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江戸都市伝説新書  作者: 江戸銀(エディ)
絵付き 都市伝説
5/6

目鳥 分類【怪物・呪い】

挿絵(By みてみん)


伝承1 森に住む鳥。目のように見えるのは模様で、実際は目がないが、視界が見えてるように振る舞う。


伝承2 見つけて餌をやると安産と無病息災の恩恵を受ける。


伝承3 害を与えようとすると呪いをかけられ、害を与えようとした者の目が膨らんでいき、一週間内に破裂する。そして、目鳥がその残骸を食べると言われている。


伝承4 5年に一度、7歳以下の子供のことを付け狙うようになる。害を与えるのではなく、災いから守っていると言われているが、もう一つの説では卵を植え付けるためとも言われている。




森の中、赤い鳥がこちらを見ている。夥しい目が付いているのかと思っていたら、それはただの模様だった。本当に目があるべき場所には目がない。

あぁ、目鳥だ。

目鳥の名前の由来はその目のような模様かと思われているが、本当は娶りや目取りが正しい。



目を食うことで視力が回復すると信じていた盲目の男が目を食べる為にたくさんの妻を迎え入れていた。

だが、ある時に男は本当に愛を感じ、際限なく愛を与えていた妻と出会った。

男は愛を感じ改心し、しばらくは人を殺さなくなった。

しかし、結婚してから数ヶ月後、不治の病を患ってしまう。原因は人の目だけでなく近くの森に住んでいた鳥の目をも食べてしまったからだと言われている。


一年もせず男は死に、全てを知っていた妻は明るみに出ないように森に全ての証拠を埋めた。

しかし、死んだ後も男は妻を愛し続け、妻との間にできた最初で最後の子供を護り続けようとした。


そう、それこそが目の前にいるこの鳥なんだろう。





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