろ知ってる事を教えてくれ。 この後、どう動くかも考えないと行けないしな。」
「……。」
娘は、少し考えた後、意を決して口を開く。
「母は、帝国により生贄にされようとしてます。 帝国と魔王軍が戦争状態で、帝国側が劣勢であり打開策として、母を献上する事により、平和条約を結ぼうとしています。」
それで、逃げる為に娘と異世界へ行ったは良いが帝国の追手から逃げ切れない事を悟り、俺を見つけて託したと言う感じか。
それなら、この状況は不味いんじゃないか?
せっかく神奈が逃がしたのに、もう捕まってしまったじゃないか。
焦る気持ちを抑え、「ござる」の人にどこに連れて行くか聞いてみた。
「もらった軍隊で初めて捕まえた獲物をパパに自慢しに行くでござる。」
帝国が劣勢に立たされてる理由がわかった気がした。
もし、よろしければブックマーク、評価してもらえるとすごく嬉しく思います。




