平凡?な一年の始まりです! 5
どーも、カトユーです。
どんどん、新キャラ出していきます!
「おはよう!お二人さん!」
近くで大きな声を出されると、腹立つよな。
まあ、この人の場合元気なとこが良いところなんだが。
この人、中園 萌芽は自分に話しかけてくれる数少ない存在だ。彼女は、所謂委員長タイプで常にクラスの真ん中にいる存在だ。リーダーシップがあり、頭も良いためみんなに信用されており、頼られることも多い。
見た目は、体育会系の女子って感じだ。黒髪のポニーテールにメガネ、いつも笑顔で身長もそれなりに高い。どちらかと言うと、制服を着るよりジャージを着た方が、似合うと思う。
そんな、身分の違うような彼女と話すようになったきっかけは、課外授業だ。
県立大平囲高校には、零時限目と言われる朝の課外授業がある。主に授業の予習·復習がメインで、応用問題をいくつかやり、先生の解説を聞く。自分は、苦手な数学と英語を受講しているが、萌芽とは数学で席が隣になる。
数学が苦手で全く解けていない自分を見かねた萌芽が、自分に解き方を丁寧に教えてくれたのだ。
そんなことが、毎回になると次第に話すようになり、教室でも話すような間柄になった。
「また、答え写してる!」
「別に良いだろ」
真面目な萌芽は、せっせと課題の答えを写す自分達を見て注意してきた。負けじと蒼馬も言い返す。
「悠育君も家でやってこなかったの?」
···何か巻き込まれたんだけど。
「違う!それは俺の課題だ!」
蒼馬が偉そうに言ってきた。別に、偉そうに出来ることではないのだが。
「なんだ~そうなのか」
え、スルー?
「なら、私も手伝うよ!」
イヤイヤイヤイヤ!どういう思考回路でそんな答えが出てくるの?
手伝うと言うなり、蒼馬からプリントをもらい、答えを見ずにやり始めた。
そんな訳で、三人で黙々と作業を進めた。
朝の予鈴が鳴り、しばらくして先生が入ってきた。ちなみに、課題は半分も終わらなかった。無謀な挑戦だった。
今来たのは、仮担任で本当の担任は始業式で発表となる。どーでもいい連絡事項を長々と話し、最後にこう言った、
「あー、課題は明日集めることになったので、今日は出さなくていいです。」
次の瞬間、蒼馬が席を立ち、
「よっしゃー!!」
と叫んだ。これで、彼は変人認定されたことだろうな···
どうでした?
ツインテール、黒髪ロングがいるならポニーテールもいないとね!
それに、委員長タイプでメガネっ娘。
いいですね~
ただ、ハーレム展開はまだまだ先になりそうです。話の展開が遅くてすみません。
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