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第6話:四天王強襲

勇者パーテは、平原近くの洞窟の中で寝泊まりしていた。

深夜、寝ていたパーテはふと目を覚ます。

すると、目の前に立っていた人影が動き出した!


「ん……?」勇者

「やっと起きたか! くらえ!」四天王

「ぐあぁ!?」勇者


パーテの肩にナイフが突き刺さる。

とっさに反撃しようとするが、手元に置いてあったパーテの剣はなくなっていた。


「く! お前は勇者少女パミングか!? だが装備が違う!」勇者

「先日はどうも。私は魔王軍四天王、足止めのパミング。剣は私が預かっているよ。お前を殺すつもりはなかったが、このまま何もできないようなら殺す!」四天王

「ああ、そうかよっ!」勇者


パーテは、唯一装備のないパミングの顔にハンマーを投げつける。

しかし、パミングの大きな盾により、ハンマーは防がれた。


「おおっと、危ない。ようやく本領発揮してくれたね。……ああそうだ。前はよくも、あんな未熟な腕で5時間も、手を抜いたチャンバラを続けてくれたな! もいっこ、刺してやる!」四天王

「うるせぇ!」勇者


勇者パーテは、洞窟の天井にビンを投げつけた。

ビンは割れ、中身の液体がパミングに降りかかる!

液体がかかったパミングの顔から、煙が上がり始める。


「ぐあああっ! 毒薬かーっ! ふふふふ! やはり私の見込みどおりの大した実力だなっ! お前は生かしておいてあげよう! 剣は入口に捨てておくから、使うなら持っていくがいい!」四天王

「ざけんなテメー! 逃げるな殺す! いててっ。く、こんな夜中に起こしやがってぇーっ! 次会ったら、原型なくなるまで粉みじんにしてやる!」勇者


勇者パーテは、四天王パミングの夜襲を退けた!

しかし、パーテはケガを負ってしまう。

無防備なところを襲う敵に、今後のパーテは対応できるのだろうか?

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