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華彩君のフツーな一日 終

どうも、カトユーです。

ああ、テストで〇んだのじゃ······

決してサボってた訳ではなかですのん。(必死

それでは冴えないDK(「男子高校生」任〇堂のアイツではない)の一日をご覧ください。

「さようなら!」


室長の朝より元気な声でHRが終わる。てか、室長のテンション高いな。部活か?彼女と一緒に帰るのか?どっちも青春だな。〇ね。


(はる)さん、どうするよ?」


そんなことを聞いてきたのが、我が友(笑)の蒼馬(そうま)だ。


「すまん、今日も和花(のどか)と帰るんだ」


「ん、そうか!相変わらず、兄妹仲がいいな」


「いやいや、そんな感じではないよ」


「わかった、そういうことにしておくよ」


「んじゃ、また明日な」


教室を出r


「兄さん!」


うわっ。びっくりした······解散してから三分もしないうちに来るとか早すぎ。あ、でも息切れしてるな。頑張った頑張った。

妹に捕獲され、連行される。うん、表現は間違ってない。こういう感じで毎日の帰りは自由がないからな。なんなら、解放宣言したい。

和花が今日あったことを楽しそうに話している。聞き流しているんだけどね。なんにせよ、この時期でこれだけ学校生活を楽しめているなら大丈夫だろう。自分はこの時期死んでたからな。色んな意味で。そりゃもう、毎日学校嫌だ。テロ起きろとか物騒なことを考えていたよ。


「あ、華彩(かさい)君!」


へ?ああ、十条(とうじょう)先輩か。ここ最近、帰り道でよく見かけるな。······生徒会の仕事は無いのか?


「あの~?先輩って生徒会の仕事ってないんですか?」


「ん?生徒会の仕事は月一の会議位しか活動してないわよ」


マジかよ。もっとこう、色々話し合ったりとかアニメみたいなこと無いの?夢がまた一つ消えたよ······。


「そういえば、先輩は部活に入ってないんですか?」


和花が邪魔するなと言わんばかりに話に入ってきた。いや、そんなに睨むな。


「私は華道部よ」


「なら、行けばいいじゃないですか」


おうおう、ヒートアップするなよ。


「こっちは週一で自由参加なの」


はい、和花が論破されました。まあ、今回は自業自得だ。自ら噛みついていったからな。


「華彩君は何か部活に入らないの?」


グサッ。自分には効果バツグンだ。自分の過去に何かあったんだよ、きっと。


「特に入りたい部活はないですね」


「そう······」


ちなみにだが、先生とかには部活に入れば進学や就職に有利だと言われたが、中学校の担任が否定していたので、自分は面倒だと思い入らなかった。担任曰く、「入部すれば思い出が増えるからね。だから、面接で話せる話題作りになるね。部活の参加・不参加は人柄の判断基準とかに使うぐらいだよ。」とのこと。さすが、元企業の採用担当。これが全てそうだとは言い切れないけど、自分は面接でのメリットと三年間の時間の価値を秤にかけて、三年間の自由を選んだ。

逆に、高校の先生は「みんな入るから華彩君も入れば。」と言った。いや、そのみんなやってるからあなたもどうって言うのどうなのかな?これが、日本人の特徴らしいけどさ。


この前と同じように駅までわいわい?いや火花がバチバチ?と歩いていく。

そして、発車ギリギリの電車に慌てて乗る、何でことはなく発車二十分前に着く。そのまま、電車に乗る。


「先輩ってどこに住んでるんですか?」


前から気になっていたことを聞いてみた。


「駅前だよ

あの高いマンションのとこ」


!!お金持ちか。前から育ちが良さそうだと思ったけど、昔からの英才教育があったりするのかな?


「そんなところなんですか!」


「ふふっ、びっくりした?」


先輩は自分の驚くところが可笑しかったのか笑ってきた。だけどね、先輩もそのうち驚くぞ。なぜなら、和花が怪しげな笑いをしているのだ。この表情のときは、何か突拍子もないことを言うのだ。


「先輩?今度、兄さんと一緒にお邪魔してもいいですか?」


「ふえっ!?」


おお~、驚いてる。普通にかわいいな······

それにしても、十条先輩の部屋か~。かわいらしいところもあるし、意外とぬいぐるみかたくさんあったりするのかな?


「ま、まあ、華彩君が来たいなら別に構わないわ」


「そうですか、楽しみにしてますね~♪」


フフフって、和花が不気味に微笑んでいたことは気にしない気にしない。

いつの間にか駅に着いていたらしい。改札を通り、和花が十条先輩を見つめて、


「では、また明日!」


と元気よく言った。今までだったら、もう少し喧嘩腰だったかもしれないが、今は明日も楽しみにしてますってニュアンスがあった。自分の知らないところで仲良くなっているのかもしれない。


「兄さん?」


「ん?どしたの?」


「今晩は何が食べたいですか?」


和花は週一ペースで晩ごはんをつくってくれる。大抵、自分の好みに合わせた料理を聞いてくれるので嬉しい。それに、毎回味付けとか上手くなるのがすごいと思う。


「今日は唐揚げつくってくれるかな?」


「もちろんです!」


唐揚げは自分も好きだし和花も好きだ。初めてつくった料理の中で一番旨かったのも唐揚げだ。そこからまた、つくるのが上手になっているので楽しみだ。


家に帰り、自分の部屋でソシャゲをポチポチやる。八時頃になり、一階からニンニクがきいたいい匂いがしてきた。匂いに釣られ、一階に向かうと和花が盛りつけていた。


「何か手伝おうか?」


「あ、兄さん!お皿を三枚だしてもらえますか?」


「はいはい~」


大皿を食器棚から出して、和花に渡す。


「ありがとう!」


渡した皿にも手際よく盛りつけして、準備完了。あとは食べるだけだ。


「「いただきます」」


まずは黄金のように輝く唐揚げだ。サクッ。口の中で肉の旨味が広がる。ああ、うまい。


「今回も上手く揚げられたな」


「はい、今回は少し強火で短く揚げました」


だから、油っこくないのか。モグモグ。

あっという間に食べ終わった。


そのあとは自由時間だ。今日は課題も無いし、早めに寝るか。

おやすみなさい。



こうして自称普通の高校生、

華彩(かさい) 悠育(はるのり)の一日が終わる。

ふう。

書き終えた。ちなみにメタいことをいうと今回は四日かけて書きました。色んなところで日を跨いでます。

もう少し、投稿ペース上げないと!(使命感)

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