エスペラント
「エスペラント」
世界の最果てに伸ばす君の指先が
僕らの赤い血をたぎらせる触媒さ
地平の向こうに届く君の言霊が
誰もの心を惑わせるエスペラントさ
揺れては消えるダイアローグでさえも
掻き消えていくセンセーショナリズムも
廃墟で崩れさるヴォイスオヴサイレンス
赤く染まった空だけが覆い尽くして
自分の名前さえ意味なくしてしまうほど
リアルとの繋がり捨てて遥か彼方へ
昨日の面影を全て拭いさるまで
君の隠せないほどの偉大な力で力で現実を動かして
知性の陰に潜ませた君の本当の言葉が
僕らの胸元を貫き通す鋭いナイフさ
冷めた横顔に繋がった君の肉体が
誰もの心を揺り動かすエスペラントさ
揺らめき消えるニヒリズムさえも
倒れゆくままのメモニズムさえも
音が奏でだしたそのポイントゼロに
瞬く間に飲み込まれていく残骸なのさ
自分の意識さえ捨て去ってしまうほど
リアルとのコネクション捨てて遥か遠くへ
昨日の想い出を全て塗りつぶすほどに
君の秘められたままの偉大な力で力で現実を揺るがして
艶ある吐息に潜む「真実」を抱き締めて
踏み出すその旅路こそ限りがないのさ
自分の名前さえ意味なくしてしまうほど
リアルとの結び目捨てて遥か彼方へ
昨日の亡霊を全て振り払うほどに
君の隠せないはずの偉大な力で力で現実を動かして