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プロローグ

「カスタマーサポートセンター、レベル2オペレーターの佐藤でございます。いつも異世界冒険者サポートをご利用いただきありがとうございます」


眠たげな目をこすりながら、佐藤雄一(28歳)はヘッドセットを装着した。深夜シフトの異世界コールセンターは、いつも通り蛍光灯の無機質な光に包まれている。


異世界と現代日本を繋ぐ通信技術が開発されてから5年。異世界の住人たちは「神託」や「お告げ」と称して、困ったときに現代日本のコールセンターへ連絡してくるようになった。


異世界住民にとって日本人は「異世界の賢者」として崇められ、些細な相談から命に関わる緊急事態まで、様々な問い合わせが日々舞い込む。


「全く、今夜も変な相談ばかりだろうな」


溜め息をつく雄一の耳に、着信音が鳴り響いた。

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