平凡?な一年の始まりです! 12
どうもカトユーです。
前回は短くなってしまいすみませんでした!
それでは、本編へどうぞ!
「これで、今日やることは全部終わったかな」
え?早くない?まだ、三十分も残っている。いくらなんでも、手際良すぎる。
「残り時間は自由!」
自由時間か。ラノベでも読んでおくか。ちょうど、クライマックスでいいところなんだよな!
「なあなあ、悠さんあの後どうなったんだ?」
蒼馬が暇になったようで、自分に話してきた。あの後とは、十条先輩と和花と話していたときのことである。
別に何か特別なことがあった訳ではないので、ありのままのことを話した。
「本当にそれだけか?何だ、面白くねえな」
心底つまらないといった風に言われた。逆に、面白いことってなんなんだ?
他愛もない話をしている間に、時間が過ぎていった。
「そろそろ、帰りの用意してね~」
と言われたが、特別準備するものはないので、そのまま座っていた。
「みんな揃ってるね?では、帰りのSTを始めます」
五分程話を聞いて、解散となった。しかし、自分はそうもうまくいかなようだ。
「華彩」
「へ!?」
思わず変な声が出てしまった。だって、読んできたのが海良香だったから。
「どうしたんだ、海良香?」
「名前で呼ばないで」
は、はい······。て言うか、今さら何の用があるんだ?
「十条先輩に告白したのって、本当?」
そんなことか。
「別に、そんなことを自分がするわけないだろ」
「そ、そうだよね!」
え?海良香が微笑んだんだけど······
急に、上機嫌になり去っていく。自分は久しぶりに見た海良香の笑顔を、不覚にも昔のアイツを思いだしドキッとしてしまった。
ただ、その直後にの声により、一気に現実へと戻ってくる。
「華彩君?ちょっといいかな?」
華彩君、呼ばれているそうだよ~って、自分のことですよね···
「はい、何ですか?」
矢沢先生に呼び出しをくらってしまった。面倒なことは御免だ。早く帰りたい。しかし、自分の思いとは裏腹に長引いてしまいそうだ。
矢沢先生についていき、職員室まで連行される。
と、そこには十条先輩、和花が待っていた。
「兄さん(悠育君)!」
なぜか、既視感を感じたが放っておこう。
「単刀直入に聞くけど、華彩兄妹は付き合ってるの?」
矢沢先生に真顔で聞かれた。
「いいえ」
それだけを答えた。
「そう、分かったわ
ごめんね、手間を掛けさせて」
「いえいえ」
案外、短く終わった。直後、和花が、
「兄さん!一緒に帰ろう!」
「ああ、別にいいよ」
「やった!」
断る理由も無いからな。
十条先輩は一人、華彩兄妹のことを見ていた。
ただし、悲しそうな目をして······
どうでした?
感想もらえると嬉しいです!
もっと、一話が長い方がいいかな?




