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夜。  作者: K猫
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「何だよ、改まって」

「ん、実はその……なんて言うか……」

「ずいぶん歯切れが悪いな、珍しい」

「………」


10秒ほど口を紡いで出たことが


「実は家、宗教やってて、悪さするとお清めとか言ってお尻叩かれるんだよね……それもかなりキツめに…」

「お、おう…そうなのか」


宗教はな、難しいよな……


「それも結構有名なとこみたいで、お母さんも幹部には逆らえなくて、ケインって細い木の棒で思いっきりお尻叩かれたりするんだけど」

「うわぁ…」


ケインってモロじゃん…めっちゃ痛そう……


「ケイン知ってるの?ひょっとしてユウヤの家も宗教してた?」

「いや、経験はないけど名前と形状くらいは知ってる…」

そーなんだ…。とそ以上ツッコまれずにホッとした

実はカーもキーもどっちもいけるスパンカーなんて説明どうやってするんだ…



「えっと…それで…なんだけど……」

「?」

「ヘッ…変な子って思わないでよ…?」

「なんだよさっきから」いいから言ってみろよ

と先を促すと


「ッその……お仕置きは痛いんだけど……」

「ん?」

「…ッちょっ…ちょっと……気持ちいいっていうか…すっきりするんだよね……」

「……ほう…」


おやおや?何か雲行きがより怪しくなったぞ?


「で…?」

「で…なんだけど……」


[[rb:彩夜 > さや]]は顔から湯気が出そうなほど真っ赤にして伏せながら

「私のお尻…叩いてくれない…?」

というスーパーパワーワードを放ってきたのであった


「はい…?」


途中から少し予想はしていたが、実際口にされると鳩が豆鉄砲食らったどころか鳩が豆鉄砲食らわせたくらいの衝撃があった


「えっと、なんて?」

「だからッ…お尻ッ叩いて欲しいのッ…!!」

何度も言わせないでよこんなことッ……とさらに顔を赤らめながら彩夜は目を逸らした


「えっと……なんで…?」

素直な疑問をぶつけてみた

「なんでって……いつもはこんな事があったらまず間違いなくお仕置きコースなのに今回は私が悪いわけではないからお仕置きはされてないし…そのせいですっきり出来てなくて…」

それでモヤモヤしたままお腹も空いててちゃんと寝つけなくてふらっと夜中にコンビニまで来てみたんだよ…… と彩夜は理由を説明したわけだが


「俺が叩けると思うか?女子小学生の尻を⁇」

「別に叩こうと思えばいくらでも叩けるでしょ?昔はそれこそ学校とかでも当たり前だったって聞いたよ?」

「昭和かよ……」

ワタクシ平成生まれですよ??一応あなたと同じ時代ですよ⁇なんならいまは令和ですよ……


「さすが怖いわ…色々……」

「なんでぇ…いーじゃんお尻叩くくらい、」


よくねぇよ!!!


「彩夜さん、倫理観ってわかります?」

「小学生だから難しい言葉わかんなーい」

「クッ…‼︎」

コイツ……絶対これくらいの単語知ってるだろ……




続きはpixivにて投稿しています。

よろしくお願いします。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15646964




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