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二つ路
テーマ「生」と「死」
作中の「霊感」は憑依現象的な意味ではなく、いわゆる「インスピレーション」のことです。
有りと無しとの二つ路は
この世の常のことなれば
現象界のことどもは
二つの道を避けられず
生死は一つの道にして
創造もまた破壊なり
二色の鼠の食い破る
木の根は残りいくばくぞ
現世に住む身であれば
二つの道は避けがたし
それを越えるは天上の
この世の常にあらぬ道
常の道にはあらねども
間近にひそむものなれば
この世の内に降り来て
詩興を起こすこともあり
天降り来し霊感を
梯子のごとく捉まえて
生死の道を一刹那
逃れ去らんと思うもの




